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福島原発事故~被曝から子供を守る大人に課せられた使命~

「ただちに健康に影響は無い」

これ、某官房長官の口癖です。

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コチラ [1]からお借りしました。

このフレーズに便乗したかのように、突然、文科省が1年20ミリシーベルト、1時間に3.8マイクロシーベルトという基準を決めました。
これに対して「安全かどうか不安」という声が沢山上がっています。

当然でしょう。

福島原発の事故が起こる前の、平常時の放射線量は、0.05マイクロシーベルトなのですから。
四則演算が出来る日本人は、誰でも、「平常時の75倍で平気なわけは無い」と認識します。

政府内でも揉めています。

政府の被ばく基準に批判相次ぐ 衆院特別委で専門家
福島第1原発事故を受け、政府が計画的避難区域や校庭の活動制限の基準に採用している「年間20ミリシーベルト」という被ばく線量について、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会で20日、放射線医学の専門家らから「高すぎる」と批判が相次いだ。(以降省略)

これも当然でしょう。
ってか、持てる場合ではなく、即刻みなす動きをしなさい!!

原理的には、放射線は細胞を破壊します。特に、細胞内の遺伝子が破壊される事が原因で、がん細胞の発生を起します。
平常時は、この放射線で破壊された細胞を修復する人間の機能が間に合っている為に問題とはなりません。
また逆に、自然界における放射線に適応してきたのが人類なのですから、これを超える放射線にいきなり適応できる筈も無い。(人類以外の動植物も当然、同様)

放射線量がどこまで安全か?という議論になると、確率論の話になり、何万人に何人癌が発生するとか、交通事故より安全、喫煙より安全などと言った話が出てきますが、どれも不毛な議論だと考えています。
この議論そのものが、放射性物質を撒き散らした側のイイワケだからです。
根本的には、自然状態でこれまで浴びてきた放射線より多いということは、適応できない可能性が高いのです。

大人は、この様な状況の中で、どうするか?を自ら判断できますが、子供達は判断できないし、行動も出来ない。
だから大人たちがしっかり考える必要がある。
しかし、大人達にも判断できない。
だからと言って諦めてはいけない。

そういう世の中であると言うのは事実です。が、これを思考停止する言い訳にしてはいけないと思います。
国家や政治家、官僚、学者が事実を報告しないと言う側面も事実です。が、これも思考停止する言い訳にしてはいけないのです。
「何シーベルトまでは大丈夫」と判断できないのが放射性物質のこれまた事実であり、その生き証人が、えらそうに「ただちに影響は無い」と言い続ける学者や政治家であり、原発を作ってはいけない根拠となるのです。
(もし彼らがこの答えを知っているのに言わないのであればこれは大罪人です・・・知りもしないのに自分の都合で「安全」ということも同罪ですが・・・)

さてどうするか?
みんなで、知り得る事実を付き合わせていく事が、私たち大人が取り組まなければならない作業です。

そこで今日は、そんな事実を発信してくれているブログを紹介します。

【ぼちぼちいこか。。。】「なぜ子どもの被曝をさけなければならないか。」 [2]

結論から先に書きます。お子さんを持つ方がいらっしゃったら、絶対に守ってほしいです。
子どもは絶対に被曝から守らないといけない。
その理由が漠然としていたと思いますが、被曝するその子どもの病気だけではなく、その子どもが将来、子どもを授かれるかどうかが、決定してしまう可能性があるからです。
生物学的に説明しますが、理由は以下の通りです。

として【女の子の場合】【男の子の場合】それぞれに卵母細胞、精母細胞に対する放射線の影響閾値を示して、将来的な不妊を取り上げて警鐘を発信しています。
子供(+女性)の被曝を一番に避ける必要性を的確に示唆してくれます。
更に、このブログに集まったコメントが、真剣な議論になっていて、どこぞの国会中継にはより100万倍も真剣で、当事者度が高い事に今後の可能性を感じました。

【主婦の「視点・論点」】子どもの放射線感受性が高い理由 [3]

小児は放射線誘発発がんに対する感受性が高いといわれている。
小児(0~9才)の放射線感受性の成人との比較
・白血病:4~5倍
・甲状腺がん:2~3倍
・乳がん:3倍
・その他のがん:不明
YouTube動画で3分経過時から、福島県川俣町の主婦(佐藤さん)の悲痛な叫びを聞き、胸が締め付けられました。「子どもを学校に送り出した後に、罪悪感で涙するお母さんもいます」・・・と。

この様に、「事実は何?」と追及している方がとても沢山いらっしゃいます。
今回、ネットで検索している中で感じたのは、主婦の方、母親がとても多いということです。最前線の当事者代表のパワーを感じました。
このブログでも今後、是非皆さんと追求して行きたいと考えています。

