- 感謝の心を育むには - http://web.kansya.jp.net/blog -

役に立つ勉強法って?9~発信力が鍵~

%E7%99%BA%E4%BF%A1%E5%8A%9B%EF%BC%92images.jpg
ネットエイジアリサーチより
◆学習に関する調査~半分以上の子どもが「分からないこと」をそのままに~ [1]

分からないこと「解決できていない」が半数
 授業の内容や問題集で、分からないことや苦手なことがあった場合、どの程度解決できているかを聞いたところ、「解決できていない」は49.6%となり、回答者の半数が分からないことや苦手なことをそのままにしている実態が明らかとなった。一方「2回に1回程度は解決している」18.6%、「3回に1回程度は解決している」7.3%、「3回に1回よりは少ないが解決している」7.2%と、完全ではないがある程度対処しているのは合計で3割程度、「毎回解決している」は17.3%にとどまることが分かった

授業を受けるだけなら知識の入力だけであり、それを発信するという出力が重要ではないか。あとで調べようと思って分からないことをそのままにしているだけでは脳は活性化しない。その鍵となるのが【発信力=質問力】ではないか。いいかえればそれは「なんで?」を生み出す力である。あるいは相手や議論に同化していく為に必ず必要なステップとなるのだろう。

 
さらに役に立つ発信力の事例を探してみました

続く

復習も発信である。
◆復習とは問題集を解くこと。次に入力(受信)だけでなく出力(発信)が重要。 [2]

学習の方法についても、脳科学の知見からいくつかのヒントを提示することができます。強調したいのは、復習の大切さです。普通のことに思えるでしょうが、やり方を誤ると効果が半減します。そもそも、脳に情報を入れるだけで記憶が完了すると考えるのは大きな間違いです。脳にも入力と出力があって、情報を入れる過程と、その情報を使ってみる過程の両方を考慮しなければいけません。そして、知識を蓄えるのにどちらが重要かというと、実は出力なのです。学習に即して考えるなら、出力は復習に相当します。ただし、大事なのは復習とは参考書の再読ではなく、問題集を解くこと。参考書は入力に使うものなので、復習になりません。

◆先生への質問「しない」6割 、しない理由「面倒」「話しかけにくい」
 授業内容や問題集で分からないことや苦手なことがあった場合、先生(学校・塾・家庭教師など)への質問をしているかを尋ねたところ、『しない(「全くしない」14.7%と「あまりしない」43.1%の合計)』は6割に上ることが明らかになった。この先生への質問を『しない』を小中学生と高校生で比較してみると、小中学生の『しない』は52.0%であるのに対し、高校生は59.8%となり、高校生の方が先生への質問を行っていない傾向が認められた。
次に先生への質問を『しない』と回答した578名に、その理由を複数回答形式で聞いたところトップは「質問するのが面倒だから」49.1%、続いて「先生に話しかけにくい」42.7%、「どう質問していいか分からない」36.7%、「みんなの前で質問をすると恥ずかしいから(または人の邪魔になるから)」35.1%となった。

:confused: 質問はありませんか? 必ず先生はこう聞いているはずだ。 いかにして質問する力をつけることができるのか?「一分で大切なことを伝える技術」で著者斎藤孝氏は質問力をつけるにはという切り口でこういっている。:tikara:
その第一は質問をメモする事だ。人の話を聞くとき、その内容を書き留めることはよくある。そのとき、同時に自分の感想や質問も書いておくのである。話のメモが3分の2、自分のメモが3分の1程度の割合でよい。これならごく簡単にできるはずだが、実践する人は少ない。だから、なかなか質問に立てないのだ。目の前の情報をただ受け流している人と、何かを生み出そうとして意識している人は大きく違う。それを質問力ははっきりと示すのである。

普段何気なくしているやりとりを、さらに【発信力】として意識して向上させていく事は著者が言うように重要なことに思う。質問をすることを常に考えていると発信が課題化する。そうすると「中身を伝えきるためにはどうすればいいか?」という圧力がかかるため、結論と、その理由が明快になるのだと思う。<a

最後にどういう関連があるのか分からないが、発信するときは発声を伴う。必ず体の動きを伴う。そのための環境を整えることも重要ではないかと思った。
href=”http://benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/2008_13/fea_ikegaya_02.html”>◆ポジティブな言葉はその気にさせる。まず環境が重要

やる気の発火点は脳ではなく、環境にあります。では、どのような環境のときに、淡蒼球の活動が促されるのか
東京大学の池谷裕二准教授はこう説明しています。勉強や仕事に対してやる気がわくとか、意欲的になるというとき、脳では何が起こっているのか。答えははっきりしています。朝起きるのが苦手な人がいますけれども、しっかり目が覚めるまで待って、それから起き上がるというのはあり得ない。実際には体を動かすから脳も覚醒してくるのです。意欲の源は脳ではなく、体を通じて感知される環境にこそ求められると説明する。

[3] [4] [5]