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子供の仕事は遊びである!41 ~10の理由2・夜眠るのも大事

太陽が必要なら、夜も大事だよね。確かに体を動かして遊んだ後はぐっすり眠れる。

playgroundhope [1]  さんより

6. 地球への理解が深まる

外遊びは子どもたちに世界がどのように動いているのか教えてくれます。

雪の上を歩くとどのような感触がしてどのような音がするのか?

植物はどうやって成長するのか?

土を触るとなんで暖かいのか?

どうやってちょうちょうは飛び方を覚えるのか?

外で遊んで、自然に触れていると、子どもたちには様々な疑問が浮かんできます。

そして自然の世界は、子どもたちがその動きや変換を観察することどしっかりと疑問に答えてくれます。

こうして、外遊びは実は数学、科学、生態系、鳥学、植物学、季節、時間、天気などあらゆる分野の先生と化してくれるのです!

子どもたちは自分の体でこれらのことを学ぶことで本やインターネットで情報を得るより断然深い理解・知識を手に入れる事が出来るのです。

遊び2 [2]

7. 集中力が高まって、ストレスが軽減される

 

外遊びは子どもの集中力を高める効果があることでも知られています。

皆さんも都会の喧騒にいる時と自然の中に身を置いている時の違いを思い浮かべてみてください。

都会にいる時は、常に沢山の考えや感情が頭の中で交差し合い、落ち着いて一つのことに集中するチャンスが中々ないのではないでしょうか?

それに比べて自然の中にいる時はどうでしょう?

五感で感じること全て(鳥のさえずりや陽の光、草の緑色の眩しさなど)に知らず知らずのうちに身を向けている自分に気づいた経験がある人もいると思います。

子どもたちにとってもこれは一緒です。

自然は子どもたちが自然の時間の流れに沿って物事を観察するスペースを与えてくれるため、子どもたちは自分たちが疑問に思ったことに真っ直ぐに集中する事ができます。

また。コロラド大学の研究チームが「緑豊かな遊び場での遊びが子どもに与える影響」を調査したところ、自然豊かな場所で遊んでいる子どものストレスレベルはそうでない子どもと比べて圧倒的に低い事が分かったんです!

研究によると、外の自然環境は子どもたちの日頃の生活からの逃避場所としての役目を果たすことによって、彼らのストレス軽減に大きく役立っているんだとか。

こんなにメリットが一杯だなんて、やっぱり自然は偉大ですね!

 8. 自分自身への理解が深まる

外遊びは子どもたちが自分への理解を深める上でも大変重要な役割を果たします。

ブランコをどれくらい高く漕げるか。

どれくらいの高さまで木を登れるか。

砂の上で転げ回るのはどんな感触なのか。

このような体験を通して、子どもたちは自分の限界を試していくことで、自らの身体的・精神的な能力を認知できるようになります。

自分の身体の限界は試してみないと分からないし、何かが出来た時・出来なかった時の悔しさや喜びや痛みの感情は経験してみないと子どもたちは学べません。

外遊びは、子どもたちが自分の新たな能力の発見の場であり、彼らの人間的成長や可能性を大きく広げるものでもあるのです!

 9. エネルギー放出の場

アメリカの教育現場では、子どもたちは体を動かさない勉強などのアクティビティに長時間専念するしていると、身体の中に発散しなければならないエネルギーが溜まっていくという考え方がよくされています。

このように子どもたちの身体の中に蓄積されたエネルギーは外遊びを通して健康的に放出出来るんです。

例えて言うならば、机に向かって使い切っちゃった電池を、外で遊ぶことでリチャージするというイメージ!

外で十分遊んで身体の充電を終えた子どもたちは、また勉強などに集中して取り組む準備が出来ます。

お子さんの宿題があまり捗っていない様子が見られた時など、数十分外で走り回ってくることを促すのもいいアイディアかもしれません!

 10. 夜、ぐっすりと眠れる

夜、子どもたちが全然寝てくれなくて本当に困る!

こんな悩みを持っている親御さんも少ないのではないでしょうか?

現代社会では家族全員が日々忙しく、中々規則正しい生活を親子で心がけるのが難しくなっています。

最近では、夜しっかりと寝付けず、そのため朝起きられないために学校に行くのに苦労しているお子さんも多いようです。

外遊びはそんなお子さんたちの規則正しい睡眠を促すのにも一役買ってくれるんです!

これは、外遊びをすることによって生成が促されるメラトニンというホルモンに深く関係しています。

人の身体は、日中に日の光を浴びると夜中にメラトニンが作られるようになっており、それが分泌されることによって眠気が誘発されます。

このメラトニンは自律神経を整える役割も果たしてくれており、しっかりとした生活リズムを刻む上で大変重要な役割を果たしてくれるんです!

逆に外遊びをせずに家の中でテレビゲームやスマホをしていると、画面から出る光の刺激が強すぎて、メラトニンの分泌が抑えられてしまうそう。

そのため、子どもたちは寝不足気味になってしまい、それによって自律神経の乱れにも繋がってしまいます。

自律神経の乱れは体調不良にも繋がってしまうので、とんだ悪循環となってしまいます!

これを知ると、いかに外遊びや自然のパワーがすごいかよく分かりますよね!

 まとめ

今回は外遊びが子どもたちにとって大切な10の理由を挙げてみました。

普段は忙しくて忘れがちですが、いざ考え直してみると、いかに自然が偉大であるか改めて分かり、本当にびっくりします。

子どもたちの健康的な精神・身体の発達のために、皆さんもどんどん自然パワーに頼ってみてください!

意識して、一日10分間だけでも子どもたちに外で遊ぶことを促すことによって、日々の生活に素敵な変化が生まれるかもしれませんよ!

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