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男女系お題と社会系お題は今や一体不可分

師走 です、寒さも本格的になってきましたね

寒さも吹き飛ばして『なんで屋』のお手伝いに行ってきました
(なんで屋さんのブログ→路上で世直し なんで屋【関西】 [1]

最近は感トレノートSelection [2]の発売とともに「いい女の条件」カードが売れたり“男女系お題”が以前に増して多く出ています!

なんで屋さんは、普段の路上出店に限らず、多数の大学の学祭に出店してきました(10~11月)。大いに盛り上がる学祭の客さんは学生に限らず、近隣地域の一般のお客さんもいらっしゃってます。
そこでも、男女関係を考えるみんなの意識の変化が見られました。

学園祭でのお題数比較
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上の表は、大学の学祭で出店した なんで屋さんで出題したお題(出店大学合計に対する割合)を項目ごとに比較したものです。

なんで屋さんの分析:
特に大きく変わっているのが、男女系お題の4%→26%(昨年の6.5倍)です。入口お題で「もっといい女になるには?」を作成したことが要因として挙げられますが、これだけが要因でここまで飛躍的に伸びたとは思えません。

みんなの男女関係に対する意識の変化を取り上げた記事を「共認の輪 るいNETWORK」 [4]より紹介します

『男女系お題と社会系お題は今や一体不可分』 [5]

なんで屋を始めた当初は「男女系お題」は「私的男女関係への欠乏もしくは悩み」を背景に聞かれたものでした。従って、共認の重要性や恋愛観念の欺瞞を解くことは出来ても、社会系お題に話が広がっていくことはなかった。

しかし最近は「現在、男女関係がうまくいっているか、否か」によらず「もっといい女になるには?」が聞かれるようになりました。しかも、話しを聞いていくと、一対一の枠組みでお題を聞いているというよりも、仲間関係の中で、あるいは職場の中で、女としてどう振舞うべきか?といった問題意識も包摂されており、もう少し掘り下げれば、企業革命や社会のありようへも接続可能なお題になっているのです。

女性向けの雑誌に「女子力」が取り上げられるのも、この様な社会潮流を読み取った結果ですね!(具体的には)「男の人が萎えるダメ言葉」をシチュエーションごとに集めてみたり、男の人達のやる気をUPをさせるためには、女としてどうするのがよいのか?をみんな知りたがっているということですね。

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そこで、男女系のお題を展開する時には、最初に、今、彼氏彼女の間だけでなく、仲間内でも職場でも、女として何ができるかを考える女性が増えてきたし、進んだ会社はそのような「女子力をどのように引き出すか、を考えるようになってきている」し「男女同権はもう古い。男は闘争存在、女は充足存在という違いをまずは認める。その上で、女性の肯定性や笑顔が、男たちの羅針盤になって可能性が開拓されていく、という流れがこれからの先進企業のトレンドとなる。」という話をするようにしています。

続いて、何故、そのようなトレンドが生まれつつあるのか?をお客さんと一緒に考えます。そして、・・・景気は回復することはありえないし、政権交代といっても心底可能性が感じられないし、とにかく世の中、暗い。秩序崩壊の予感すらみんな心底では感じている。だから男たちは「彼女どころではない」と切羽詰ったように仕事に向きあっているが、いかんせん「男女関係という最基底の活力」を封鎖してしまっては暗くなる一方。明るさが足りない。そんな八方塞な時代だからこそ、女性の肯定性や充足性=笑顔こそが実は、男たちの唯一の救いなんですよ。・・・・という状況認識を共有します。

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更に、この現代的現象が、実は人類史的に見ても、自然な男女関係であることを、サル・人類の歴史を遡って説明すると、お題を聞くお客さんの「いい女観」は確信に変わって行きますし、そのような男女規範の再生が世直しにつながる、という直感を持ってもらうことも可能です。

これまで「女は充足存在という規範認識」とそのような規範認識が形成された「人類史的な構造認識」をつなげて展開するのは難題のひとつだったのですが、「始原人類」が置かれた「洞窟時代」をも上回るような「破局の予感」すら漂う現在の状況を共有することで、展開が容易になったように思います。

男女役割の規範共認こそが、認識闘争の基盤であることを踏まえて、社会系お題と男女系お題とを区別せずに、一体的に展開することが重要だと感じます。

これまで、男女関係は“個人”のものにとどまっていましたが、それが今は、“みんな”の共通課題になってきたことが、なんで屋さんで男女系お題が多く聞かれるようになってきた背景からもわかりました。

 例えば、企業だったら“集団の中の男女関係(役割分担)”だったり

みんなの意識が変化したことで、これまで個人の課題としてメスをいれられなかった男女関係も、みんなの共通課題になることで家庭の枠を超えた男女関係のあり方を考えられる土俵にのったのですね

この追求は、『なんでや劇場』でも行われています
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なんでや劇場で、女の人の役割は羅針盤 大きなうなずきや、ニッコリ笑顔がみんなの議論の方向を確信させてくれます

るいネット [6]

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