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強くたくましい子どもにする!壁とそれを乗り越える経験を!

失敗体験も挫折もうまく受け容れることで強くたくましく育っていけるのですね!

 

http://www.幸せな子育て法.com/siawasekosodate/takumasi.html [1]

より引用します。

 

大人でも子どもでも、何かにつまずいた時の反応は、大きく分けて2パターンあります。

なにくそ!次こそはやるぞ!と、なってがんばれる人間と、

ああ、俺(私)はもうダメだ・・・。と、クヨクヨして後ろ向きになる人間。

世の中の親の考えとしては、当然前者の人間に育ってほしいでしょう。

これからの時代、心が強くたくましいというのは、それだけで大きな武器になります。

今回は、強くたくましい子どもにする方法について書いていきます。

 

◆自分はできると思える子ども!

俺はまだ本気を出していないだけ というマンガをご存知ですか?

自分はやればできる!自分はすごいやつなんだ!

そう言って、自分にも周りにも、言い訳をしながら、何もできないままの主人公。

おそらく多くの人が、かっこ悪い主人公に、同情したり、主人公をバカにしたりして、読んでいるマンガだと思います。

しかし、私はこれを読んだ時に、主人公はとても良いなと思いました。

私は子どもに一つだけ能力を与えられるとしたら、肯定的な自分のイメージを与えたいです。つまり自分はできるという、プラスのイメージを持たせたいのです。

以前担任していたA君は、勉強は嫌いで全然やらなかったけれど、他のことについては、とにかくやれるようになるまでやるという子でした。

体育の授業で一輪車をやった時、A君は最初全く乗れなかったのに、休み時間も放課後も一輪車ばかり練習し、最後はクラスの誰よりも上手になりました。

クラスの中で将棋が流行った時は、図書館で将棋の本を借りてきて読み、家に帰ってからも将棋のゲームを続け、クラスの誰よりも強くなりました。

A君の卒業文集は印象的で、タイトルが、「やってやれないことはない」でした(笑)

とにかく自分はがんばればできるという、プラスのセルフイメージを持っている子でした。

A君が卒業して7年後に、偶然A君の弟を担任し、お母さんからA君の話を聞きました。

小学校時代はあんなに勉強が嫌いだったのに、高校受験のころから人が変わったように勉強し、現在は京都大学で物理の勉強をしていると聞きました。

プラスのセルフイメージを持っている人間、特に男の子の場合は、やる気スイッチが入った瞬間に、爆発的な力を発揮することができます。

自分はやれる人間だ!そういう風に思わせることができたのなら、子どもは将来すごい力を発揮するかもしれません。

 

◆自分という人間を過大評価しない。

では、先ほど紹介したマンガの「俺は本気を出していないだけ」の主人公は、なぜ爆発的な力を発揮できないのでしょう。

意外と思うかもしれませんが、

引きこもりやニートの人というのは、「やればできる」というセルフイメージが、高い人間が少なくないそうです。

それじゃあさっきの話と矛盾するじゃないか。そう思われたと思います。

しかし、引きこもりやニートになる人には、ある経験が足りていないと考えられます。

それは、上手に挫折を経験していないことです。

子どもというのは、小さいころは不思議と、自分は1番の人間なんだ!そんな無敵感を持っています。

成長するにつれ、運動会や習い事、学校の勉強や、部活、そして仕事。多くの場面で1番になれないことを知ります。

これを上手に子どもに受け入れさせる。つまり、「それなりの自分を受け入れさせる。」

これが大切だと考えています。

僕(私)は○○で一番になれないし、他の子にも負けてしまうけど、別に自分はダメなわけじゃないんだな。

そうやって負けや挫折を受け入れることで、それなりの自分の中でくじけず頑張る。そういった気持ちができるのです。

逆に言うと、それが受け入れられない時に、「自分はできる人間なのに結果がおかしい」「自分のような優秀な人間はこんな仕事嫌だ」そうやってプライドが高いだけの、ナルシスト人間になってしまいます。

プラスのセルフイメージも大切ですが、自分という人間を過大評価しない状態で、それでも自分はがんばれると思える人間が、困難な壁を破れるのです。

 

◆強くたくましい子どもにするためには?

1.子どもにプラスのセルフイメージを持たせる。

子どもにプラスのセルフイメージを持たせるには、親の声かけというのが大切です。

子どもの今の好ましくない姿を見た時に、

「そんなんじゃダメな大人になるよ。」

「こんなこともできないと、将来困るよ。」

そういった言葉がけをする親も多いでしょう。

子供に将来を見据えて奮起してほしい、そういった気持ちから言っているのでしょう。

しかし、子どもは大人が思っているほどに、将来を心配したりしていません。

結果的に子どもの頭に残っているのは、「自分はダメなやつで将来困るんだ」というものになってしまいます。

そういったマイナス発言で終わるより、

「今回は良くないことがあったけど、あなたはもっと力があるんだよ。」

「本当の力を出したら将来が楽しみ」

そうやってプラスのイメージで終われる言葉を言うことで、いざという時に「このままじゃダメだ!」というスイッチが入ってくれるはずです。

悪いことをダメということは大切ですが、その子自身を否定したり、ましてやその子の将来を否定したりするのは、セルフイメージを高めるためにやめましょう。

 

2.自分の力量を受け入れ、過大評価させない。

自分はできるというイメージは大切ですが、何でも一番になれる、自分は無敵だ!

そんな過大評価をしたままにしていては、どこかで挫折して立ち直れなくなります。

小学生にもなれば自分が一番になれないことがたくさんあることを知ると思います。

時には自分よりも後から習い事を始めた子や、年下の子に負けてしまうこともあるでしょう。

そういったときに、それを上手に受け入れさせることが、挫折に強い人間にしていきます。

一番にならないと意味が無い!レギュラーにならないとダメだ!

そんな言葉は、1番やレギュラーになれなかった時、子どもの心をズタズタにしてしまいます。その結果習い事を辞めてしまったり、最悪、不登校や引きこもりになってしまいます。

それよりは、子ども自身の成長に目を向けさせ、一番じゃないけど、前より順位が上がったね。レギュラーじゃないけど、上達したね。

そんな風に、挫折と同時に成長を伝え、上手に挫折を感じさせてあげてください。

そういった言葉がけを続けていけば、自分は一番じゃないけどダメじゃない!

そんな気持ちを持ってくれるはずです。(以下省略)

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