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フリースクールいろいろ

フリースクールと言っても、いろんな形があるみたいです。

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★手に職を付けられる専門学校的なフリースクール★
卒業後、職に就いて頑張っておられるようです。
不登校生を対象にしているわけではないですが、働く=生産活動を念頭にスクールに通うという手はあると思います。
東京リラックセーションアカデミー [1]
(これはちょっと今回の主旨からすると番外編?)

★自然体験学習を取り入れたフリースクール★
栃木県、足利市にある、フリースクール自然学校NOSAP(ノザップ) [2]より

「自然が教室であり先生」という事を基本に考え、
全ての人間が持っている「自ら育とうとする力」が出しやすい環境を整え、
自主的で自発性のある人間に育って欲しいと願っています。
子どもに何かを教えるのではなく、自然の中で草や花や木や生き物たちに
触れながら、子どもの持つ「自ら育とうとする力」が自然の持つ
「知りたがる心を引き出してくれる力」に助けられ、よりよい成長をしていくと確信して
います。子どもが成長していくのに大切なことはまず体験です。
自らの行動体験つまり「遊び」なのです。遊びの中で「なぜ?」「どうして?」を
たくさん感じて解決していきます。

卒業生の声
自然に囲まれた環境の中で学ぶ発見や刺激をノザップで体験しました。その環境の中で過ごす時間は心の中を洗い流し、生きる活力を与えてくれました。自然の中で遊び、学ぶ事で素晴らしい経験ができました。空気がとても澄んでいて、川の水は冷たく綺麗だということを今でも覚えています。そんな自然の中で体験した竹炭造りが印象に残っています。竹林から竹を取ることから始まり、その竹を窯に入れて焼きます。その作業は大変で、片時も目を離せず、体力と忍耐を必要とします。大変な思いをした分、出来上がった時の感動は一塩です。非常にためになる体験が出来ました。

お母さん同士のコミュニケーションの場にもなっているみたいです。

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★フリースクール制の学習塾★
赤門学習塾、今村学習塾 [3]

赤門学習塾、今村学習塾は当初、普通の補習形式の学習塾でしたが、次第に不登校生の学習指導が増え、報道機関に紹介されてからは、不登校生中心の学習塾になりました。フリースクールなのですが、学習をして、進学するようにしています。現在は、小学生、中学生、高校生の不登校生。高認(旧 大検)受験生。定時制、通信制高校の生徒。通信制の大学生も通っています。

卒業生の声(2)
木村先生、お元気ですか?
幼稚園に勤め始めて4ヶ月がたち、毎日が大変です。私は34人の園児を見ています。それぞれに全く違う個性が出ていて、子どもらしく可愛いです。(中略)
先日、個人面談を行ないました。学校嫌いで休んでいた私が、親を前に先生として話すのは大変おかしなことでした。やはりどの親も、自分の子が一番かわいいのですが、常識をはるかに超えたことを言ってくる親もかなりいました。同じ女性として、いろいろ考えさせられる良い機会となっています。

就職し、頑張っておられるようです。

★活動のすべてみんなで決めるフリースクール★
デモグラティックスクールなわて [4]

このスクールの特徴はなんと言っても活動内容からスタッフ人事、末はスクールの財務状況から運営まで、生徒を含めた全員で決めていく事。したがってこのスクールには 代表者 が存在しません。スタッフ・親・生徒 みんな平等で、みんな自分の考えをもって、みんなで話し合って決める。話し合いも少数意見を切り捨てる『多数決』では無く、みんなが納得いくまで話し合い納得できなかったら無効になる『勝負なし法』を採用し、ここでも話し合う事を徹底しています。 自分で考え自分の意見を持つ事と、他人の意見を聞き他人の考えを理解しようとする心を育てるスクールです。

卒業生の声
僕は二十歳までなわてに通っていました。その中で学んだ事で大きな事が2つ。『言いたい事を全部言う』『目標を立てそれが達成できたら次の目標を立てる』。このおかげでバイトをしていて労働条件の悪さからやめたくなった時も所長と話し合い最後までバイトを続ける事が出来たし、免許を取ることも出来ました。今まで外に出た事がなかったのですが、この2つを学んでバイト先や教習所の人達とコミニュケーションが取れるようになったと思います。

巷には、数多くのフリースクールがあるようですが、フリーと言っても何でもかんでも自由にすることが彼ら・彼女らの居場所をつくる事ではなく、むしろ、課題や圧力からの逃げ場になっている可能性が高く、
課題や圧力を通して、それを乗り越えていく力を養ってこそ、その後の生活・人生に役立てていけるのではないでしょうか?

いくつか、“卒業生の声”から活き活きしている声が聞こえてくるものを中心に紹介しましたが、探せばもっとあると思います。

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