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新しい保育の流れ~公園内保育所3~東京以外でも

公園内保育所の国内最初となる荒川区の事例を紹介しましたが、東京では次々と予定されているようです。

公園内保育所、都内7カ所に 18年春までに開設 [1] 日経新聞ニュース

東京都内で来春までに、国家戦略特区による規制緩和を活用した公園内保育所が7カ所登場する。今年4月の荒川区など3カ所、10月の代々木公園内(渋谷区)に続き、2018年4月には品川区と港区、江東区で公園内保育所が開設する計画だ。周辺住民の理解がカギになるが、都心部で不足する保育所の用地対策として公園の活用が広がってきた。

品川区は京浜急行電鉄大森海岸駅、立会川駅から徒歩約10分の「しながわ区民公園」に認可保育所を開く。同公園は面積が約13万平方メートルと広大。周辺はマンションの建設が相次ぎ、毎年約500家族が移り住む。保育所を増設しなければ、増える保育需要をカバーできない見通しという。

品川区民公園

品川公園保育 [2]

保育所は公園の中央部分に建設する予定。面積は約500平方メートルで、定員90人以上と想定している。同区で特区を活用した公園内保育所は、今春の「西大井広場公園」に次いで2カ所目となる。

待機児童数が16年4月時点で64人と、15年4月と比べ倍増した港区も「港南緑水公園」(約2万平方メートル)で建設を検討している。高層マンションが立ち並ぶ港南地区は若い家族が多く、20年には保育定員が80人程度不足すると予想。定員が100人程度の認可保育所を開設したい考えだ。

江東区は「木場公園」に定員130人規模の保育所を設ける計画。東京メトロ木場駅から歩いて5分程度と利便性も良く、周辺の住宅地だけではなく他の地域からも利用できるとみている。運営事業者には緑のなかで子どもを伸び伸びと育てる工夫を求める考えだ。

国家戦略特区の枠組みを活用した公園内保育所では、今年4月に開設する荒川と世田谷、品川の3区が第1弾になる。世田谷区は祖師谷公園と蘆花恒春園の2カ所で同時開設を目指していたが、蘆花恒春園で土壌汚染対策法で定める基準値を上回る鉛などを検出したため、工事が中断している。渋谷区は10月、代々木公園に認定こども園が開設する予定だ。

東京都内の待機児童数は2016年4月現在で8466人と高止まりしている。都は19年度末までに保育定員を7万人増やし待機児童をゼロにする計画を打ち出しているが、保育所を増設する際に保育士不足とともに用地不足が壁となっている。

政府は15年の国家戦略特区法改正で、特区内では公園内に保育所を建設できるようにした。ただ、周辺住民の理解を得ることも課題になっている。

国家戦略特区を活用せずに公園内に開設するケースでは、杉並区で公園を利用する住民から反対運動が起こったことがある。

政府は待機児童対策の一環として全国で公園内に保育所をつくれるようにする方針で、2月上旬にも通常国会に都市公園法改正案などを提出する予定だ。

他の自治体でも動いています。こちらは民間です。

豊中市 [3]

都市公園を活用した民間保育所の整備計画について(お知らせ)

本市においては、平成27年4月現在253人の待機児童が発生しており、大阪府内で最も多くなっています。このことから、市では、保育を必要とするご家庭が必要なサービスを利用できるよう、平成30年度当初の待機児童解消に向け多様な手法により保育所整備の取り組みを進めているところです。

この取り組みの一環として、羽鷹池公園及びふれあい緑地公園の敷地の一部を活用し、民間保育所の整備を計画しております。
計画の実施にあたりましては、市民や公園利用の皆様のご理解とご協力を賜りながら、取り組んでまいりたいと考えております。
つきましては、スケジュール等の概要を下記にお示ししますので、ご意見等ございましたら、下記問い合わせ先までご連絡ください。

全国的に広がっていきそうですね。土地のない都市部に待機児童が集中して発生しているということでしょう。

 

 

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