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「今の学校、マジヤバい」~子どもたちから始まる教育改革

「教育改革」といって大人たちがああだこうだ議論している間に、現代の教育に見切りをつけて可能性に向かい始めている子どもたちがいます。

ここで紹介されている吉田拓巳さんは、15歳の時から会社を立ち上げた天才児と称されていますが、これからの「教育改革」はこのような子どもたちがドンドン輩出してくるような、そういうものを目指すべきなのではないかと思います。

以下(http://otoyon.com/archives/1276)より引用します。
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天才19歳のつぶやきに衝撃!「学校がヤバい」と思ったたった一つの理由

うちの長男は、通っている幼稚園が、楽しくて楽しくて大好きなようです。理由は友達と遊べるから、とのこと。通っている幼稚園に感謝です。

これは、子どもの成長としても健全だなあ、と思うのですが、幼稚園では悪ガキなので、先生には大変迷惑をかけているようです。汗。

こうして、”楽しい”という思いを胸に、幼稚園、保育園を卒園して、小学校に入ったとたん、”学校がつまらない”という子が増えている(昔からいた?)ようです。個人的には、こういった現象を”隠れ小1プロブレム”と思っているのですが、原因の一つが、就学前の施設は”遊ぶところ”。ところが、就学したとたんに”勉強するところ”と完全に分断されていることが問題だと思っています。

これは、”遊び”=”楽しい”、に対して”勉強”=楽しくない、となってしまっている日本の教育の根本的な問題だと思うのですが、この壁を、いとも簡単に乗り越えた一人の天才19歳に会ってきました。

■「学校ってヤバい」って思ったんすよ

その天才とは、VJ TKMiこと、吉田拓巳くん。15歳の時から自分の会社をやっている天才児。10代の擬似選挙”Teens Opinion”を立ち上げたり、かき氷屋さんをやったり、ラジオのパーソナリティーやったり、タレントライブの演出やPRしたりしています。

自分が初めて、タクミくんに会ったのは、彼が15歳か16歳のころ。TEDxKidsというイベントで、タクミくんのスピーチを聞いたのが最初でした。

その時は、タクミくんが映像を作る仕事をしていることもあり、共感を覚えたのと、逆に、新しいタイプの映像クリエイターが出てきたなあ、と思いました。飄々としていて、誰に対しても物怖じせず、でも礼儀正しく、若くして色々やってるけど、偉ぶったり、悪ぶったりしない、ほんと、今時の好感の持てる若者なのです。

それ以降、ちょこちょこいろんなところで会ったりはしていたのですが、どうして、こんなことをしているのだろう(出来るのだろう)と思って、始めて話を聞いてみました。

すると「学校がヤバいって思ったんすよ」という、何気ないつぶやき。自分(40代普通のサラリーマン)にとっては、これが衝撃でした。

■結局、好きなことやったほうがいい

中学生くらいで、そう思い始めたと言うタクミくん。「結局、学校で習うのって、過去のことばっかりじゃないっすか。もちろん、古文とか歴史は、そのまんまっすけど、数学だって、なんだって全部、過去の知識じゃないっすか」

「なるほど…確かにね…」(ヤベ、今気づいたよ、と内心焦る40代普通のサラリーマン)

「それって、結局、検索すればいいじゃないっすか」

「お、おう…(検索ネイティブ世代に圧倒される40代リーマン)確かに、大前研一さんも、現代の人が学校で習った知識を全部メモリーチップに入れたら100円にもならないんじゃいか、と言ってたしな?」と40代普通のサラリーマン。

「だから、学校、マジヤバいって、思っちゃったんすよ。それからっすね、いろいろ好きなことやろう、ってなったのは…」

すごいシンプルに言ってますが、ズバリ今の日本の教育問題の本質を突いている気がしました。ここに、自分で気づいたという点と、その後、好きなこと(タクミくんの場合、映像制作)にドンドン突っ込んでいった行動力が天才の所以かな、と思いました。

こういう天才児と話していると、”日本の教育問題は、かくかくしかじかで、ここが問題である”とか、言うのが馬鹿らしくなります。(別に言ってはないんですが…)

「いや、結局、ただ好きなことやってるって感じっすね。ま、日本の場合、何してもよっぽどのことがない限り、餓死とかないと思うんで、、、ま、好きなことやればいいんすよ。」とタクミくん。
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「天才」というより、すごく自然体、当たりまえに好きなことをやって社会と関わっているという印象です。学校の詰めこみ教育を廃し、自ら考え、発信していける子どもたちが増えていけば、これが当たり前になっていくのではないでしょうか。

学校で習った知識など検索すれば終い、100円の価値もない。というのは10年以上学校で勉強してきた私にとってもショックですが、時代は自ら考え、判断し、行動できる人を求めているのも事実。子どもたちはすでにそれを察知しているのかも知れません。

学ぶのも、これからの時代を生きていくのも子どもたち自身。大人があれこれ考えるよりも、子どもたち自らが学ぶ場をつくっていく、そんな「子どもが主役の教育改革」が必要なのだと思います。

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