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ミニ保育所の可能性2~ミニ保育所3歳の壁

去年、ミニ保育所は小池都知事の政策でも注目されました。

3歳の壁は「ミニ保育所」で打破される?小池都知事の待機児童対策とは [1]

先日の報道番組で、東京都知事の小池百合子氏がテレビに映し出されました。

待機児童解消のための施策として、「ミニ保育所を3歳以上でも利用できるよう政府に要請した」というニュースです。

「でも、“ミニ保育所”って、いったい何……?」と思ったママも多いのではないでしょうか?

さて、一体どのような施設なのでしょう?

今回は、ミニ保育所とは何か、そのメリットや探し方を含めて、元保育園園長の筆者が解説したいと思います。

ミニ保育所2 [2]  ミニ保育所6 [3]
■3歳の壁を解消!? 「ミニ保育所」って一体どんなところ?

ミニ保育所は“小規模保育施設”とも言い、0~2歳児の児童を預かる定員19名以下の保育施設のことを指します。

これは、2013年に待機児童対策の1つとして国が制度化したものです。

認可保育所のように小規模保育にも設置基準があるので、親は安心して預けることができます。

ただ1つ、問題となっていたことが、“3歳の壁”でした。

2歳までしか受け入れられないため、3歳になると他の認可保育園などを探さなくてはなりません。

そのために、現在は「小規模保育施設を作りたい」という事業者がいても、預かる子は3歳で他の認可保育園に移れることが条件となるため、断念せざるを得ない状況なのです。

今回小池百合子都知事が挙げたのは、この問題を解消するために、ミニ保育所の“2歳児まで”という制限をなくそうというものです。
■ミニ保育所のメリットはズバリ「アットホーム」

そもそも、ミニ保育所のメリットとは、どんなものがあるのでしょうか。

1番のメリットは、「少人数であること」です。

大きな認可保育所とは違い、アットホームでどの先生も子ども1人ひとりの性格などをしっかりと理解してくれています。

そして、大家族のように年齢に関係なく過ごしているため、小さい子は大きい子を見て育ち、大きい子は小さい子への思いやりを自然と持つことができます。

少人数で狭い施設も多いため、認可保育所のような広い園庭のないところがほとんどですが、天気の良い日は散歩へ行き、外遊びもたくさんできます。

ただ、4、5歳になると同い年での遊びを好むようになり、下の年齢に合わせた遊びに物足りなさを感じる子もいるかもしれませんね。

認可保育所とも比較をして、わが子にはどちらが合うかを考え選択するのも良いでしょう。

元は、受け入れ先の少ない3歳未満の待機児童問題のために作られたようですが、3歳以降も少ないやん、ということですね。

 

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