- 感謝の心を育むには - http://web.kansya.jp.net/blog -

こんな子育てがしたい♪~アトピーや喘息の原因は?どうやったら治るの?

menu_header_img_03.jpg
画像は「どうどうクリニック」 [1]さんからお借りしました。
 
『こんな子育てがしたい』シリーズ9回目です。今までの記事は、
こんな子育てがしたい♪「遊んじゃだめ勉強しなさい。」っておかしくない? [2]
こんな子育てがしたい♪ 自然の摂理より気づく子育て(2事例) [3]
こんな子育てがしたい♪ 子育てにおける自然の摂理の重要性 [4]
こんな子育てがしたい♪ 『話す』は、『応える』!! [5]
こんな子育てがしたい♪~ミラーニューロンと共認機能 [6]
こんな子育てがしたい♪~子供には共認充足体験を~ [7]
こんな子育てがしたい♪~共認機能の形成過程~ [8]
こんな子育てがしたい♪~共認充足がなければ生きられない [9]

 さて今回はアトピーや喘息などのアレルギーの問題と子育てについてです。

 数十年年前までは、アトピーや花粉症、喘息といったアレルギー性疾患は殆ど耳にしなかったけれども、今では乳幼児、小児の3~4人に1人は何らかのアレルギー性疾患を持っていると言われています。

 これらのアレルギー疾患の原因としては、クルマの排ガスや工場による大気汚染、牛乳、卵、肉の普及といった食生活の変化や食品に含まれる化学物質、高気密住宅によるダニ・カビの発生や建材の接着剤によるシックハウス等、外的要因を先ず上げる事が多いと思います。

 もちろんこれらの影響も大きいと思いますが、これらが本当に主要因なのでしょうか。外的要因を避けるために、空気の良い田舎に通気性の良い家に移り住み、食材に気をつけば、アトピーや喘息は治るのでしょうか。

そのヒントがるいネットの投稿にあったので紹介したいと思います。

今日もポチッとお願いします。
 

るいネットより紹介
アトピー体質  浦野てる代 ( 61 兵庫 主婦 ) [10]

bositechou.jpg>「全国一律で進める育児法の誤りが子どもを壊している。母子健康手帳の指導で、生後五カ月から食べさせる離乳食が変調の要因だ」と警鐘を鳴らすのは、元東京大学医学部講師で日本免疫病治療研究会の西原克成会長だ。「人の腸は一歳前後で完成する。それまでは母乳か人工乳だけで育てるべきだ。早期の離乳食でタンパク質を与えると、分解できずにそのまま吸収して抗原になり、アトピー体質になる」<新事実が出ているにもかかわらず見直されない『母子手帳』 [11]

長男の生まれた頃やはりスポック博士の育児書を読み、泣き癖をつけないように泣いても抱かず、ベビーベットにうつむけに寝かせていました。

長男は母から伝えられた育児でなく、哺乳瓶は消毒液に浸し離乳食は雑菌のない缶詰を食べさせました。
下痢が続くので母乳を中止し入院させ大豆から出来た粉乳を飲ませるように病院で指導され母乳は飲ませませんでした。
そのうち皮膚湿疹がひどくなり寝付いても体が温かくなると痒くなり、親子とも睡眠不足で、一晩でもいいぐっすり眠りたいと思いました。
その頃はまだアトピーとは云わず滲出性皮膚湿疹と診断されました。

副腎皮質ホルモンの注射を打ち続け、足の筋肉が固くなってしまう子供が問題になり我が子もと不安な毎日が続き、乾布摩擦、冬でも半そで半ズボンの薄着にさせ、良いといわれることはありとあらゆる試みをしましたが効果も無く、痒くて眠れない子供の苦しみに自分を責め続け何十年、現在も長男はアトピーに悩み苦しみ続けています。孫もアトピー体質です。

