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地域で子育て 学校応援団

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東京都練馬区では地域の人たちによる学校応援団という事業が推進されている。

放課後の学校施設を地域の人たちが共同で管理して、子供たちが安心して遊べる場を創り出していこうという活動だ。

家庭から地域へと、子供たちを育む場を広げていこうというもの で、参考になる取り組みです。

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まずは、類ネットで紹介された実感レポート [1]から…
(以下、抜粋です)

……
イマドキ、校門を施錠していない。ノーガード。誰でも入れる。
その代わりに学校の昇降口に入ると、「学校応援団」という名札をつけた地域のボランティアの女性(おばあちゃん)が立っていて、丁寧に迎えてくれた。普通の小学校では見慣れない光景だが、なんだか微笑ましい。

その後も、学校内をあちこち歩き回ったが、(おそらく)先生ではない大人に出会う機会がとても多いことに気付いた。
それらの大人は、当然あやし人ではない。地域の大人たちで、その小学校に子供を預ける(母)親も多く含まれているとすぐにわかる。
逆に、相手にとって僕は見知らぬ男であるはずだが、誰からも怪しまれることはない。仕事をしている様子や、投げかけられた挨拶に対する返答などから、怪しい人物ではないと察してくれているのだと思う。

これは、ごく当たり前の人間らしい光景であり、やり取り。そこに安心を感じる。互いに見る・見られる関係があるから安心する。なんだか、すごく懐かしいような感じがした。

池田小の凄惨な事件をうけて、多くの学校は物理的な閉鎖度合いを強めていったと思う。校門は徹底して施錠し、校内のいたるところに監視カメラを設置するのが普通になった。

今日、それとは全く逆の発想として、広く開放していくやり方があるのだと知った。 「守る」ことで安心するのではなく、「委ねる」ことで安心する方法だ。……

これは、東京都練馬区教育委員会が推進している事業。(リンク [2]

行政が推進する生涯学習施策の中に、「学校応援団推進事業」が位置づけられている。
…学校応援団とは、地域の人々が主体になって小学校を応援する組織で、学校ごとに設置されるもの。
…地域の人々の知識やパワーを活かしながら、放課後の学校施設を有効活用して、地域に開かれた小学校づくりを目指している。

生涯学習施策として記述すると上記のようなことになるのだろうが、地域の人々の側ではもう少し進んだ見方になっているようだ。

…子供たちが安心して遊べる居場所をつくることを通して、「地域みんなで子どもたちを育てていく」ということが明確に意識されはじめているようだ。(リンク [3]

具体的な活動の内容を見ると、大人たちが関わり過ぎではないかという場面もあるように感じるが、地域のみんなで子供たちを見守ってゆく、ということを機軸に実践されていることが重要だと思う。

現代は、小学校であっても子供たちが安心していられる場所ではなくなってきている。
酷い場合は、家庭であっても子供たちが安心していられる場ではなくなっている。

家庭に囲い込んでしまうのではなく、地域に委ねる、地域みんなで子供たちを育てていく方が可能性があることをみんなが潜在思念で感じ取っているのだと思う。

子育ての不安を感じながら周りに委ねられないでいる多くの親たちは、安心して一緒に子供たちを育てていける環境を心の底では必要としている。
周りの人たちも、心の底では、誰の子供であっても見守ってあげたいと思っている。特に、お年寄りたちにとっては役割を担える貴重な機会になるだろう。

家庭を聖域にして、いつまでも子供を囲いこもうとする親は、もはや時代遅れになりつつあるのかもしれない。

byわっと

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