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高齢者支援の自主活動 活動事例

こんな事例もあるんですね。少しずつ、出来る範囲で参加すれば、地域みんなで見守ることができますね。地域コミュニティーの成立がやはり条件になっていきそうです。

高齢者支援の自主活動 活動事例 [1] より

さわやかサポート [2]

地域社会による一人暮らし高齢者支援の自主活動について調査しました。場所は、下町色が残る東京都都市部です。

情報元は リンク [3] (←PDFファイル)です。地方自治体が「高齢者見守り・支え合いネットワーク」と称して活動を推奨しているものです。活動は、地方自治体によって推奨活動に登録→紹介されるようですが、助成金などの援助制度はありません。いわばボランティア活動です。

■活動内容
各々の活動内容が紹介されているシートから、活動内容を大雑把に分類してみると

1.訪問(電話を含む)による見守り:25件
2.体操、合唱、茶話会など色々:13件
3.体操教室:9件
4.支援グッズ(救急キット、見守りキーホルダー)配布:2件
5.食事会:2件
6.歌唱会:2件
7.茶話会:1件
8.俳句、習字:1件
9.お手伝い(買物・電球交換など):1件
10.祭り・防災訓練:1件
11.配食サービス:1件
12.カフェ:1件
13.ゴルフクラブ:1件
14. その他:3件

ざっと分類したので抜けがあるかもしれませんが、概ね以上のようになりました。
「見守り」の言葉通りの言葉通り、一人暮らし老人の居宅に訪問や電話をしてお元気かどうかを確認する活動が一番多いようです(自治体側には、異常を察知したら通報を受付ける窓口があります)。続いて、体操や合唱、茶話会などサークル系の活動があります。中には、週6日体操をするという本格的な取り組みもありました。

我が家は子育て世帯であるため、高齢者支援についてはあまりつながりがありません。したがって、60件以上も高齢者支援の自主活動が存在するなんて知りませんでした。皆さん、いわゆる“独居老人”の存在を課題として捉えておられて、実際に活動しておられます。

■活動の母体
そうなると、支援活動の母体になっているのはどこかが気になります。ということで、同じシートを活動母体別に数えてみると以下のようになりました。

1.町会:25件
2.町会などによらない有志:17件
3.自治会・自治会連合会:15件
4.法人系:6件

こちらもざっと数えただけですが、一番多い活動母体が「町会」になっています。「自治会」をあわせると3分の2が、地域住民による地域のための活動になります。自営業の方が少なくない街という特徴もあり、地域組織がしっかりと根付いているのだと知りました。そして、途絶えることなく活動を続けていらっしゃることに感謝の念を抱いた次第です。中には、自治会連合として、広域かつ本格的に組織をつくっているところもありました。

また、驚いたのが、町会などによらない有志の方による活動が17件もあったことです。おそらくは、個人で仲間を集めて主催されている方々と思われます。代表の方の年齢まではわかりませんが、ご年配の方が少なくないように見えました。その行動力と志に感服します。

■相互扶助の精神
個人事業主として古くから住まわれている方が多いという地域性もありますが、自主活動の基盤がしっかりある。これは事実だと思います。地域的な自主活動とは、相互扶助の精神に基づくもの。東京の下町地域には、大きくは変わらない地域性があると思われるので、このような相互扶助の精神を元にした活動は共通してあるのではないかと思えてきました。

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