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2011年02月15日

新しい暮らしの形(2)

イマドキの新しい暮らし~集まって暮らしたいimg_seiseki_seasonalevent1.jpg
画像はこちらからお借りしました。

「コレクティブハウス」が注目されているのは何で
「コレクティブハウス」が近年注目されている背景には、前回取り上げた「シェア住居」と同様の意識があります。しかし、複数家族も混ざって暮すとなると、一人暮らし程身軽ではなく、人間関係も複雑になり、「シェア住居」に比べて、生活に踏み切る為のハードルは一段上がります。

そうであるにも関らず徐々に増え、注目度が増すのは、ハードル以上に、可能性を感じているからです。それは、どんなものなのでしょうか?

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画像はこちらからお借りしました。

入居者や、「コレクティブハウス」に興味を持つ人の声からは、先日の「新しい家族の形」の記事にも似た、「子育て」課題の共有、顔の見える近隣関係の安心、老後の役割の創出等が期待されている事が伺えます。

 (前略)
『なぜコレクティブハウスに住みたいのですか?』と聞くと
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『東京には町内会や子供会がない。子供にそんな繋がりを感じさせてあげるには通のマンションを買うよりもこういう繋がれる仕組みがある家に住むのがいいと思って。』とおっしゃってました。
なるほど!
たしかにわたしたちがハウス見学しているとき女性一名と男性一名が案内下さっていてずっと小学生低学年くらいの女の子が抱きついてきたりしていたのですが、聞くとお二人の家族ではないとのこと。これぞ繋がれる仕組み!?
(後略)
sara@こころと体のエナジーアップイベントプロデューサーより引用
画像はこちらよりお借りしました。

つまり、子育て課題を軸にした地域の繋がりの再生、安心基盤作りが「コレクティブハウス」の注目度を高めているのです。

「シェア住居」「コレクティブハウス」は今後どうなる
「シェア住居」や「コレクティブハウス」の事例には、何らか可能性を感じます。h集団がバラバラになった都市部で人が徐々に近づき、集まって暮し、そこから集団が再生していくようなイメージが湧くからです。現在、「シェア住居」に暮す人の7割が女性。そうした暮らしに充足を感じる世代からは、今後女性発で安心基盤を求め、「コレクティブハウス」のようなコミュニティに抵抗なく加わる人が増えていきそうです。

しかし、変化し続ける社会状況に対応する生産課題が無い「大きな家庭」止まりでは、いずれ繋がれる課題の充足度は深まらなくなります。集まって暮す人々が急に生産集団になる事はないでしょうが、外向きの課題が必要です。

近年、経済破綻や官僚や政治家の暴走など、これまでの社会の仕組みがもうもたない事を示すような事象が相次いで表面化しています 近く、更なる経済破綻も起こるでしょう。破綻を機に、既存の社会の統合者が頼りにならない事が一層明らかになれば、新たな可能性を示してくれる人を待つか、自分達が当事者として今後の社会をどうするかを考える他ありません :confused:

そうなると、いずれ「これからの社会どうする?」を摺り合わせ、考える、かつての寄り合いのような場が、各地で求められるでしょう。新しい暮らしの形を選んだ人々が、それまでの親和関係を基盤に、社会作りを考える課題で繋がれれば、社会を変えるのに必要な共認形成を行なう、都市部の基点の一つにもなれそうです。

投稿者 willow : 2011年02月15日 List   

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