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肯定視からの声かけが、突破口!!

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画像はこちら [1]からお借りしました。

はじめまして 😀  初めてブログの記事を書かせてもらいます、すえこと申します よろしくお願いします。

幼児虐待のニュースが後を絶ちませんね。
このニュースを見ると、言葉にできない、いたたまれない気持ちになるのですが、
みんなと話していたら、「密室家庭で子育てをしている人なら誰にでも起こりうる事件だった」と言う声も挙がりました。

虐待を断ち切る道のり [2]

以前の記事でも紹介しましたが、実は、明治時代から幼児虐待は存在していました。
ただ、最悪の事態を防ぐことができたのは、周りの人たちの声かけがあったからです。
でも、実際、隣からものすごい泣き声が絶え間なく聞こえたりしたら、そのときはどうしたらいいんだろう?

どのくらい泣き声が続いたら声をかけるべきなんだろう?
一体なんと声をかけたらいいんだろう?
虐待じゃなかったら気を悪くするかな・・・
もしかして、声をかけることでエスカレートしたらどうしよう。

何かしたいと思ったとき、実際どうやるのがいいのか、みんなで話しました。

私にも二人の子供がいます。
お母さんにとって、夕食を作っているときはものすごく忙しい時間。
そんな時、子どものいたずらに怒鳴って、ぎゃんぎゃん泣かれて・・・・・・

子どもが泣いているのは、子どもだけでなく、お母さんのヘルプなのです。
そんな時、隣の人から、
「どうしたんですか?赤ちゃん泣いてますよ?怒りすぎじゃないですか?」
と、声をかけたられたら、責められたような気持ちになるだけです。

では、どんな風に声をかけたらいいのでしょう?

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一緒にこの話をしていた子育て中のママ、Iさんから、体験談を頂きました。

同じ保育所に通う若いお母さんが、送迎時にしょっちゅう子どもをたたいたりして泣かせていたそうです。
しかもご飯はマクドナルドがしょっちゅう。
ある日、保育所からちょっと離れた公園で、そのお母さんまでも泣きながら子どもをたたいていた日がありました。
「これはただごとじゃない!」と思ったIさんが、
「どうしたの?」と話を聞きに行くと、そのお母さんは泣きながら、
「だってこの子・・・・・・ご飯マクドはもういややっていうねん!」と言い、子どももお母さんもみんなして泣いていたんだそうです。
そこでIさんは、
「じゃあ今日、一緒にご飯食べよう」って、ご飯に誘ったんですって。
それで、みんな家に連れて帰って、みんなでご飯を作って一緒に食べたんだそうです。
それから時々ご飯に誘って、みんなでご飯を食べたり話したりしていくうちに、
お母さんが怒るところを見るのも減って、保育所の先生もその変化に気がつくくらい、変わって行ったんだそうです

このお母さんも、一生懸命子育てしていて、ヘルプを出していたんですよね。
だから、子どもの言葉が胸に刺さって、怒りながら泣いてしまったんだろうなあ、
お母さん、一生懸命がんばってるなあ、ってこの話を聞いて思いました。

ここで、
「たたいたりしたらだめよ!」と頭ごなしに否定してしまうのは、
絶対にダメなんだと思います。
お母さんは「悪者」ではないので、追い詰めちゃダメなんだと思います。
「ご飯一緒に食べよう」って、一緒だよっていう安心感、充足感からの声かけこそが、とても大事なんです。
相手を否定しない、肯定視からの声かけ、関係づくりが密室家庭での子育ての突破口なんです!

マンションで、おじいちゃんおばあちゃんがいない状況での子育ては、密室化しがちです。
でも、子育ては、絶対に密室ではできません。いいことなんてひとつもない。
周りの人たちの手や、声が必要なんです。
隣のお母さんが大変そうなときは、お母さんが安心できる声かけこそが大事なんです。
そしてもっともっと普段から一緒にご飯を食べたり、子どもについて話したりして、
どのお母さんも、ここで子育てしても大丈夫なんだ、って思える安心基盤を、みんなで作っていくことが必要なんだと思います。

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