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反応充足の積み重ねが子どもの待てる力を育てる!

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―待つ力。
応えてくれる、きっと応えてくれる。
応えてくれる相手がいる。いつもいてくれる。
…という安心感は現実を突破するための基礎力となります :tikara:
この「待つ」について書かれた記事を見つけましたので、紹介いたします

ブログ「育児や子育ての悩みは解決できる!自分らしくあることが幸せな子育ての近道です。 [1]」より、
全文紹介します

『待てる子どもに育てる』

ねぇねぇお母さん、だっこしてー
今ちょっと手が離せないから後でね
甘えたい子どもと忙しいお母さんの会話。

後で と言ったら、後で、必ず抱っこしてあげてください。
ちょっとだけでいいから。3分だけでいいから。長さは問題じゃない。
子どもは、お母さん忙しいのに私の願いをかなえてくれた。ってことがちゃんと伝わるから。

これが、もし、「後で」と言いながら、後でだっこしてあげなかったら、
子どもは、「今やってもらわないと忘れられる」と思ってしまい、
待てません。

だから、本当に忙しくて、構ってられないときに限って、
子どもの「かまって爆弾」が 爆発します。
こんな時に限って>< ってことよくありますよね^^;

子どもって、こわいくらい覚えているものです^^;
だから、できれば今。

でもそうも言ってられないことがほとんどだと思います。
そんなときは、「5ふんだけね」「お茶碗あらってからね」「あとでね」
後でねといったら、必ず後で、はぐはぐを!

これを繰り返していれば、子どもが待てるようになりますよ。

親や相手の反応から得られる充足感が繰り返し生まれ続けることで、子どもは待てるようになる 😀
親が子どものの期待に応え続けていたら、子どもも不安 になったり、焦ったり するのではなく、「大丈夫 」「応えてくれる 」「どうやったら応えてくれるのか 🙄 ?」と期待し続けることができる
なるほどです

「反応から得られる充足で、待てるようになる」ってどういうことだろう?
と調べていたところ、るいネットにこんな投稿がありました

『共認回路の対話シュミレーションが思考の原型』 [2]

1歳半くらいになると、母親に『○○ちゃん』と呼んでもらうと『ハーイ』と答える。そして、応えること自体に喜びを感じていて、何回もせがむようになる。そのうち、『○○ちゃん、ハーイ』という独り言をいう、本当に楽しそうに。充足感あふれる感情表現からして、母親との期待応望充足を、独りでシュミレーションしているのだろう。

自分という意識は名前がわかるようになった時に顕著に現れる。これが自我という独立した存在の形成過程であるという説がある。しかし、関係の中でしか成長していけない人間にとって、独立した存在などを定義すること自体ばかげている。

この場合はむしろ、独り言により、相手が不在でも期待応望の関係充足を、現実と同じ充足感情の再現をもって実現しているということではないかと思う。また、共認の根本は共鳴動作のように相手がいないと成立しないが、成長するにつれ不在対象との共認充足が頭の中に再現できると見ることも出来そうである。

そしてもう少したつと、犬をこわがったとき、充足関係にある母親が「こわくない、こわくない」といってくれると、子供は落ち着く。次にひとりで犬に出会ったとき「こわくない、こわくない」とつぶやいて、この局面をのりきる。ここでも、不在の母親との共認充足を頭の中で再現し、現実を乗り切っているのではないかと思う。

このように、誰かが自分に発した言葉を、現実を乗り切るための武器に使う。そして、その相手は誰でも良いのではなく、自分の信頼を寄せる相手(例えば母親)でないとあまり効果がないそうである。これも、期待応望の充足関係が生み出すプラス感情が、現実突破のための思考(実現回路の作動)には重要な働きをしていると言うことではないだろうか?

「期待応望の充足関係が生み出すプラス感情が、現実突破のための思考(実現回路の作動)には重要な働きをしている」

親が与えてくれた共認充足(反応や言葉など) を思い出して、繰り返し言葉に出したり、実践してみたり…。親との共認充足を頭の中で再現 し、現実を乗り越える 。現実を突破する成功体験を積む :tikara:
これは、共認充足を思考回路として定着させているということ
現実を突破するための実現回路が太くなればなる程、対面を超えた社会に対する働きかけに対しても反応充足が得られるようになる 😀 (参考:るいネット『反応充足は実現回路強化の糧になる』 [3]

反応充足の積み重ねという着実な過程が、期待して待つ力になり、社会での応える力=適応力にもなるんだなぁ~と思います

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