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不登校どうする?!11~フリースクールってどうなん?~

 あけましておめでこうございます!! 

 不登校シリーズもいよいよ折り返し地点、第11回目です!
今回は、この家庭ブログでも過去何度か紹介されている、フリースクールについて扱っていきたいと思います。

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 さて皆さんは、フリースクールってご存知ですか?
 日本では不登校の児童を受け入れる学校のことをフリースクールとよびます。(アメリカやイギリスでは違った意味もあるようですが:リンク)
 このフリースクール、どんな教育空間なのでしょうか?不登校問題に対して、可能性のある答えとなっているのでしょうか?

 今回はそのあたりを突っ込んで検証したいと思います!

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 ではフリースクールとはどういう教育空間なのでしょうか?
 あるフリースクールの教室紹介のページを見たのですが、おおよそ教室とは思えないものが部屋にあります。(リンクは貼りません)
 ゲーム、漫画、コタツ、卓球台などなど・・・。うーんこれでは教室というより、子ども部屋もしくは遊び部屋では・・・と思ってしまいます。

 そもそもフリースクールの教育理念ってなんなのでしょうか?

 団体によって、様々ですが主なキーワードとしては、「子ども中心」「子どもの権利保障」「子どもの自由」といったもののようです。

 ですから、子ども時間割も、登下校時間も子どもたちの“自由”にさせる。教室の中も子どもたちの“自由”なものであふれかえる。
 その結果が、上記で紹介したようおおよそ教室とは思えない教育空間に繋がっているのです。

 じゃあ翻って、このフリースクールは、「不登校問題」に対する「答え」となっているのでしょうか?

 以下はるいネットより引用。(リンク [1]

公立学校とは内容もやり方も違う学び場が、フリースクールなどとして登場しているが、その理念などを見ると、

・国家強制や全体主義へのアンチ
 ⇒自由や個性
 →しかし、圧力低下にしかならず能力は伸びない▼
・大人へのアンチ
 ⇒子どもたちだけで
 →しかし、子どもたちの遊びと変わらず、現実社会へ導けない▼
・知識詰込へのアンチ
 ⇒体験重視
 →しかし、目先の体感ばかりで、現代社会で必要な理論形成力▼

 など、現実に対するアンチ=否定意識が介在しているので、現実との歪みが必ず生じ、現実社会への適応力育成は十全ではない(大半の人は、よい部分を感じつつも、それを選択するほど可能性を感じていない)。

→何か足りない(十全でない)
⇒現実に適応するには?

今求められているのは、そんな現実否定は微塵もなく、事実=自然の摂理に基づく学習計画だ。

 ここにあるように、その根幹には現実に対する否定意識があります。

 一方不登校児童たちに求められるのは、「現実を対象化し現実に適応できる能力を身につけること」だと思います。
 フリースクールが「不登校問題」の答えになっていないのは、誰の目から見ても明らかですね。

 では子供達の向き合っている「現実」とは一体何なのでしょうか?
 次回、乞うご期待!

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