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ニートとは、私権時代の遺物

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最近あまり話題に上らなくなった感もありますが、ニートにもいくつかのパターンがあるようです。

彼らの生態を見つつ、なぜいまのような状態になったのか、そしてどのような意識でいるのかを探ってみました。

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一般的なニートの定義とは…若年無業者のうち、「就職したいが就職活動をしていない」、「就職したくない」人たち…とされています。

一説によれば、およそ5つに分類できるようです。(リンク [1]


①ヤンキー型…反社会的で享楽的

②ひきこもり型…社会との関係を築けず、こもってしまう

③立ちすくみ型…就職を前に考え込む。社会に出るのが怖い。

④つまずき型…いったん就職するも、何か嫌なことがあると辞めてしまい、自信喪失。

⑤学校依存症型…社会に出ず、卒業しても大学院や専門学校などを点々としたり、留学する。

⑤は一般的にはニートとは言われないようですが、就職することを忌避して学校に残っているパターンは限りなくニートに近いと見てよいと思われます。社会に出るのが怖い、立ちすくみ型と言える人もいるとみなせます。
①のヤンキー型とは、活動的ではあるが、就職しようとしないという意味でニートに含まれているとされています。必要があれば就職を恐れないから、一般的なニートからは外れるともいえるようです。
一般的なイメージは、②~④に該当するパターンでしょう。

さて、いまやニートの研究(?)も進み、このような分類もされていますが、彼らが登場したきっかけは、一言でいえば「社会が豊かになったから」。(リンク [1]
かつて、パラサイトシングルとかピーターパンシンドロームといった言葉がありましたが、振り返って見ればまさに彼らはニートの魁とも言える存在。

そして、現代の「ニーティ」の就職に対する意識はどうなっている?
客観的に見れば、冒頭に見た分類があるようにいろいろなパターンがあると思いますが、最後のよりどころは「自分」しかありませんから、概ね以下のような意識に収束していると思われます。


・「自分にあった仕事なら就職する。しかし、今は自分にとって仕事とは何かはっきりしない。自分が納得できる答えが出るまでは就職しない!」

もう少し「自分収束」が進むと…
・「いやいや仕事をしている彼らは何者?かわいそうな存在。自分は、彼らとは違う!!」

しかし、歴史的にみれば、彼らが登場するきっかけになったのは「社会が豊かになった」から。
そして、いつまでも彼らを手元に置くことを受け入れている親の存在。
意識の上で、つまらない仕事(たとえ収入があってもつまらないことはやらない)と否定したとしても、親が働いて得ている収入や資産(家)に守られている存在であることは否定できない厳然たる事実です。

冷静に考えれば、今のような状況を続けることが難しいのは明らかでしょう。
いまや、私権時代は終幕をむかえ、たとえ経済的な豊かさに守られている存在であったとしても、社会的な役割を担っていない、無意味な存在であると白眼視される ようになると思われます。

byわっと

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