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【男の居場所はどこにある】~緊急企画 母乳から放射線物質検出!どーする?~

市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」が、母親9名の母乳を採取し、放射線物質の量を調査し、4月20日に発表しました。

その発表では、幸いにも放射性セシウムは全く検出されませんでしたが、9人中4人から微量の放射性ヨウ素が検出されました。

以下に発表結果の表を紹介します。

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今回のこの発表を受けて、本ブログでは緊急企画として「母乳から放射線物質検出!どーする?」を扱いたいと思います。

○現状分析
9人中4人から微量の放射性ヨウ素が検出されています。放射線ヨウ素は甲状腺にたまりやすく発がん性を有するとされ、それが母乳から検出されたとなると大いに気になるところです。

この放射性ヨウ素が検出された要因は、3月15日と16日に福島第一原子力発電所から大量の放射性物質が放出され、その時に摂取した水を摂取していたことが考えられます。

データを見る限りでは、3月24日に31.8ベクレルを検出した茨城県守谷市の女性から採取したデータは、3月30日には8.5ベクレルに低下しています。ヨウ素131の半減期が8日なので、時間の経過に伴って数値が低下しているということは、現状の摂取している食べ物及び水には、以前ほどの放射性ヨウ素が含まれていないと考えられます。しかし、現状の食べ物及び飲料水については、日々公開される情報を探索し、最新情報を知る必要はあります。

また、今回公開された情報は、9人という極少数の情報ですので、精度を高めるにはより多くの情報が必要です。この点に関しては継続調査が必要です。

○乳児に与える影響
チェルノブイリ発電所事故以降の子供の甲状腺がん発症について調べてみました。

チェルノブイリでは、高線量汚染地の27万人は50ミリシーベルト以上、低線量汚染地の500万人は10~20ミリシーベルトの被ばく線量と計算されているが、健康には影響は認められないようです。例外は小児の甲状腺がんで、汚染された牛乳を無制限に飲用した子供の中で6000人が手術を受け、現在までに 15名が亡くなっています。

上記のように、放射線物質が子供に与える影響は大きいようです。子供は大人と違って成長期に有るので、放射線物質による内部被爆は、出来る限り対策を打つ必要があります。参考までに、被爆量の目安のグラフを下記に示します。(幼児の場合は、成人と同じ被爆量でも、成長過程にあるため、被爆量が多くなる傾向にあると考えられていますので、グラフを見るときは注意して下さい。)

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○対策
この問題を受けて、今出来る対策を紹介します。

武田邦彦教授HP [3]より引用します。

原発 緊急情報(30) 被曝を少なくする方法(その2)

まず、食品は放射線をあびていないものを買います。自分の住んでいる近くからとれた場合は先ほど書きましたように、自分の被曝と同じ量をプラスしなければなりませんが、日本の南、北海道、外国なら放射性物質は含まれていません。

また、3月11日に地震があり、その後、原発が壊れて放射性物質がでましたから、3月11日(厳密に言えば漏れた日にちと場所)以前のものを食べることです。産地も同じです。

たとえば、主食系なら、コメ(昨年とれた)、アメリカからのトウモロコシ、パン(多くは外国からの小麦)、サツマイモ、ジャガイモ(多くは北海道)が良いでしょう。

野菜は日本の南、北海道、外国のものを食べるようにします。缶詰の野菜も売っていますし、今なら冷凍物は製造年月日が古いと思います。

肉は北海道、青森、三重、岐阜、宮崎、鹿児島など汚染と関係の無い地域からの肉や、オーストラリアの牛肉などがお勧めです。

加工食品も3月11日以前の製造年月日のものを少し確保しておくと良いでしょう。赤ちゃんのいるご家庭では、今の内に粉ミルクなどを買っておけば製造年月日が3月11日以前のものを買えると思います。

水は、飲み水をペットボトルにして、お茶でもなんでも工夫します。どうしても水道水を使わなければならない場合は、軽い被曝を覚悟します。でも水の汚れはあまり進まないと思います。

井戸は水道より安全ですが、放射線を測定できないという決定的な弱点があります。だからあまりお勧めできません。

他にもるいネットから放射線対策に効果がありそうな記事もありましたので、参考までにご覧下さい。

微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る(1) [4]
微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る(2) [5]

以上、現状分析から今出来るの対策まで調べてきました。

この先、この原発問題がすぐに収束する問題ではないことは明らかです。今、正確な情報を提供すること(マスコミ等の報道では誤魔化しが行われている可能性が高い)が求められられています。

今後も、事実追求と共に、みんなにとって必要な答えや必要な対策・方針を追求していきたいと思います。

最後に、今回の原発問題を受けて、「原子力のない社会」を目指そうと活動を始めた企業を紹介します。るいネット [6]より引用します。

「原子力のない社会」へ企業が動き始めている

東京、神奈川を営業圏とする「城南信用金庫」が、「脱原発」を宣言し、動き始めている。

企業は社会に生きる一法人として哲学を持って行動すると考え社内議論を重ねた。
「金融機関は黙って通常業務をこなしたら良い」などとの意見もあったが、社内議論を繰り返し、城南信用金庫からのメッセージを発信し、行動に移した。
結果、ツイッターなどのネット、店頭、電話で共感を頂き、それを励みに実行しているとの事。

具体的には自店舗の徹底的な節電はもとより、省エネや節電、グルーンエネルギー化を進める企業などへ対して、積極的に支援している。

この間の政治家、官僚、学者の無能さ、原発の欺瞞を確認した以上、「脱原発」は普通の企業や個人が動き始めなければ実現しないと淡々と語る理事長インタビューは、可能性を感じさせてくれる。
具体的な目標数値を抑えながら自社設備や運用を改善している点など、淡々とした語りの中にも力強さを感じる。(下記リンク先でインタビューが聞けます)

「普通の会社や個人が動き始めなければ実現しない」

この様な企業や個人の実戦を結集していく事が実現への道だと思います。

インタビュー映像はこちらからどうぞ!(城南信用金庫からのメッセージ [7]

一人ではなかなか出来なくても、企業を母体としてこのような活動が広がれば、原発のない社会を構築できる可能性を感じます。

るいネット [8]
メルマガ [9]

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