- 感謝の心を育むには - http://web.kansya.jp.net/blog -

生物史から学ぶお産と子育て6 ~生物界における親子関係とは?!~

 「自分の子供」「自分の親」このような意識はどこから生まれてくるのでしょうか?またそもそも人間以外の動物は、そもそもそのような感覚があるのでしょうか?

%E7%86%8A%E3%80%80%E8%A6%AA%E5%AD%90.jpg
(画像はここから借りました:リンク [1]

 今回はそのあたりを調べてみました。すると衝撃的な事実が明らかに!なんともともと生物には親子関係などない(!)ということです!!

 続きを読む前にとりあえずクリック↓

 さて結構衝撃の事実ですが、ではここでるいネットの投稿を紹介します。(リンク [2]

 生物にはもともと親子関係など存在しなかったのです。例えば単細胞生物は、どんどん分裂して新個体が環境の中へと拡散してゆくだけです(彼らは互いに仲間であることを認識する機能は持っていますが、親子であることを認識する機能など、持っていません)。それは魚類や両生類でも同じです。つまり新個体は放っておけば新世界(環境)へと泳ぎ出してゆくのが、当然なのです。なぜなら、それこそが生命の根本的な適応原理たる個体(同類他者)の多様化原理に適った在り方(補:同類他者の変異が多様なほど、種としての適応が有利)だからです。

 確かに単細胞時代はそうですね。また魚類や両生類にも親子感覚などなさそうです。

 では哺乳類はというと・・・。

 それに対して胎内保育機能を形成した哺乳類は、産後保育の強化(保育本能の強化)と性闘争本能の強化によって、環境(主に種間)適応度を上昇させてゆきますが、原モグラの場合、成体になると保育本能<性闘争本能に成る事によって、子(娘も息子も)は放逐されます。しかし、その後哺乳類は胎内保育機能を源流とする親和本能を発達させてゆきます。そうなると、親和本能によって子がそのまま居残ることになり、それでは多様化という適応原理が損われるので、巣離れor親離れ本能がセットされたと考えられます。

>親和本能の発達した哺乳類の場合(雌雄分化に基く内雌外雄の集団編成も相まって)、雄の性闘争本能は強化されてゆきますが、雌の性闘争本能は衰弱してゆきます。その結果、若雄では巣離れ本能+性闘争本能>親和本能となって若雄は群れから出てゆく事になります。他方、若雌は巣離れ本能+性闘争本能≦親和本能となると共に、首雄の性的期待も相まって群れに残り、かくして娘残留の母系集団が形成されることに成る訳です。(なお、真猿も親和本能を更に発達させた哺乳類であり、一般には娘残留の母系集団を形成しています。また、首雄=父と娘の間には親子の認識は在りません。)

 これ結構衝撃的じゃないですか!?

 人間にかなり近いサルであっても、父と娘の間には親子の認識はないということです。

 また本能的にオスには「巣離れ本能+性闘争本能」がセットされていて、特定の時期になると群れから出て行きます。そしてそれは多様化という適応原理に則ったものだったのです!

 そこから考えると、現在家庭で起こっている現象「親離れできないニートの増加」「子育てパパの増加」は自然の摂理から捉えてもかなりヤバイ状況なのだということがいえます!

[3] [4] [5]