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コロナ後の世界~これからは、学ぶことの意味が変わる

テレビでは連日コロナ関連のニュースや特集が組まれていますが、そこで出てくる視聴者の声は「不安だ」「こんな状況は早く終わってほしい」といったもの。学校の休校についても、勉強の遅れを心配したり、早く学校が始まってほしい、といった親の声ばかり。

マスコミは世論をリードする立場だから、大衆はできるだけモノを考えない方が都合がいいわけで、上記のような声ばかり拾ってくるのは当然といえば当然です。

でも私たちはマスコミの目論見通り何も考えなくでよいのでしょうか。コロナ禍のいまこそ、自ら考え行動することが求められているのだと思います。

私たち、子供たちが何をすべきか、なにを学ぶべきかを考えてみます。

以下(https://toyokeizai.net/articles/-/335917)より引用します。
コロナ騒動、親子で考えてみたい「問題の焦点」“いちばん大事な勉強”が抜け落ちている
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今、子どもにとっていちばんよい勉強とは?

親や先生が心配しているのが、子どもたちの勉強のことです。先生たちはたくさんのプリントを刷って宿題にしました。また、企業や各種団体は、オンラインで動画やドリルなどの教材を無償提供してくれています。未来の社会を担う子どもたちの勉強を、社会全体で支援しようという動きはありがたいことだと思います。

でも、私は「今、子どもたちにとっていちばん大事な勉強」はもっと違うところにあると考えます。そして、それがすっぽり抜け落ちているのではないかと心配しています。それは、「なぜ休校になったのか」「休校の判断は是か非か」「今、日本と世界はどんな問題に直面しているのか」「感染予防のために気をつけるべきことは何か」などについて、深く追究したり自分の頭で考えたりすることです。

ですから、ぜひ、親子で一緒にニュースを見たりネットで情報を取ったりしましょう。ユーチューブにも関連動画があります。休校の是非について調べるとき、とくに大事なのは偏った情報だけに接するのではなく、賛成と反対の両方の意見に接することです。

私たち大人にも言えることですが、うっかりしていると、自分の漠然とした先入観に沿った情報だけを集めてしまいがちです。それだと的確な判断ができませんので、気をつけなければなりません。情報を取るときに、そういった情報を集めるときの注意点についても子どもに教えてあげてください。

情報を集めると同時に、親子で感想や意見を出し合いましょう。子どもの意見を聞くときは、「そんなの違うよ」などと頭から否定するのはやめましょう。どんな意見にも、「なるほど。なるほど」「確かにそれは言えるね」など、まずは共感してあげてください。そのうえで、自分の意見を言うようにします。
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以下(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001213.000002372.html)より引用します。
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新型コロナウィルス感染対策のため、学校や塾は休校中。その間に、子どもたちに「学力格差」が広がってしまうのではないかと不安に感じている保護者はとても多いようです。
「子どもには将来充実した幸せな人生を送って欲しい。そのためには勉強ができないと!この休校期間の遅れをどうにか穴埋めしなくては!!」と、親の不安と焦りは増大するばかり。親ゴコロ以外の何ものでありません。
でも、本当に今までの「学力」が今後も通用するのでしょうか? コロナ禍で世界中の人々が、今までの社会が抱えていた問題点に気づき、新しい生き方・働き方の重要性を再認識しているさなかです。アフターコロナに生きる、子どもたちに必要な「学力」は従来とは異なってくると、本書を監修する宝槻泰伸先生はおっしゃいます。

これからは、学ぶことの意味が変わる

〝勉強ができる=大人になって幸せになること〟という方程式に異議を唱えるのは、東京?三鷹で探究学舎という塾の代表をつとめる宝槻泰伸先生。
「今までは、与えられた課題を解決する力が重要視されてきました。学校生活や授業に適合して良い成績をおさめる、いわゆる優等生がよしとされてきたのです。しかし、世の中が成熟した今、自ら課題を見つけて解決する力を養っていかなければならないのです。〝正しい答えを出す〟だけではなく〝新しいものを生み出す〟ということに今後は価値が出てくるのです」。

わが子のもつ能力、あなたは答えられますか?

では、そのためには親は子どもにどのような働きかけをして、〝自ら課題を見つけて解決する力〟を養ってやればいいのでしょうか。

「現代の学校では算数や国語を代表するような〝知識〟と〝思考力〟ばかりが評価されています。けれど、誰とでも仲良くなれるコミュニケーション力の高さ、周囲に惑わされることなく行動できる気持ちの強さ、音楽や美術を好きな心など、これらも〝知識〟や〝思考力〟と同じ立派な能力なのです。あなたの子どもがもつ能力に目を向け、伸ばしてあげて欲しいのです。子ども自身が得意なこと、好きなこと、興味があることをとことん深掘りさせてあげられる環境づくりをしてやるのが大切です。思う存分、好きなことを探究していると、知らぬまに自ら学び始めて〝学力〟が身についているものです」と宝槻先生はおっしゃいます。

子どもと一緒になって、が成功の入り口

例えば、テレビで見たサイの映像に子どもが興味を持ったなら、熱が冷めないうちに動物図鑑などのサイについて学べるものを用意してみる。一緒に野生のサイの生態をおさめたドキュメント映像を楽しんでみる。休園中の動物園が発信するSNSでサイの休日映像をのぞいてみる。サイの進化をたどるために古代生物を親子で調べてみる……というように、次から次へとサイにまつわるネタを親が提供していくといいのだそうです。

なぜなら、子どもだけだとせっかく芽生えた知的好奇心はすぐにしぼんだり、忘れてしまうけれど、親がその好奇心の芽を見逃さずに次々と新しいネタを提供できると、子どもは知る楽しみ、学ぶことの面白さに目覚めていくのだそうです。こうなればしめたもの。親が何もしなくても、自ら興味があることを見つけ出し、学び始めます。
これらの経験の蓄積が、アフターコロナの時代に必要とされるであろう「自ら課題を見つけて解決する力」を育んでいくのです。
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これからは学ぶ意味が変わる。子どにとってはもちろん、大人にも課せられた課題です。

大きな転換期だからこそ、なんで?どうする?を一緒に考え行きたいと思います。

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