- 感謝の心を育むには - http://web.kansya.jp.net/blog -

楽しそう!(学生寮編)-2

inst10.png
この画像は、こちら [1]から、お借りしましたm(_ _)m。

こんにちは。hajimeです。

ご存じの方も多いと思います。3年前に開校した「海陽中等教育学校」。トヨタをはじめ、有力企業からの寄付により設立された、全寮制の中高一貫校です。

その学校も開校後丸3年を経過し、子供達にも、いろんな変化が現れてきているようなので、紹介したいと思います。

気になります? ポチッとお願いします。
    

【全寮制自主性の芽生え】 (読売教育ルネサンスより) [2]

開校4年目を迎える全寮制中高一貫校の生徒たちが変わり始めた。

 午後8時。校舎から見える三河湾は、すっかり闇に包まれた。食事と洗濯を済ませた生徒たちは、校舎隣の寮で、誰に指示されることもなく自習を始めた。自室にこもったり、ラウンジで教え合ったり。寮内は張りつめた空気でいっぱいだ。

 全寮制の中高一貫校、海陽中等教育学校(愛知県蒲郡市)では、3年生までの男子338人全員が、消灯30分前まで2時間の「夜間学習」に取り組む。しかも、生徒の疑問に答えられるよう、教員が交代で待機する。

 この日が当番の鈴木裕子教諭は「生徒が自ら学んで成長している。夜の表情は昼と違うので、何に困っているかもよくわかり、適切な指導ができる」。当番以外の教員も、気になる生徒がいれば適宜、寮を訪れる。

 同校は2006年、英国で指導者を輩出してきたパブリックスクールのイートン校をモデルに、トヨタ自動車、JR東海、中部電力など80を超える企業・団体の寄付で開校した。自由と規律を学び、独立心と協調性を育てるという建学精神の下、生徒の生活には細かいスケジュールがある。

 起床は6時30分、授業は8時10分に始まる。放課後も自習や補習の時間が決まっている。校内にはコンビニエンスストアがあり、生活用品は電子マネーで買う。小遣い帳と日誌は毎日、企業が派遣した若手社員が担うフロアマスターに提出。ゲーム機の持ち込みや個室での飲食は禁止だ。

                          ◎

「洗濯の順番や時間決めなどで、自主的に寮を運営し始めた。最初はこうはいかなかった」。寮全体を束ねるハウスマスターとして寝食を共にしてきた篠崎高雅さん(49)は生徒の変化を口にする。

 渡辺誠副校長(59)も「生徒同士の衝突も先輩が調整するなど、リーダー意識が芽生えてきた」という。生徒からも「自分のことは自分でできるようになった。後輩も育てたい」との声があがる。

 授業は「高校までの内容を4年で終える」としてきただけに密度が濃い。1期生の3年生は、昨春から高1のカリキュラムに入った。生徒の習熟度に多少の差があり、きっちり4年で終えるかどうかは未定だが、5~6年は、4年間の復習と受験準備のため演習中心の授業にし、大学レベルの教材も用意する。

 今年度から教員の進路指導研修が始まり、外部の講師から、大学受験の動向、受験生への授業の進め方などの話を聞いた。だが「大学受験対策で成績に一喜一憂せず、社会のリーダーになることをイメージできる指導を心がけたい」と渡辺副校長。黒川清・前日本学術会議会長、浅島誠・東京大副学長など、日本のトップリーダーを講師に招いた特別講義も続けてきた。

 「これまでは学校が与えたレールに乗っていればよく、恵まれすぎていた。何を学びたくて、何をやりたいのかを考えさせ、自ら学校に働きかける生徒を育てていきたい」と篠崎さん。リーダーの卵をどう育てるか、本格的な挑戦が始まる。(安田幸一)

去年の夏、【楽しそう!(学生寮編)】<リンク [3]
の記事を紹介しましたが、その中で、

>じゃあ、もっと早くから若者達が、このような環境で生活したらどうなんだろう?
>高校じゃ無理?中学では?小学校では?
なんて、投げかけをしていました。

中学生も、なかなかやるもんですね(^_^)v。

『「生徒同士の衝突も先輩が調整するなど、リーダー意識が芽生えてきた」という。生徒からも「自分のことは自分でできるようになった。後輩も育てたい」との声があがる。』

頼もしいですね。

この学校は、社会のリーダーとなる若者を育てることをコンセプトに、人格と学力の養成に力を入れている、とのことですが、人格形成の土台として、「寮での共同生活」という場の影響が、大きいのだと思います。

ちなみに、モデルとなったイートン校は、『過去18人の首相を出している英国一の名門校。』だそうな。

やはりキーワードは、
『言葉を超えて、体で覚える「社会性」。』。学校や寮での生活を、自分たちで作っていく。これが、大切なんですね。
少しでも若いうちから身につけさせたいものですよね。でも、その壁になっているのは、他でもない「親」の意識???

[4] [5] [6]