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これからの住まい方?

最近では、ゲストハウスに始まり、コレクティブハウス、ソーシャルアパートメント等と色々な住まい方が出てきている。

現代家庭に囚われず、はたまた見限って、様々な方向性を探索している潮流と考えられるので、少し調べてみました。

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これ下宿の物語? [1]

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ゲストハウスは、昔の下宿の延長上の外国人や旅行者向けの安家賃住宅。
リビングなどで交流が図れるなどの魅力に引き付けられた、日本人も住み始め、共用部の充実や、コミュニケーションを深めるイベントを提供し始めてゲストハウスと、洒落っぽく呼ばれる様になった。
家族を代表とする、身近な人間関係に可能性を見出せずに、外に人を求め始めた意識潮流でしょうか?

次に出てきたソーシャルアパートメントは、「SNS(mixi)を住空間に取り込む」とのコンセプトが受けている。
充実した交流空間を住空間に取り込んだ新しい形態。

彼らがそこに住むモチベーションは「コミュニケーション」。生活空間のある部分を共有し、それによって深すぎない、しかし暖かな繋がりを構築したい…。そんな欲求を満たす住空間はゲストハウスしかなかったのだ。この感覚はまたたく間に若者を中心に広まったソーシャルネットワーキングのサイト、ミクシィ上でのコミュニケーション欲求に似ていて、そのリアルワールド版のように思えた。
~中略~
ここにずっと住み続ける人はいないだろう。でも人生のある時期には是非過ごしてみたくなる住処。コミュニケーションを重視する世代に合ったスタイル。

社宅を他企業にまで開放した様な感覚でしょう(現実に社宅を改修したものなどが多い)。

現代の住形態の持つ個室性弱め、社会を取り込む方向性に可能性は感じるものの、あくまでも、若者の一次的住形態。
親元収束して、社会からドンドン離れていく若者を救う(=社会を救う)点では、ひとつの可能性でしょうか?

本格的な住形態を展開しているのは、コレクティブハウス。
家族ごとまるまる共同生活に飛び込んでしまった住形態。
シングルマザー、老夫婦、子育て中の核家族etc・・・・互いの不足を補う点で新しい可能性。
核家族では上手く行かない、生きていけない、子育ても上手く出来ない等の、現代家族の問題点を解消する1つの答えとも言える。⇒詳しくはコチラ [2]

どれも新しい可能性では有りますが、もう1つ現実味が無い(=広がっていかない)。

共通して欠落しているのが、「生産」と「性」ではないでしょうか?

欠落しているどころか、どのパターンでも生産(=稼ぎ)は、外で夫々何とかしてくるしかなく、性に関しては完全タブーで、折角の住まいを破壊してしまう原因にすらなってしまう。

生きるためには「生産」が不可欠であり、その活力は「性」充足から得られるという「自然の摂理」を包摂した済み方でなければ、近い将来破綻する事必至でしょう。

ただし、これらの新しい住形態は、様々なシェアリング様式を取り込んでいる。
個人の「私有」「専有」と言った、他者否定意識の根源を解体している点では大きな可能性です。
コレクティブハウス等を体現していく中で、「生産」や「性」をどうやって取り込んでいけばいいか?を追求してみる価値は有りそうです。

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