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「ぼうっとしている」とき子どもの脳ですばらしいことが起こっている

「ぼうっとしている」 時間はなんだか無駄なようなきがしませんか?

子供がぼうっとしているのを見てイラっとしたり不安になったりするお母さん、結構居ますよね?

実際にはその間すばらしいことが起っているのだそうです。

 

 

http://oyaryoku.blog.jp/archives/73380067.html [1]  より引用します。

 

 

 

「いつまでもぼうっとしていないで、やることやりなさい」

「ぼんやりしてないで、勉強しなさい」

「ぼうっとしてないで、遊ぶなら遊ぶ。寝るなら寝る。どっちかにしなさい」

 

みなさんは、子どもにこういう言葉をかけることがあると思います。

たしかに、「ぼうっとしている」「ぼんやりしている」状態は、時間のムダのように思えます。

ところが、最近の脳科学では、こういうぼんやりした状態に実は大きな意味があるということが言われています。

 

 

脳の血流を調べると、ぼんやりしているとき、つまり脳が安静状態に入っていると血流が増えて、活発に活動する領域がいくつかあるということがわかっています。

このようにぼんやりしているときに活発になる神経回路を、「デフォルト・モード・ネットワーク」(DMN)といいます。

 

そして、この神経回路は、どうやら自己認識、見当識、記憶、ひらめきなどに関わっているらしいということです。

この対極にあるのが、問題解決に向けて意図的に考えたりやるべき課題に集中してこなしたりするときに活発になるのが「中央実行系ネットワーク」(CEN)です。

 

 

これで思い出すのがアルキメデスの話です。

ある時アルキメデスは難しい問題について考えていて、いくら考えても解決方法がわからずに困っていました。

 

ところが、風呂に入ってぼんやりリラックスしていたときに、思いがけずその解決方法をひらめいたのです。

喜びのあまり、風呂から飛び出して、「ユーレカ(わかった)、ユーレカ」と叫びながら裸で町中を走り回ったというのは有名な話です。

 

過去の偉人や天才の伝記には、同じような話がけっこうあります。

また、私たちの日頃の生活でも、リビングでぼうっとしているときいいアイデアを思いつくとか、電車の揺れに身を任せているときパッとひらめいたりすることはよくあります。

つまり、中央実行系ネットワークでできないことが、デフォルト・モード・ネットワークでできるようになる、ということがよくあるのです。

 

 

 

 

 

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