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これからの集団のあり方は?~集団もまわりに開き、波長を重ね合う方がうまくいく~

本音の時代。本音の関係は、夫婦、彼氏と彼女、上司と部下、親と子など、あらゆる関係を高め合っていく上で欠かせないものです。

これからの集団のあり方は?~夫婦も、一緒につくる・波長を重ね合う関係に~ [1]

これからの集団のありかたは?~心で感じた良いも悪いもすべては「本音」。本音で向き合うともっと開かれる~ [2]

そして、その関係は、個々人の関係に限りません。実は、チームや部署、様々な単位の仲間関係など、集団においても、本音(=本当の欠乏)を開き、まわりの波長と重ね合わせながら、お互いに高め合っていく方がうまくいく。
今日は、個人を超えた集団のお話です。

 

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個人と同様、集団であっても内輪に閉じれば閉じるほどうまくいかない。
チームも、部署も、そして家庭(夫婦関係)も、人と人との関係の中で成り立っている集団です。そして、どんな小さな単位でも、私たちは生きている中で複数の集団に属しています。それを開いて、まわりとの関係の中で生きていく方がうまくいく。それぞれにしっかりと軸足を置き、お互いの集団のことを理解し合えれば、これほど安心して生きていける状態は無いのではないでしょうか。

それでも、うまくいかない事例もいっぱいありますよね・・・例えば、

・仕事は充足しているのに、家庭では愚痴ばかり。反対に、家庭ばかりに気をとられ、仕事に身が入らない。(仕事の関係が上手くいかない)。→これは、家庭を特別な場、特別な人間関係と捉えているのかも。

・あの人(チーム)とはいい関係だけど、あの人(チーム)とは関係がつくれない。うちの部署は上手くいかない、あっちの部署は上手くいっている。→これは、自部署を他部署と比較して、それ以上に思考が進んでいない。自部署だけで解決する!と頑なになっているのかも。

そんな状態では、活力は下がっていくばかり。閉塞していくばかり。それを解きほぐしていくためにも、チーム・部署・家庭・仲間関係をまわりに開いて期待を感じとり、重なり合う課題や役割を生み出せないでしょうか。

 

例えば、

・仕事場の女性同士で子育てを進めて、会社と家庭を繋いでみたり(→共同保育を始める企業も増えていますリンク [4]

・同僚家族を誘って、家庭においても親睦を深めたり(→この時は、仕事で闘っている旦那さんをみんなの視点から共有することもポイントかも。)

・うまくいかない関係の人とは、2人の関係で解決しようとせず、複数人の場をつくったり、一緒に受けとめてくれる人に相談したり。(→2人で長々相談話。もよく見るうまくいかない光景。泣)

・チームや部署でも、その集団内で無理矢理に解決しようとせず、他部署の人からの助けを借りたり。

とにかく、単一集団に閉じこもらない。特定の人間関係に閉じこもらない。上手くいっていることも、上手くいかないことも、本音を開いていくこと。それが、まわりとの波長を重ねて高め合っていける秘訣です。

 

特に、家庭や男女関係は閉塞しがち。

家庭においては、夫婦のこと、子どものこと、生活のことも、共通の課題として取り組む。そして、会社の同僚にも家庭の様子を共有したり、仕事の調整をしてもらったり。それだけでも安心しますよね。

さらに、ママさんたちの繋がりで、一時的なお預かりや休日に共同で子育てしてみたり。家庭においても企業の温かさが入り込んでくることを試行してみたり。いろんな関係が重なることで、より安心して生きていけること。家庭内の子どものことも、夫婦のことも、みんなが見てくれているという安心感をつくっていくこと。

そのためにも、当人たちだけの関係ではなく、開かれた関係になること。これが最も安心する状態なのではないでしょうか。

次回は、改めて、夫婦関係、男女関係に迫っていきたいと思います。前回の記事とは異なる視点で、スッキリポイントを見つけていこうと思います。

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