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【コラム】 「褒められる、素敵な自分」が人生の目標の「いい子ちゃん」を止めて、本音で話し合える、心から充たし合える関係を作っていくには・・・?

気付かないうちの「いい子ちゃん症候群」で周りの活力を下げてしまっていませんか!? [1]
で、「いい子ちゃん症候群」の紹介とそれを引き起こすのは親との関係という事をお伝えしましたが、この「いい子ちゃん症候群」とは一体何なのか?何で発症してしまうのか?をもう少し堀り下げていきます。

何でそれを掘り下げていくかというと、
ほとんどの女子がこの「いい子ちゃん症候群」だから!

このブログを書いている自分自身もこの症状に当てはまります!(汗
「まぁいっか」「そんなもんかなぁ」と見て見ぬふりをしてきたこの生きづらさをそのままにしていたらもっと苦しくなってしまうし、もったいない!
生まれ持ったこの「女という性」を解放させて、幸せの方向に向かわせてくれるエッセンスを紹介します♪

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1. 女の脳が持つ性格

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幼い娘が鏡に映る自分の姿をうっとり眺めていたり、父親の歓心を買おうと甘えるさまを見て、「ちいさくても、女だな」と感心することがあるかと思う。これは誰かの真似をしているわけではなく、女性脳のなせるワザだ。

(中略)成長期に一番気になるのは、視野の中心にいる「自分」なのである。

(中略)プリンセスに夢中なのは、自分を投影するから。美少女戦士は、「強くて、正義の味方」だから憧れるのではなく、「かわいくて、キラキラしてる」から憧れるのだ。女の子にとって、「強さ」もまた、自分をキラキラさせる、飾りの一つ。
女の子は、本当に「自分」が大好きなのである。
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『娘のトリセツ』 [3]より引用~

たしかに・・・!と思う方もいれば、自分が大好きなんてそんなことない!と思う人もいると思いますが、
何かのトラウマが無い限り、化粧をして着飾って、鏡をみて「よしっ♪」ってなりますよね☺

まず、女性にとって自分が大事というのはすごく真っ当だということは知っておいて下さい。
哺乳類の生殖において「メスは自らの健全が、生殖の大前提」だから、女の子の「自分大好き」や「誰よりも大切にされたい思い」は、単なるわがままではありません。生殖本能に基づいた、生物としての正しくかつ激しい欲求なのです。

2. いい子ちゃん症候群のきっかけ

生殖本能に基づいた、生物としての正しくかつ激しい欲求なのですが、これを“うっかり”肥大させ過ぎると、本人も周りも苦しくなる、生きづらくなる「いい子ちゃん症候群」を発症してしまうのです。

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「素敵なキャリアウーマン」「イケてる実業家」なんて夢を描いてはいけない。(中略)
「こうなりたい」すなわち「素敵な自分」が目標だと、失敗したら、世界の終わりである。誰かに叱られたら、一気に落ち込んでしまう事になる。(中略)
美人で、賢い女の子ほど、その泥沼に陥りやすい。幼いころから、親の期待に応えて生きてきているうちに、「褒められる、素敵な自分」が人生の目標になってしまうからだ。
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~『娘のトリセツ』より引用~

こんな風に、「自分の有り方」に集中し続けて頑張れば頑張るほど、周りに認められようと「完璧な自分」を目指して頑張るほど、それが上手くいかなかったときの反動が大きい。自分自身で自我をコントロールできなくなってしまう。

親や先生が思う「良い子」になって認められようとするのに、上手くいかなかったら死ぬほど落ち込むか、認められなかったのは自分が悪い、相手が悪いと言って、急にイライラしたり怒ったりしちゃう。
「いい子ちゃん」を演じるから本音で話し合える相手がいない。だから、誰とも心から充たし合えない。
これが「いい子ちゃん症候群」です。

 

さて、これから考えたいのが、そんな生きづらさから抜け出すにはどうするか?です。

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女の子の自我が極まるのは、脳が感知する「世界」のほとんどが「自分」で占められているからにほかならない。
世界は、私だけのものじゃない。世界中が私を見ている訳じゃない。世界から見れば、私は案外ちっぽけな存在で、いてもいなくても、変わらないくらい。もっとリラックスして、世界を楽しめばいいんだわ」とわかるには、この世に、自分よりも尊重されている人間がいると知ること、そして、そのことを素直に喜べることが大切だ。
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~『娘のトリセツ』より引用~

まず、自分が思っている以上にみんなはあなたの事を想っているし、受け入れてくれているという事に気付いてください。

「そんなことない」と思うかもしれません。
ただ、それはただの謙遜ではなく、想ってくれている周りの存在自体を否定している事になるのでご注意を。
何度も言いますが、それくらい周りに受け入れられて、これまで生きてきているんです。

私たちの足枷(あしかせ)になっている「いい子ちゃん」は、親や先生、社会が作った単なる架空の像でしかありません。
そんなものは外して、まずは受け入れてもらっている周りに、ありのままの自分を開いてみてはどうでしょう

その時点には失敗も成功もありません。開けば、周りが自然と反応し、
「自分」で占められた「世界」に周りの人たちも入ってくるようになります。

そして、そんな開いてくれたあなたをもっと愛おしいと思ってくれますよ。

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