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共同保育所の歴史と現在5~地域型保育とは

新たに設定された地域型保育とはどんなものでしょう?

mamatenna [1]

Q.「地域型保育」とはどういった事業?

A.待機児童の多い0〜2歳児のお子さんを、保育所や幼稚園などの施設(原則20人以上)より少人数の単位で預かる事業で、今回新たに市町村の認可事業として創設されたものです。この事業により、待機児童が多い都市部や、子どもの数が減少している地域など、さまざまな状況に合わせて保育の場を確保することができます。
具体的には、

・家庭的保育(いわゆる保育ママ):家庭的な雰囲気のもとで、少人数(定員5人以下)を対象にきめ細やかな保育を行う

・小規模保育:少人数(定員6〜19人)を対象に、きめ細やかな保育を行う

・事業所内保育:会社の事業所の保育施設などで、従業員の子どもと地域の子どもを一緒に保育する

・居宅訪問型保育:障害・疾患などで個別のケアが必要な場合や、他に保育施設がない地域の場合などに、保護者の自宅で1対1の保育を行う

これら4つのタイプがあり、地域の実情に応じて保育の場が確保されます。

江戸川区6 [2]

問題の一つは0~2歳児という設定です。3歳になると幼稚園などを探す必要が出て来る。これが「3歳児の壁」です。

地域型 [3]

それ以外にも、色々と問題点が言われていますが、大きくは民間移譲の流れ(「保育は福祉だ!」)と、保育士の資格を必要としないカテゴリーがあることです。

しかし、共同保育所の運営を考えると、家庭的保育事業に近い形が適しているように思えます。この制度を使って、共同保育を実現することが出来ないのでしょうか?キーになるのはコミュニティーの再生ができるかどうかにかかっていると思います。

実際の家庭的共同保育の現場を見ていきましょう。

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