こんな報告も見つけました。

【市民エネルギー研究所:原発周辺のガンの危険性(ドイツ連邦放射線防護庁)】 [4]

重大なのは16の原子炉がある周辺地域で幼児がガンにかかる確率が高いことが明らかになったこと
ドイツの原子炉がある場所の周辺では子ども(幼児)が白血病にかかる率が高い。マインツ大学の研究者は、原子炉の5km 以内の周辺で37人の子どもが白血病にかかっている事実をつきとめた。この調査は1980年~2003年の間にされたが、この間の他の地域での平均は17人であるから20人多い。その研究者は「私たちの調査研究では、ドイツで、原発の近くに住んでいれば5才以下の子どもがガンまたは、白血病にかかる可能性が高くなっていることが確認された」と言っている。

・・・この記事では、この調査における信頼性に関して、議論があったことを報告した上でこう結んでいる・・・・

危険性がないということを証明することは不可能である。キューリー夫人は、放射線がある、ペヒブレンデ(瀝青炭ウラン鉱)を手で持って扱っていた。彼女は、放射線の領域ではすぐれた研究者であったが、その危険性は過小評価していた。
「今まで知られていなかった原発の危険性はない」といってしまうこれまでの傲慢さは、この調査の結果で誰も持てなくなった。(了)

念のため世界的な基準値を整理しておく必要がありそうです。

【日本の放射能暫定基準と世界の基準の差異】 [5]

<水>
アメリカの水の基準 0.1ベクレル
世界の水の基準 1ベクレル
チェルノブイリの水の基準 10ベクレル
日本の水の基準 300ベクレル 世界の300倍

<食物>
世界の食べ物の基準 10ベクレル
チェルノブイリの食べ物の基準 37ベクレル
アメリカの食べ物の基準 170ベクレル
日本の食べ物の基準  2000ベクレル  世界の200倍

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コチラ [6]からお借りしました。
・・・・因みにチェルノブイリで輸入食品が問題になったときの日本の輸入規制の基準値は370ベクレル・・・・・

<空気>
世界の空間線量の基準 1ミリシーベルト
日本の空間線量の基準 20ミリシーベルト 世界の20倍

<土>
チェルノブイリの土壌基準 493ベクレル
 ※これ以上は農業禁止
日本の土壌基準      5000ベクレル
 ※これ以上は作付け禁止 チェルノブイリの10倍

以上が、今回のレポートとなりますが、最後に二つ紹介させて下さい。

一つは、最近話題となっている小出裕章先生のレポートです。
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コチラ [7]からお借りしました
チェルノブイリ事故の調査レポートですが、最後の行は、私達にこれからどう考えていったらいいのかの大きなヒントになると思います。
・・・チェルノブイリ事故後の妊娠人工中絶の統計値と、一般的な出生による生涯とを比べて、その数の違いを明らかに出来ないほど、人間には変異が起きていると示したうえで・・・

「障害」も軽い「障害」もあるでしょう。しかし、どこかで線を引かないかぎり、半数以上の人は「障害者」と言えないでしょうか?
たしかに、「障害」というものはあると私は思います(本当かどうか自信がありません)。しかし、「障害者」なるものは存在しません。もしそれが存在すると言うのであれば、すべての人は多かれ少なかれ「障害者」です。生命体である以上、障害が伴うことを当然のこととして認め、いかなる障害をも受け入れる社会を築くことこそ大切なことだと私は思うのです。多様性を認めない世界と差別に抵抗し、謂れのない犠牲を誰にも強要しない世界を私は築きたいと希います。

本当に求めているのは何なのか?
原子力発電や核燃料の再処理はいうまでもなく大きな危険を抱えています。もし、大事故が起これば、被害を免れ得る生物は存在しません。当然、私は原子力利用に反対です。しかし、原子力利用が廃絶できたとしても、それで望むような社会ができるわけでもありません。原子力利用を廃絶させることは、望ましい社会を築いていくための一つの課題であり、基本的な目標を忘れずに、一つひとつの選択をしていきたいと希います。

もう一つは
【ガンは食事で治す~その②】 [8]

癌を消したり予防するためには、人間が本来持っている「自然治癒力」を強化し、自らの力で癌を消すことが重要です。
そのためのポイントが

①癌の原因となる食物を体の中に入れない(正食)
②血液を汚す原因となる毒素を発生させないために腸内の細菌叢を整える(整腸)
③血液をきれいにする(浄血)
④細胞を活性化させて自然治癒力を増強する(細胞復活)

以上、お読み頂きありがとう御座います。
最後に応援もお願いします。

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