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市場縮小⇒家庭はどーなる?

皆さん、こん○○わ。

市場と家庭の関係を探る、というテーマを設定した以上、まずは現在の世界的な金融破綻が家庭に与える影響はどんなもんか?を議論せずには居られません。

ここ日本においても、既に2008年度上半期だけで、上場企業の倒産が18件(戦後最大!しかも、まだまだ増加中)、さらに企業全体では6343件、負債総額にして8兆4533億1800万円と、当然ながら金融破綻の煽りから連続倒産が続出中です。
(参考:帝国データバンク [1]

この流れを受けて、各企業は一斉にリストラ開始。特に大企業は、3000人~4000人規模の大規模リストラ実施を次々に発表しています。

また、欧州・米国とも、既に景気後退 を公式見解として発表する等、金融バブル崩壊 により、いよいよ市場縮小は現実のものとなり、実体経済にまで影響を及ぼし始めているのです。

日本は金融バブルの影響度が比較的低いとは言われていますが、それでも実質的に企業破綻に追い込まれれば、失業率増加 は否めません。

さて、そうなると当然ながら、市場縮小という現実が、家計を直撃 する事になります。とは言っても、実はいきなり悲観的な情景が広がる訳ではないんですよね。

続きはポチの後で。

そこが、1970年貧困の消滅した国の最大の特徴とも言えるかもしれません。

というのも、米・英・露などでは既に銀行への取り付け騒ぎが発生しており、フランスでは1万人規模の賃上げ要求デモなどが各地で発生するなど、文字通り国民を挙げての騒動へと発展しているにも関らず、日本だけはなにやら不安だけどなんとかなるっしょ的な雰囲気なのである。

なんだかんだ言っても、日本は豊か であるというなによりもの証拠ですね。

しかし、そうは言っても収入源を失ってしまえば家庭は徐々に崩壊していきます。これだけは免れようがありません。というのも、家庭はなんの生産基盤も持たない、消費役割に特化した集団ですからね。

現状は、貯蓄の取り崩しが進行中。家計の貯蓄率は、この10年で1/3にまで目減りしているそうです。でも、貯蓄がある時点でなんとかなっている、という現実の方が先に来ます。なので、破産⇒即家庭崩壊、とはならない。

という事で、少し具体的にシミュレーションしてみました。

(図解凡例 →:因果関係 ⇒:可能性への収束軸)

市場縮小→家計縮小→貯蓄の取り崩し→市場にお金が廻る→市場の延命or軟着陸
       |
       └--→節約・倹約生活→市場の更なる縮小→必要最小限の消費へ
       |
       └--→専業主婦の消滅→共働き世帯の増加⇒『家庭の密室化解消』
       |                                   ↑
       └--→働かない者は淘汰→ニート・引き篭もりの消滅!-┘
       |
       └--→必要な物しか売れない⇒『必要か否かの評価軸形成』
       |    (幻想価値の縮小)            ↓
       └--→技術力の向上⇒『実体経済市場における評価共認の再生』
       |                      ↑          ∥(質の向上)
       └--→金利縮小→金融化商品の縮小・金融規制強化 ∥
                                         ∨
                      『みんなが生産者=消費者となる時代へ』
                                 ∥
                                 ∨
                   『当事者による共認形成』
                       ∥
                       ∨
            『みんなで社会統合(共認原理への転換)』

と、実はこんな感じで、社会の共認は徐々に『必要か否か』に収束し、働く事も必要な事として共認されて行きます。
すると、家庭の中に閉じこもって消費のみを貪る事など許されなくなり、家庭という無圧力空間もいよいよ社会圧力を受け始める。

そうなれば、密室家庭における様々な問題は自然に解決へと向かいます。

それだけでなく、上記の流れには「だまし」や「怠慢」は許さない、という監視圧力も同時に高まる為、やる事も無く日々だらだらと過す事などは出来なくなる。即ち、活力の再生も進行します。

ちなみに、今回の金融破綻は全世界同時である、という事も重要で、国際社会の中での日本の位置付け・評価競争圧力も必然的に高まってくる。そこでは、『国力=生産力』そのものとなる為、必死になって技術追求を行わなければ、国家を挙げての貧困突入という最悪の事態も想定される訳です。そうなれば、対外圧力(同類圧力)も高まる為、元々資源の少ない日本は技術力・生産性の向上以外に進む道は無い。

となれば、益々勉強の必要性も高まってくる。

その勉強の必要性は、人々の意識をさらに外へと向かわせる(探索基調⇒認識収束)

認識収束の次は、人々の発信・反応の場、そしてそれらの認識を統合する為の場へと向かい、それが新しい社会統合機構の形成へと向かって行く。

実は、そんな試みの実践が、認識の宝庫 である「るいネット [2]」だったりもするんですね!

うん。破局と聞くと不安ばかりが先行するが、実は破綻するのはバブル、即ち『妄想の泡』だけであり、益々実態価値に注目が集まる最良の機会とも成り得る訳です。

その為には、家庭に閉じ篭るのではなく、社会に出て行くこと。社会に開きだして行くこと。

そんな可能性の追求を、当ブログでも推進していきたいですね♪

かわいでした。

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