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家電量販より高く販売して、お客様から喜ばれるでんかのヤマグチ に学ぶ!

まちの電気屋さんが地域のかたから愛されてものすごい利益を出しているのだそうです。

人のためになる活動をやることが市場社会の中でも勝っていくのです!

その電気屋さんの仕事とは・・・?

http://blogs.itmedia.co.jp/brand_ing/2010/08/post-04b7.html [1]より、引用します。

 

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ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラといった家電量販店の安売り競争はし烈である。郊外型のヤマダ電機が駅前に進出し、さらに、競争は激しくなっている。池袋の駅前では、大通りをはさんで、どちらの歩道にいても両店の呼び込みの声が聞こえる。また、都市部だけでなく地方都市でも、駅前は、昔、百貨店だっとところが、家電量販店になっているところも多い。

 

そうした中、家電量販店よりもかなり高い価格で販売して、お客様から喜ばれている街の電気屋さんが町田にある。でんかのヤマグチだ。随分前から気になっていたが、ようやく昨年末、山口社長を訪ねてお会いすることができた。メディアもの取り上げられているので御存知の方もいらっしゃると思うが、簡単にご紹介したい。

(中略)

 

こうした結果を残している活動を、いくつか紹介すると、新規顧客獲得のための活動は何もしておらず、徹底した口コミマーケティングを行っている。例えば、IHクッキングヒーターの購入客だけの料理教室を開くなど、お得意様を徹底的にフォローしている。

 

出張訪問が無料である。「遠くの親戚より近くのヤマグチ」と言われる由縁はここまでの徹底した顧客サービスにある。また、商品を購入して頂いた日に即日配送して「買ったらすぐに使いたい。」というニーズにもしっかり応えている。結局、「高いもの程、すぐに来てくれるヤマグチを選ぶ」というお客様が増えている。

 

具体的なサービスを上げると、

1.電球一個の交換でもトンデ行きます!

2.エコポイントの手続きのお手伝いもします!

3.録画予約もします。高齢者には難しい録画予約やリモコン操作、今日のドラマの番組予約もトンデ行きます!

4.冷蔵庫が壊れたら、修理の前に、クーラーボックスに氷を入れて、エアコンが壊れたら扇風機を持ってトンデ行きます!

5.頼まれれば、営業車で駅まで送ります!

6.頼まれれば、簡単な水回りの修理もやります!

7.頼まれれば、部屋の中の模様替えのタンスの移動もお手伝いします!

8.頼まれれば、「ペットの餌やり」、「庭の水まき」、「留守の見回り」もやります!

 

又、両替OK、駐車場の開放、トイレの開放、店内電話利用OK、救急箱、地域の詳細地図観覧サービス、AED設置、店内コーヒーサービス、雨の日の傘貸し、雨の日のささやか券発行(100円の金券)など、店舗でも至れり尽くせりのサービスを行う等、お客様にお役に立てることは全て行うといった徹底ぶりだ。

 

一方、一人一人が毎日・毎週・毎月・半期・年度の目標値を持ち、レジの女性まで目標値を持って数値管理を行っているが、決して競争ばかりではない。数字の出ていない社員がいたら助け合う雰囲気があり、一人一人先輩や山口社長、熊沢店長が個別の指導を行う。基本的には、山口社長を中心とした家族経営なのである。

 

さらに、みんなで稼いだお金はみんなに分けるといった山口社長の考えから、時折、呼ばれる講演会などで社長がもらう講演料も、全額会社にプールされ、毎年2月~3月に全社員に還元される。税引き後利益は、会社と従業員で折半しているから、モチベーションも高い。

 

こうした取組みの背景には、以下のような経営理念と活動方針がある。

 

経営理念

でんかのヤマグチは当店を利用していただく大切な大切なお客様とお客様の為に働く

社員のためにある

活動方針

○お客様のわがままをすべて聞くこと

○お客様のかゆいところに手が届くこと

○お客様の楽しい買い物を楽しくお手伝いさせていただくこと

でんかのヤマグチのホームページより

 

以上、いろいろなことを紹介してきたが、整理すると、

発想の転換、②思い切った顧客の絞込み、③顧客の分類、、④高齢者をターゲット、⑤徹底したお客様サービス、⑥お店に来てもらう努力、⑦大手には絶対に真似の出来ないきめの細かい顧客サービス 等である。

(後略)

 

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お年寄りを助ける、ちょっとした助け合いをする、といったことは、昔の共同体社会であれば当たり前にみんなが担っていた課題ですが、いつしか市場競争の中で置き去りになってしまいました。

でも、これからはこういったことが中心となっていく社会になるのではないでしょうか。

自分がいい点数をとるのがいい、という世界とは真逆の世界です。

どうやってみんなの役にたっていこうか、ということを追求することがこれからの主流になっていきそうです。子供たちにも伝えていきたいですね!

 

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