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小学生頃の子供の甘え対処方法!ワガママとの違いも一挙解説!

充分甘えて育った子供は忍耐力がつくのだそうです。

でも、

甘えさせることとワガママを容認することとの線引きがむつかしい・・・

と思ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。

 

http://子育て情報の玉手箱.net/archives/779.html [1]

子育て情報の玉手箱 さんより引用します。

 

子供が甘えるのは小さいうち…そう思ってはいませんか?ところが、子供の甘えは小学生になっても続きます。私の愛読書には、次のような事が書かれています。

 

「子供は甘えと自立を繰り返すことで成長する。」

 

「甘えを認めることは、子供の自尊心を成長させる。」

 

我が家では、特に長女が『甘え』だと感じる言動を見せる事が多くあります。もうすぐ5年生になりますが、ここ2~3年は特にそう感じました。

 

その経験を踏まえ、小学2~4年生頃の子供の『甘え』について、我が家の例を含めてお話ししたいと思います。

 

◆小学生の『甘え』とは

 

小学生の甘えは、小さな子供と違い、少し捉え方が少し難しいと思います。

 

2~3歳の子供が幼児でしたら、「抱っこして!」「ママ~大好き~」と素直に甘えて来るので解りやすいのですが、小学生になると恥ずかしいという気持ちもあるため、素直ではありません。

 

我が家の娘の場合は、「一緒にお風呂に入る!」「1人で宿題が出来ない!」「ランドセル片付けて」「学校まで車で送って!!」等、〇〇して欲しいという欲求が多くありました。

 

しかし、親はそれを「わがまま」と捉え、叱ったり、聞いてあげずに注意することが多いのではないでしょうか。

 

聞き入れてもらえないと癇癪を起こしたり、言葉づかいが悪かったりするため、親はさらにイライラし、叱ってしまいます。

 

どうしたら良いのかと悩みますが、そこで立ち止まって考えないと、子供のわがままを抑えつけようとする行動に出る等、悪循環に陥ってしまうのです。

 

 

◆甘えとワガママの違い(例)

 

我が家の娘の例を挙げて、甘えとワガママとの違いを説明してみたいと思います。

 

【例①】

「宿題が出来ない!」という言葉はよく口にします。特に、「難しい」よりも「量の多い時に見られます。その時に「自分の宿題は自分でしなさい!」は尽き放しであり、「どれどれ、答えを教えてあげるから。」と言うのはワガママを聞いてあげているだけです。

そのような時は、「お母さんも〇〇(家計簿等)しなくちゃならないから、一緒にテーブルでやろう!」と言います。すると娘は、宿題が出来ない事はなく、黙々と頑張ることが出来るのです。もちろん、わからない場所は一緒に考えてあげます。

 

【例②】

子供が「学校に歩いて行けない。送って!」、これもよく言いました。「いいよ。送ってあげるよ。」と言うのは、ワガママを聞き入れていることになるでしょう。「自分で行けないなら、もう知らない。行かなければいいでしょう。」と理由を聞かないのは親として、してはいけない事です。

そのような時は、「足が痛いの?お腹が痛いの?」と聞きます。すると、「お腹が痛い。一緒に行く友達がいない…。」「間に合わないから先生に怒られる」と、その理由を言い出します。

そこで「そんなの!」と突き放さずに、私は「今日だけね」と送ってあげました。結局は「今日だけ…」が数回続きましたが、その都度、必ず話を聞くようにしました。

 

 

◆甘えを受け止めることが自立に繋がる

 

甘えとワガママの線引きはとても難しいと思います。その違いを理解するには、子供の話に、じっくり耳を傾けることが一番先決ではないでしょうか。

 

甘えたいという気持ちを受け止めずにいると、子供は「親に話は聞いてもらえない」と感じます。

 

「どうせ言っても聞いてもらえない=嫌われている・愛されていない」と感じる子供は、『満足』できないまま育ちます。満足しない心を持ち続けると、「自信が持てない=自立出来ない」となるのです。

 

ですから、子供の話をしっかり聞き、「いつでも受け止めてあげる」「いつでも味方で居る」という姿勢を見せることが、とても大切なのです。

 

◆子供の心のSOS

 

私は、最初からこのような考えを持っていたわけではありません。初めのうちは『ワガママ』と受け止めて尽き放すこともよくありました。

 

しかし、娘の言動が徐々に悪い方へ、悪い方へと向かい、悪循環に陥った事もあります。そんな時に、私は現在の愛読書となっている1冊の本に出会ったのです。

 

「見逃さないで!子どもの心のSOS 思春期にがんばってる子」

http://www.10000nen.com/

 

小学3~4年生は「プチ思春期」といい、非常に難しい時期である事が書かれています。

 

その本を読んで以来、私は娘の話にしっかり耳を傾けよう、娘の言動を否定せず、話を聞いて認めたうえで間違っていれば注意しよう、そう考えるようになりました。

 

話を聞く姿勢を見せた事で、娘は次第に私に話しをしてくれるようになりました。そして、「甘えかな」と感じる時には、心にSOS抱えている時なのだと実感できるようになったのです。

 

 

◆感情的になりそうな時には…

 

本や、インターネット、テレビや人の話など、現代社会には沢山の情報が溢れています。色々な情報を得ると、わかったような気持ちになります。しかし、思うように出来ない事もありますね。

 

ついつい感情的になってしまいそうな時には、その場の感情で一時的な対処をせず、一呼吸置いて、考えてみてください。ワガママなのか、甘えなのか、しっかり見極めて対処することが、子供の健やかな心の成長に繋がるでしょう。

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