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経済破局間近!・・・家庭という枠組を超えた問題をどう突破する!?~@プロローグ:今後の取り組み~

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こちら [1]より拝借しました

現在、世界経済のブロック化阻止という名目で、世界各国は財政出動を積極的に行っており、政府・マスコミは「景気はよくなる」「ドル・米債は安全」という大本営発表を繰り返している。このアメリカは大丈夫プロパガンダによって「米債バブル」が演出される可能性は高い。しかし、その結果、アメリカを始めとして、各国は赤字国債の増発を行っているが、資金不足の中では、本来、近代経済学では「禁じ手」とされる「中央銀行による国債引受」という裏技を使うしかなくなりつつある。本来、「中央銀行制度」及び「財政と金融の分離」という近代経済学の原則自体が怪しいものなのだが、市場の住人たちは今だにこの原則を疑うことができない。

従って、実態の無い「米債バブル」「中国バブル」が行くところまでいった段階で「このアメリカ・中国経済は国債の中央銀行引き受けによってつくられた偽物経済ではないか」というメッセージが発せられ、この「近代経済学の正論」を引き金として、ドル・米債の大暴落の幕が切って落とされるのではないだろうか?

09夏なんで屋劇場ノート2「ドル・米債暴落の引き金は‘中央銀行による国債引受’批判ではないか?」 [2]より)

8月に開催されたなんでや劇場では、上記のようにドル・米債の大暴落を契機とした世界の経済破局は必至との近未来予測が提示されました。

経済破局後、心配されることはなんといっても 治安維持です。アメリカの場合では、失業者が暴徒化し、農場や輸送車輌などを襲うといったことも考えられます。 (以下参考)

米債の暴落は、ドルの暴落を招き、原油・食料の高騰を招く。さらには基軸通貨ドルの暴落により、一部では貿易停止へと至るだろう。現在、カリフォルニア州では失業率10%というが、ドル暴落、物価高騰、輸出入停止となれば、経済活動は一気に失速、失業率は一気に20%→30%→40%と上昇していくだろう。こうした事態で、大事なのは治安=秩序が維持できるかどうかである。失業者は、住宅街を不法占拠し、商店街に強盗に入ることになるだろう。事態が悪化すれば、食料確保のために、農場を襲ったり、輸送車輌を強奪するものも出てくる可能性がある。
%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%9A%B4%E5%8B%95.jpgこちら [3]より拝借しました)

09夏なんで屋劇場ノート3「アメリカ崩壊、その時、アメリカ人は殺しあうのか?」 [4] 

日本の場合は、「脱貧困度」「脱覇権国家度」「本源度」が先進国の中で最も高く、そこまでひどくはならないという分析(参考:リンク [5])ですが、果たしてそうなのか?

前回扱った『これを読めば時代がわかる!最新版~潮流9:経済破局を突き抜けてゆく充足・安定・保守の潮流』 [6]では以下のような状況認識もあり、予断を許さない状況です。

これから始まる経済危機の本番は、間違いなく生存圧力を急上昇させ、改めて闘争・挑戦etcの実現可能性を広げる。従って、40年ぶりに男原理を復活させてゆく。
(中略)
何より、来たる経済破局において、’70年以来の充足→安定の潮流が、否定と破壊に反転すれば、社会は壊滅する。それでは、方向が逆である。我々はあくまでも充足発の共認収束の潮流に乗って、実現策を提起し続けるべきであろう。

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間近に迫った経済破局によって、男原理の、しかも自我発の否定と破壊に反転すれば、日本の治安も危うい状態です。もはや「家庭」という狭い枠では考えられないような、大きな外圧の変化に、我々日本人はどのように適応していけばいいのでしょうか?

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次回からは、この「否定と破壊」を阻止するための突破方針を導き出すための追求を行っていきたいと思います。 :tikara:

そのとっかかりとして、今月のなんでや劇場で提示された

これまで自我は個人と一体であると考えてきたが、それは間違いではないか。
集団の自我(私権)こそ、自我(私権)の出発点ではないのか。
個人発の自我が集団に蔓延したのではなく、まず集団自我(私権)が生まれ、それが個人に転写され、個人の自我(私権)が生まれたのではないか。

なんでや劇場レポート③「自我⇒否定⇒私権意識の成立構造~自我の原点は個人自我ではなく集団自我」 [7]より) 

という「新認識」と、

‘70年:貧困の消滅→国家私権の衰弱
         ↓
‘95年:バブル崩壊→企業私権の衰弱
         ↓
‘08年(or‘03年):節約意識△→家庭私権の衰弱(放棄)

(参考:同上 [8]

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という「新しい状況認識」を基に、以下の追求課題を週1回を目途に、連続して扱っていきたいと思います。

1~3回で、「自我発生の要因や成立構造」
3~6回で、「現代までの自我意識の変遷」
7~9回で、「可能性の発掘」

(回数や具体テーマについては、その都度、確定し次第に発表します。)
どうぞ、ご期待ください。

[9] [10] [11]