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地頭(じあたま)を鍛えるには?

先日、友人と話していて『賢い子と頭がいい子ってどう違うのかな?』という話題になりましたm033.gif

同じようで、どっちが悪いともいいとも言えないが、確かにニュアンスが違う気がする。難問だけど面白そうなので、一緒に考えてみました。

“頭がいい”から連想したこと→IQが高い、テストの点がいい、知識が豊富、頭の回転が速い、効率よく覚えられる、学校の勉強がよくできる

“賢い”から連想したこと→知恵がある、良識がある、柔軟で機転が利く、人間的に優れている、聡い、一休さん

イメージを比較すると、大人になって仕事ができるのは賢い人じゃないか?という結論になりかけましたが、そもそもただの“頭がいい”よりも、“地頭(じあたま)がいい”の方が、シンプルにゼロから作る力や発想力など、生きる力がありそう!と気になったので、“地頭”について調べてみました。

本当に頭が良い人は、地頭力が優れている。地頭を鍛える4つの方法 [1]より引用。

地頭力という言葉をご存知でしょうか?『じあたまりょく』と読みます。石頭のことではありません。

幅広い解釈をされている言葉ですが、簡単に言うと『答えのない問題を解いていく力』『知的好奇心の有効活用』として用いられる言葉です。

今日は、地頭力を鍛える4つの方法を紹介いたします。

とにかく考える

地頭力を分解してみると4つの考え方になります。

1.結論から考え仮説を導き出す考え方

2.全体を見渡して考える考え方

3.物事を単純に考える考え方

4.常識を疑って考えてみる考え方」

とにかく、地頭力は『考えなければ始まらない』能力なのです。

ということは、考えないと鍛えようもない。ということに通じますよね。地頭力を鍛えるにはまず、考えることが重要。そう思って周りを見渡せば、世の中は考えることに溢れています。

例えば、お昼を食べた飲食店が満員だったら『何故この店はこんなに流行っているのだろうか?』とか、

飲食店のテレビに、何処かの山間部からのリポートがあったとしたら、それを漠然と見ていないで『今より人口を5倍に増やすにはどうしたら?』とか、

考えてみましょう。

また、考えるときは、考え方のアプローチを変えてみることも重要です。4つの考え方(結論から、全体を見通して、物事を単純に、常識に目を奪われない)を意識して考え方を変えてみて再度アプローチしてみましょう。

とにかく人と話す

考える事が重要なのですから、地頭力は人と会って話をしても実は磨かれています。ただ、雑談を話していては、たいした効果は見込めません。むしろ友人や知人よりは、初対面の人と話すことがよいでしょう。

『初対面の人だと、話す内容が・・・。』と、思われるかもしれませんが、まずは自己紹介で地頭力が鍛えられますので、心配無用です。

自己紹介を1分程度と決めて、自分が何を仕事としているか、どんな人間かを紹介する自己紹介では、何をどの様に話をしたらよく伝わるか『考える』ことで、地頭力の活用となるわけです。自己紹介で相手に、言いたい事が伝わるかを観察する。というゲーム感覚で取り組んでみるのも一つの方法です。

会話が弾んできたら、今度は、相手の発言内容に対して回答していくだけでなく『頭が良くみえる』という事を意識して対応してみるのも有効です。その為には、相手の発言内容に対して、瞬時にプラスアルファの返答をかえさなければいけません。

実際に考えた事を発言してみるという行為は、一見アウトプットを重要視しているようですがここでも、地頭力を鍛えられます。

とにかく本を読む

本を読むことも、地頭力を鍛えるにはもってこいです。他人の考えが集大成化したものが本ですから、よい思考に触れ、触発される事で自身の地頭力も鍛えられるのです。

ここでのポイントも、4つの考え方(結論から、全体を見通して、物事を単純に、常識に目を奪われない)を意識してみることですが、もう一つ、相手の思考ペースに乗らないで『それ以外にベターな考え方は本当にないのか』を考えながら読んでいくことも方法の一つです。

考えを描いて保存

マインドマップ [2]に代表されるような思考ツールを活用して、自分の考えを後から振返れるものにしておきましょう。

考えることは、頭の中で日々行なわれている事なので、思いつきで処理されてしまうものも出てきます。それでは、当たり外れが生じてしまう可能性があり、効率が悪い思考方法と言わざるをえません。

地頭力は、その思い付きでのアプローチを極力減らし、効率のよい呼応方法を活用する能力です。これを鍛える為には、自分の考えを後からでも振返れることが必要不可欠なのです。

最初は時間がかかるかもしれませんが、思考ツールを活用して思考を残して起きましょう。そうする事で、パターンや癖なんかも見えてきます。

地頭力は、『問題解決』に必要な力です。私達の日常は『問題解決』に明け暮れている日常なのですから、この能力を鍛えておきたいもの是非、試してみてください。

引用終わり。

“地頭の良さ”は、生まれ持った才能で後天的に身につくものではないor幼い頃に決まると思っていましたが、“地頭のいい”人を未知の問題を解決する自考力の高い人、相手にわかりやすく伝えられる、同化能力や言語能力の高い人だと考えると、本気で鍛えれば今からでも身につくのでは?と可能性が拓けましたm096.gif

特に、全く予備知識のない状態の相手へ、警戒させないよう自分の素直な気持ちを見せ、わかりやすく話し、相手を知り、何を求めているかつかみ、期待に応えるというのはかなり脳をフル稼働させると思うので、さっそく上記の例の『とにかく人と話す、特に初対面の人と話す』を実践してみようと思いますicon_biggrin.gif

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