役に立つ勉強法って?20 [1]
に続き、苫米地英人氏の本の紹介をしていきたいと思います。著書としては、「努力はいらない!「夢」実現脳の作り方」「成功脳の作り方」など、いろいろありますが、まず、この中でKEYWORDとなる言葉を紹介したいと思います。
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KEYWORDとして、「コンフォート・ゾーン」「スコトーマ」を紹介します。
●「コンフォート・ゾーン」・・・自分が楽でいられる範囲
・人間には基本的に変化をきらう性質がある。無意識に、現状から変わりたくないという性質のこと。その結果、現状を簡単に変えられないのは、ある意味当たり前。
・コンフォート・ゾーンは生物的な「ホメオスタシス(恒常性維持機能、同一の状態)」から生まれる。
・人間は進化の過程で「環境」を物理的空間から情報空間に広げた。よって、ホメオスタシスは脳内の情報空間の変化にも反応。
★つまり、夢をかなえられるか否かはコンフォート・ゾーンをどのように設定するかにかかっている。
⇒「無意識」が勝手にその達成に必要なことをしてくれる。(だから努力はいらない。)★思考や行動には常にホメオスタシスのフィードバックが作用。それを良い方向に機能転換できれば「自分を変える」ことができる
●「スコトーマ」・・・盲点=「見ているはずなのに見えていないこと(心理的な盲点)」
①「知識が無いから盲点になる」
②「重要と感じないから見えない」・人間は、情報を取捨選択する機能が備わっている。この脳の機能をRASとよぶ。RASによって遮断された情報がスコマートとなる。では、何が重要なものと認識しているのか?重要なもの=コンフォート・ゾーンであり、コンフォート・ゾーンに合致していないものは認識、見え難い。
・RASをうまく働かすことで、ゴールに関するスコマートが消え、ゴールに関係ないことがスコマートになる。コンフォート・ゾーンを動かすことで盲点からはずれて浮かび上がることかある。
ここで述べられている、「コンフォート・ゾーン」とは、頭の中で固定化されているもの=規範や、固定観念や価値観と捉えることが出来ると思われます。そこに、拘ると周りが見え無くなくなります=スコトーマ。上記内容は、実感出来るところでもあります。
では、このコンフォートをずれすにはどうすればいいのか?
●コンフォート・ゾーンのずらし方
・“なんでもいい”から暫定的なゴール(と期限)を一つ作り、そのために「今、こうなっているべき自分」を強い「臨場感」をもって思い描き、ギャップを認識。
・コンフォート・ゾーンを上げ、スコマートを外そうとしても知らず知らずのうちに自己規制してしまうことがある、これを「バイオパワー」と呼ぶ。これは、規範、価値観のようなもの。よって、目標は~しなければならない(have to=バイオパワー)ではなく、したいからする(want to)で作り上げる。そのためには、want toの目標を適度に高くすること。目標側からしか、情動記憶の解放は無いことを理解する。職業やお金は目標にならない。
・抽象度を上げると、視点が高くなる(=パラダイムをシフトすることが可能になる)。
・過去があるから今があるのではない。自己評価を下げるのは時間の無駄。未来に設定されたゴールが現在の自分を決める。
・現在は過去の産物でなく未来の産物、大事なのは過去にこだわるのではなく、未来に働きかけること。(実現すること)
・過去にこだわる=現状のコンフォート・ゾーンから抜け出せない。
・私という存在(自我)を決めているのは「他者との関係」である。だから自分自身に拘るのではなく、関係性に働きかけることで、書き換えは可能になる。
今回は以上です。次に、より具体的な方法を示していきます。