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人類婚姻制度 史的総括 その2

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貧困の時代から1970年に豊かさを実現し現代に至りますが、今の社会に活力が漲っているか疑問があります。むしろ貧困の時代の方が豊かになるために、どうしていけばいいのか答えが明確だった分、活力があったように思えます。

今日、豊かさ実現によってそれまでの圧力源であった私権圧力が衰弱し、私権圧力の下見出してきた答えでは通用しなくなり、「答えがわからない」という状況に陥ってしまっています。

特に答えが出せずにモヤモヤしているのは、人間関係ではないかと思います。例えば、友人関係、会社の上司部下の関係だったり、夫婦間の問題など挙げるときりがありません。

人間関係の中でも男女関係は、「セックスレス」「晩婚化」「草食男子・肉食女子」などとさまざまな問題を孕んでいます。どんな時代(極限時代・採取時代・私権時代)でも性に可能性収束してきた人類にとっては、考えられない現象です。

次代の社会を担う世代に、活力持って社会の期待に応えてもらうためにも、男女の活力源を規程する新しい婚姻様式を提案したいと思います。

応援宜しくお願いします。 😀

本源時代の新しい婚姻様式の可能性を探る上で、まず極限時代、採取時代、狩猟・牧畜時代、私権時代の外圧状況、適応(充足)可能性、男女共認、婚姻様式、自我・性闘争の封鎖度、子育て機能を、みんなで議論してまとめました。 😛

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大きく見たい方はこちらです。

上図のように人類婚姻様式の変遷を押さえて、現在(過渡期)の先に看る本源時代の新しい婚姻様式を考察してみました。

本源時代の新しい婚姻様式

①外圧状況
現在の外圧状況は、1970年に貧困を克服し、私権圧力が衰弱したことで、仲間収束、課題収束が顕在化し仲間同士で創り出す期待・応望圧力(共認圧力)が主圧力となります。

②適応(充足)可能性
私権圧力の衰弱⇒共認圧力へと変化した外圧状況によって、みんなの意識も自分⇒みんなに転換し始めています。豊かさを実現した現代では、私権を求めても、心は充たされません。それよりも、仲間と一緒に勉強するとか、仕事でやりがいを求める方向に向かったほうが、仲間と一緒に喜び合える共認充足の方に転換してきています。

③男女共認
転換期である現在、私権⇔性権の駆け引きに充足可能性がないことから、男たちは性を棚上げにして男たちだけでマジ話(仕事・政治・経済)をする場(男共認)を形成し、一方で女性たちも同じように性に対するマジ話をする場(女共認)を形成し始めています。

男共認・女共認がそれぞれに形成されると一見バラバラになっているように見て取れますが、このそれぞれの性を意識した共認形成が生まれ始めたということがすごく可能性があることなのです。

それは、期待⇔応合で結ばれる可能性が十分にあるからです。

今、男たちは性の棚上げというような行動をとっていますが、それは性に対する女性たちの期待を捉えていないだけで、その期待をつかむことができれば、男たちも性を社会課題として捉え、女たちの期待に応えようと必死で考えるようになります。

このように女たちの充足期待が、男女規範共認が再生していくポイントなのです。

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④婚姻様式
一対婚という制度は、現在の「セックスレス」「晩婚化」「モンスターペアレンツ」等の問題を引き起こしている元凶です。

また、男共認、女共認が形成し、その先に多様な男女関係構築の可能性があるにも関わらず、一対婚という制度によって1対1の関係に絞られるシステムが、現代の閉塞状況を強める要因となっていると考えられます。

一方で、この一対婚という制度を変えるかもしれない可能性が、「性の棚上げ」現象です。これは今の制度に収束できないことと直結しています。

今の一対婚に収束できない人が増えれば、社会(種)の存続も危うい状況に陥ってしまいます。そのためにも一対婚に変わる婚姻様式の可能性を探索する必要があります。

一対婚から脱却するポイントは、3つです。
・旧観念(自我・私権)からの脱却
・女性たちの安心基盤の再生
・生産集団の規範づくり

この3つのポイントを踏まえた上で、新しい婚姻様式は

「集団ごとに存在する多様性の婚姻様式」
が適しているのと考えます。

⑤自我・性闘争の封鎖度
一つの制度に縛られるのではなく、女性たちの安心基盤が存在する生産集団の中で、みんなで考えて婚姻規範を形成したほうが、仲間集団の充足に結びつくと思います。

集団の中で形成された充足規範によって、自我は完全に封鎖されます。もしそこで自己中となってしまうと集団の中では淘汰されてしまいます。

⑥子育て機能
母親一人で子育てするのではなく、みんなで育てることが一番の子育てなのでは 😉

各生産機能を有している集団の中で子育てが出来れば、みんなで子供たちを育てていくことができます。そうなれば、自分の子、よその子という垣根など存在せず、安心して集団の仲間に子供を委ね育てることができます。なにより、いろんな人から「遊び」や「仕事」などを教えてたり、マネをして成功体験を塗り重ねることができることが、一番の子育て方法なのだと思います。

また、集団間のネットワークを構築する事で、人材育成の交流を活発化させることも考えられます。さらに、そこで得た成功体験を軸に、社会課題を担う人材になる可能性も十分にあります。

以上、社会で一つの婚姻制度(一対婚)ではなく、生産手段をもった集団の中で、集団ごとに多様性のある婚姻様式が生まれることが、本源時代の新しい婚姻様式の切り開く可能性なのだと思います。

婚姻様式についてもっと知りたい方は、るいネットも見てみてね 😀

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