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「凡人」の時代は終わる。これからは「天才」が社会をつくっていく時代。

「先行きの見えない時代、これからは答えのない問題を追求していく能力が必要。」
「イノベーションの時代。既成の枠組みを超え、あらゆる領域を結合して新たな価値を生み出す。」
学校教育やビジネス書でよく言われています。

常識や、定型的はものの考え方では、めまぐるしく変化していく社会では生きていけない。思考や発想の大転換が求められているのです。

で、この思考とはどんなものか?と考えていたら、実は「天才の思考」と全く同じだということに気づきました。

以下(http://karapaia.com/archives/52221505.html)より引用します。
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天才とは答えではなく疑問を呈する人
 ローリスは、「天才とは、答えではなく疑問を呈する人。答えを知らないことに対して多くの疑問を持ち、好奇心から未知の領域に足を踏み入れていく。そして、ハイレベルな疑問を追求して得たハイレベルな理解を、我々普通の人間に伝えられる人こそが天才です」と話す。
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天才とは凡人が意識しない問題や概念に疑問を抱く人
 米カリフォルニア大学デービス校の著名な心理学者であるディーン・キース・サイモントン教授も、やはり天才とは「必ずしも答えを必要としない、普通の人間がその存在を意識しないような問題や概念に関して疑問を抱くところから探求を始める」人のことだと指摘する。
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天才とは“未知の問題に対して疑問を抱き追求する人”のこと。これまさに今、学校教育やビジネスの社会で求められている能力です。

以下(http://karapaia.com/archives/52125245.html)より引用します。
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新しい科学を生み出すには異分野の掛け合わせ
 ”地球は太陽の周りを周回しているのか?”、”物質とエネルギーの関係は?”、”生命体を構成するものは?”といった最も大きく、根本的な問題は解決した。” サイモントンは彼らをオリンピック選手に例える。”わずかコンマ何秒で世界記録を叩き出し、オリンピックで金メダルを手に入れたアスリートのように、科学者達はいかに理論的に説明できるか、いかに精密に測定できたかで、ノーベル賞を受賞し続けている。

 ”しかし、次の段階へ大きく飛躍するために最も重要なことは、異なった分野との組み合わせなのだ”、とサイモントンは指摘する。ここ1世紀で宇宙生物学、天体物理学、生化学などは進歩してきた。”2つの分野を掛け合わせたとき、その結果はそれぞれの分野で新しい研究の基礎となるだろう。それは常に正しいわけではないが、新しい科学はどちらか片方、または両方の分野に完全な革命をもたらす。ガリレイの天文学のように。
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科学の停滞はあまりにも専門分化しすぎて、自然のごく一部を切り取った研究や実験が「最先端科学」だと思い込んでしまったのが原因。タコツボ化した科学では、あらゆる要素が複合した自然界を対象化することすらできません。

専門の分野を、業種を越えたイノベーションが必要といわれる現代社会の実情と全く同じです。

「天才の思考」というと凡人の私たちからすれば、稀有な、特別な存在だと思いがちですが、実はこれからの社会を拓いてゆくために必要不可欠な能力。社会は大転換の時代を迎え、社会を生き抜いていくための「思考」にも大きな転換がはじまっているのです。

未知の問題に挑み追求する「天才の思考」こそがこれからの時代をつくる普遍的な能力であり、思考停止に陥った「凡人の思考」こそ社会で生き残れなくなる絶滅種であるといえそうです。

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