長男の子育てで反省もあり次男は母乳で育て哺乳瓶の消毒不要で、離乳食も特別に作ったり、離乳の時期も急いだりせず、母から教えられたように大人の食卓に出す味噌汁の実のジャガイモやにんじんご飯を潰して少しずつ食べさせました。
その結果なのかどうか因果関係は判りませんが、次男は全くアトピーはありません。

長男はベビーベットで一人寝をさせましたが、次男は添い寝で母乳を含ませ母の心音を聞き肌の暖かさを感じながら眠りにつき、親子ともぐっすり寝ることができました。

~中略~

大家族でおじいさんやおばあさんの知恵を借りての子育てを、分厚く高価なスポック博士の育児書に取り替えてしまい、いまだに続く我が子のアトピー症状の苦しみを目の前にするにつけ、鵜呑みにして最良と信じた育児が影響を及ぼしている可能性は自分の体験からも否めません。悔まれますが、今後の原因の分析に少しでも役立つよう体験を伝えていきたいと思います。

 
『スポック博士の育児書』とは、アメリカの小児科医ベンジャミン・スポックが、1946年に刊行した育児書である。42か国語に翻訳され世界中で5000万冊販売され、1946年以降では聖書の次に売れたとも言われる。ウィキペディアより [12]
日本に於いても1966年に「暮しの手帖社」で翻訳されてから爆発的にヒットしたそうです。
るいネット「母性喪失」から「母性再生」へ 大木康子 ( 55 山口 主婦 ) [13]より抜粋

41WGSKKD54L__SS500_.jpg当時の育児書に「スポック博士の育児書」があり、出産祝いに贈るのが新しい流行でもありました。因みに、私自身この育児書を友人から贈られた一人でした。そこには、それまでの本能や祖母・母から受け継いだ子育てではなく、高度に管理された「知的な新しい子育て」が書かれていました。個性や自立が何よりも重要だと教えられた世代の母親にとって、多くはわが子もそのように育てることが必要だと信じて疑いませんでした。そのために、「一人で寝かす、添い寝はしない」「泣いてもすぐに抱いてはいけない」など、乳幼児期にこそ必要なスキンシップが欠落し、親和欠損・親和不足をもたらしてしまったのだと思います。

 乳児ボツリヌス菌症事件以来、「スポック博士の育児書」は否定される事が多くなりましたが(「いまの育児法では日本は崩壊する [14]」、昭和55年当時の「母子健康手帳」に100%導入されています。
 特に母子手帳の中で問題として取り上げられているのは、上記のリンク先に書かれている離乳食開始時期です。
「早期の離乳食でタンパク質を与えると、分解できずにそのまま吸収して抗原になり、アトピー体質になる」
 もちろん医学的には、そのような分析になると思います。

 しかし、「母乳を早期にやめる」ことと「一人で寝かす、添い寝はしない」「泣いてもすぐに抱いてはいけない」等を合わせて考えると一番大きい変化は母子関係…。
 「個性や自立が何よりも重要」と思うばかりに早期にスキンシップをやめてしまう。その母子関係が変化がアレルギーの大きな要因の一つではないでしょうか。
 次の引用記事はそのことを示唆してくれる「るいネット」への投稿です。

人工物質(薬)と母乳とスキンシップと免疫機能の関係 [15]」 近藤文人(41 建築士)

>乳児が免疫物質を獲得していくのはまず母乳からはじまる。(特に産後3日までの初乳には免疫物質が多量に含まれている)これは、人類に限らず哺乳類全てに備わっている営みで、出生時の約3倍になるまで母乳によって成長し、その間に必要な免疫機能を獲得している。そして、母乳期が終わり離乳期以降も、歯や顎の力が十全に働くまでの間は、母親が食べ物を口で細かく砕き子に与えるという行為のなかに、母親の持つ免疫物質が伝達されていっている。(母乳の喪失 [16])

