さてさて、最近の当ブログでは、70年代~暇な専業主婦の登場、さらには近年、ついに父親までもが暇になって我が子へ収束!という問題事象を分析してきましたが、ここでふと気付いた新事実 😯 があります。
それは、なんと!
親が余っている!!
という事。
保育園・幼稚園にしても学校にしても、子ども一人一人にマンツーマンで面倒を見ている所など一切ありません。
いや、そもそもそんな必要が無いからこそ、1クラス30~40人、という単位で今も集団生活の場が形成されているのでしょう。
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写真は、「三瀬みまもり隊 [2]」さんからお借りしました。
という事は、各家庭に目を向けると、概ね1~2人の子供に対してそれぞれ1~2人の大人が面倒を見ている環境というのは、極めて非効率な環境とも言えるのです。
それって、どーゆー事?気になる方は、 クリックしてから続きをどーぞ。
子供達はまだ大した生産力も無いからこそ子どもな訳ですが、立派な生産力を持った大人がほぼマンツーマンの状態で子供の面倒を見続けているというのは、過保護そのものと言い切っても良いのかもしれません。
もちろん、生まれて間もない乳幼児~1歳くらいまでは、常に母親が傍にいてあげる事も重要。 親和充足
をたっぷり与えてあげて、安心感
に包まれて育つ事は、成長につれて対象性を広げて行く上での基盤ともなります。
しかし、そのような充足関係も、密室空間での1対1の母子関係だけでは形成困難であり、母親自身が充足できる環境に身を置いている事が基礎条件になります。要するに、一人では限界がある、という事。事実、核家族という密室化が進行して以降、マタニティーブルーや鬱 :blush: になる母親が年々増加傾向にある。
という事で、実は子育てに必要な環境とは、乳幼児期も少年期も、常に集団(みんな)の中で子育てが出来る事が最大の安心基盤になると考えられます。さらに、子ども達が成長して行くに連れて、必要とされる大人の数も減って行く。
例えば、ある集団に降りかかる外圧が100だとします。
乳児=内圧0~10に対して、大人が90~100の内圧でカバー
幼児=内圧10~30に対して、大人が70~90の内圧でカバー
児童=内圧30~50に対して、大人が50~70の内圧でカバー
といった感じ。要は、子供だって成長するに連れて、きちんと外圧への適応力を身に付けて行く事が求められている訳で、いつまでもいい大人があれやこれやと面倒を見続けていると、むしろ成長を阻害する弊害 🙁 の方が大きくなる、という事です。
という事で、やっぱり現代の家庭では親が余っている、という状況になる訳ですが、何故このような親余りの状況が生まれたのか?あるいは、そんな事言っても家庭で子供の面倒を見るのは当り前じゃないか!といった声も当然ながら出てくるでしょう。
早速、親余り状況の原因分析、そして親余りを解決するにはどうしたら良い?といった辺りの追及に入りましょう!
乞う、ご期待! 🙄
かわいでした。