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、『社会を変える『トモダチづくり』(7)~実現派は仲間収束から社会収束へ~』

前回、 『社会を変える『トモダチづくり』(6)~新しい潮流4 言葉それ自体が引力を持ち得ない時代~』 [1]では、共認欠乏と外交欠乏の両軸から、人そのものの引力が高まってくることが分かりました。それは、時代を表す潮流現象として言えば、仲間圧力絶対となっていることがあげられます。

例えば昔のいじめは、貧乏であったり、太っていたり、頭が悪かったり、大抵決まった人がいじめられました。それが、’90以降になっていじめは、誰しもがいじめる側、いじめられる側になりうるようになって来て、いじめの輪番制という現象が起こってきました。

そのため、若者になるほど、無表情であったり、判断するときに周りを窺うようになって来ています。

何故このような変化がおこってきたのでしょうか?生存圧力が衰弱して以降の第一課題となったものは何なのでしょうか?

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新しい潮流5 実現派は仲間収束から社会収束へ [2]

しかし、仲間収束の度合いと社会収束の度合いには大きな断層がある。観念支配が生み出した断層である。

生存圧力が衰弱して人が第一価値になると、直ちに仲間圧力が絶対的な圧力として働き始める。従って、『仲間世界をどう生きるか』が、’90年以降の最大課題となった。(この絶対仲間圧力は既に顕在している。)
しかし、この『仲間世界をどう生きるか』という課題と答えは、ほぼ全面的に潜在思念の地平にある。そこでは、「友情」「愛」etcの倒錯観念は役に立たない。潜在思念と実現回路が全ての世界である。
それに、非充足の多数派が、今、何よりも『仲間世界をどう生きるか』の答えを求めているのは、事実or現実ではあるが、不健全な現実でしかない。

それに対して実現派は、仲間世界を生きてゆく答え(=実現回路)を既に獲得しており、今更そんな答えを求めてはいない。彼らに今、必要なのは、新パラダイムに立脚した実践と言葉である。
そして、パラダイムの逆転論や、諸々の構造認識は、突破口を開くことの出来る実現派にとってこそ、有効な(実現派の立脚基盤を明らかにし、次の可能性を顕在化させる)認識である。
実現派にとっては、本来は仲間充足の次の社会収束の地平こそが、次に向かうべき世界であり、答え=構造認識さえ与えられれば、すぐに吸収する。つまり、実現派は答えが与えられさえすれば、すぐにでも可能性収束=社会収束する。


この文章を読むと、前回の文末にあった質問の答えがよく分かりましたね。
Q.①何故輪番制のいじめが生まれたのか?に対する答えは、 「仲間圧力が絶対的な圧力になったから」なんですね。

そして、前回2つ目の質問にあった
Q.②さらにそこからトモダチづくりはどこに向かっていくのか?に対する答えとしては
上記のような仲間世界に対する答えを持っている現代の若者から、 「より充足できる課題へ向かっていっています」資格勉強、バイト、サークル活動、NPO活動など具体的には、名古屋大学院の大学と地域との連携による街づくり [3]
があります。

そして、社会人は、仕事課題へと向かっています。その中でも、周りで一緒に働く仲間やお客さんの充足を高めるために企業を共同体化していっています。そういった職場を充足の場にかえていっている共同体企業がどんどん増えていっています。

次回はこうした課題収束の先にある、共同体企業について詳しく紹介していきます。

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