私の娘の事例です。全身が真っ赤になるくらいの皮膚炎?を患い、それが治ってしまった理由が今まで、理解できませんでした。しかし、その発症の過程を見てゆくうちに、どうも、母乳や母乳等を通したスキンシップが娘へかなりの影響を与えているのかもしれないと考えられる節がありしたので、経過を追ってみたいと思います。

発症は2歳の後半。この頃までは、娘は、母親の母乳(一部、粉ミルクを飲んでいました)で育てられていました。母乳が好きで、乳首を加えて寝ると安心して、すやすや寝込むこともしばしばありました。この頃、第二子を妊娠した家内は、本能的に娘の親和から、第二子への親和へと意識も身体も変化した時期と重なります。また、娘への母乳を止めた時期と重なり、それから、皮膚炎がひどくなり始めたように思います。(記憶違いがあるかもしれないが・・・・)

その後、第二子は流産してしまって、家族の最大の課題は、娘の皮膚炎を治すには?ということになりました。地域の皮膚科、内科、小児科、大学病院など転々として、小康状態を繰り返しました。

最終的に、「マッサージがアトピー性皮膚炎に効く」という神頼み的な情報にすがり、その整体医院の門を叩いたのが、解決の糸口になったように思います。単純に背中をマッサージすることを毎日続けるというだけのことでした。私も家内も腱鞘炎になるくらい、毎日、寝る前にマッサージを行いました。当然、先生からは、「ステロイドや皮膚呼吸を塞ぐクリームの一切をやめてください」と言われ、一時期かなりの悪化を見ましたが、先生の予言とおり、皮膚炎の状況が変化して、悪化したり、治ったりを繰り返し、完治してゆくことになったのです。

今思えば、母乳を止めたとき、彼女の免疫機能は、まだ完成されていないか、逆に、過剰反応状況だったのだと思います。そこへ、皮膚炎を対症療法的に治す強力なステロイドを塗りたくったことにより、副腎の発達と自然治癒力の促進を阻害して、一部の免疫の異常のスパイラル現象を起していたんだと思います。その後、マッサージを通して、娘とのスキンシップを通して、薬をたち、娘の自然な治癒力を促すことを見出すことができた為、3歳の後半では、ほとんど支障なくなり、今では、綺麗な肌になっています。

未だに地域の小児科に行くと「良く治ったね。頑張ったね。でもどうしてなおったのかなぁ?」と頭をかしげる先生もおられるくらい、非常事態であったことは確かでした。

免疫機能と人工物質の関係は密接な関係にあるのだと思います。特に薬という人工物質は、西洋医学の力の原理と観念上での創作を踏襲して作られたものだと理解してもいいでしょう。時には症状の重い疾病に関しては、この力の対症療法的な医薬品を必要とする時期があると思います。しかし、それに全て頼ることに、限界があり、我々が当然、有している自然治癒力の機能を促進する共認充足やスキンシップなどはそれよりも重要な位置にあるように思います。

私たちの生活の少しの変化と人工物質などの人体影響は、身体へ何を取り込み何を排除するか?という複雑な免疫機能を混迷させているのではないか?と思いました。

1c1bd65f121dc6b1d0284cb4788f4141.jpg 私たちが元々持っている自然治癒力の機能を最大限に発揮するために母親と子供の充足感やスキンシップがなり重要である事例です。
 元々の原因が、「タンパク質が分解できずにアトピー体質になった」であってもその後のスキンシップによりアトピーが治癒出来ることを示しています。
「スポック博士の育児書」は、医学的な誤りというよりも、昔から受け継がれてきた初期の母子関係を壊してしまうと言う意味で大きな誤りを犯しています。

 この自然治癒力(人間の場合は共認治癒力と言った方が良いかも知れない)の再生は母親と子供の関係だけではなく、大人になってからも有効です。

最後に以下の事例も読んで見て下さい。
共認治癒力1 [17]
共認治癒力2 [18]

長い記事を最後まで読んでくれてありがとう。

[19] [20] [21]