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勉強だけができる子にしたくない!【4】:特権階級の自家中毒~その原因は仲間からの評価非充足か!

勉強だけができる子にしたくない!シリーズの5回目です。
 
これまでは、
勉強だけができる子にしたくない!【0】:プロローグ~試験制度は子供達を無能にする [1]
勉強だけができる子にしたくない!【1】:こんなにも進んでいる試験エリートの無能化 [2]
勉強だけができる子にしたくない!【2】:地震を契機に人々の意識はどう変わるか? [3]
勉強だけができる子にしたくない!【3】:学者がウソをつく~専門家では社会の役に立たない [4]

前回は武田邦彦さんのHPより学問の興味の変化に焦点をあてました。現在の興味関心は、社会課題から個人課題に置き換わり、社会のみんなが知りたがっている人間本来の興味に向いていない。
もともと学問はみんなの知りたいという思いから生まれてきたものであるはずでは・・・・。
そしてその断層が現代の官僚・学者・マスコミたちの無能ぶりをよりいっそう顕在化させているでは・・・・、
それにしても特権階級がなぜここまで無能になるのか?何故そこから抜け出せないのか?そこにつながる興味深い記事があったので紹介します。

ではクリックしてお進みください

つづく

以下引用るいネットより 特権階級の自家中毒 [5] 

・マスコミ、政治家、官僚など、現在(団塊世代以降)の特権階級は、大半が貧困=本当の私権圧力を知らず、従って本当の目的意識を持ち合わせていない。彼らは、単なる試験制度発の「合格」という無機的な目的意識(もちろん、それは肉体的欠乏に根ざした本気の目的ではない)を植え付けられてひたすら試験勉強に励み、「特権」を手に入れた連中である。又、彼らの大半は、試験制度という与えられた枠組みの中でひたすら「合格」を目指してきただけで、その前提を成す枠組みそのものを疑うという発想が極めて貧弱である。

・従って、彼らは社会に出てからも、ひたすら既存の制度の枠組みの中で走り続けることになるが、もはやそこでは、既存制度によって与えれた特権の維持と行使という目的以外の目的意識など生まれようがない。かくして、団塊世代がトップor幹部に就いた’00年以降、彼ら特権階級は、ひたすら与えられた特権を行使し、次第に「社会を動かし」「世論を動かし」ているという支配の快感に溺れてゆくようになって終った。これは、権力の自家中毒であるが、恐ろしいことにその病癖は麻薬中毒よりももっと酷い結果をもたらすことになる。以下略

引用ここまで*****************************************************

まとめると次の3点のポイントがありそうです
①既存の枠組みに縛られる《GDP信仰・試験制度》
②特権の維持と行使に汲々とする
③支配の快楽に酔いしれ自家中毒化しやめられない

そしてこの底流に彼ら特権階級は育ってきた過程で 仲間の充足が得られないという非充足の構造が在るのではないでしょうか・
これらを図解化してみました
[6]

高度成長時代、官僚は明確な経済成長という目標があり、そのことを考えればよかった。しかし現代は未明課題の中で舵取りをしてゆく。これらは、正解のない問題で実はもっとも難しくて頭を使うのです。正解が用意されているわけではなく、暗記すれば何とかなるということはまったくない。
《地球が球体だと言って、誰にも信用されなかったガリレオ》とまでは言わないが、現代の未明課題群は、専門家でもいや専門家だからこそ答えが見えないというのが、現実なのである。:tikara:

【参考投稿】
官僚は優秀ではなく、運が良かっただけ その1 [7]
官僚は優秀ではなく、運が良かっただけ その2
⇒学校の勉強ができても能力が高いとは言えない 
「日本海軍 400時間の証言」から、「省庁あって、国家なし」を見る。 [8]
行政が縦割なのじゃなくて、縄張りが縦割りなのだ。各省庁は、自らの縄張りで権益を拡張する努力を惜しまないのであって、その視界には国民はまったく入らない。
正解のある問題が一番簡単⇒現在の学校の勉強をしすぎるとバカになる [9]
もっとも難しい問題は、将来に正解だと判明する答えに対して、多くの専門家が間違いだと判断する問題だ。
国益を無視しエリート意識に埋没する外交官 [10]

・しかしながらこういう官僚もいる。でも何故かれはこういう行動をとったのだろうか
⇒現職経産官僚が緊急提言
古賀茂明「東電破綻処理と日本の電力産業の再生のシナリオ」 [11]

・彼ら特権階級は有効な打開策を打ち出せずに、社会は混沌とした統合不全状態を、より深刻化させている。彼らの自家中毒とは、自ら生成した試験制度(=有毒物質)によって中毒に陥る。これは特権階級の必然的な帰結問題であり、これではもはや彼らに任せてはおけない。 :tikara:

[12] [13] [14]