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テレビは乳幼児を錯乱させる?!

少し(だいぶ?)遅いですが、あけましておめでとうございます。

 みなさんはどんな正月を過ごされましたか?僕は1日には初詣、2日は初売りに、3日は親戚への正月の挨拶と至って平凡な正月を過ごしました。
 そういえば、今年はあまりテレビの正月特番は見ませんでしたね。なんか年々くだらなくなってきていません?

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 ということで今日はテレビが子供、特に乳幼児に与える影響について投稿したいと思います。

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 さてテレビですが、2003年に「こどもの生活環境改善委員会」が行った調査で興味深い結果が発表されています。

 

視聴時間別に運動、社会性、言語の発達状況を調べたところ、1日4時間以上の子ども(長時間視聴児)で、4時間未満の子どもに比べ、有意語出現が遅れる率が1.3倍高いことが分かった。

 また、子どもの近くでテレビが8時間以上ついている家庭(長時間視聴家庭)で4時間以上視聴している子どもと、子どもの近くでテレビが8時間未満ついている家庭(短時間視聴家庭)で4時間未満視聴している子どもを比べたところ、有意語出現の遅れの率は、前者が後者の2倍と高かった。

 調査では、子どもがテレビを視聴しているときに親がどのようにかかわっているかで運動や社会性、言語の発達状況に違いがあるのかも調べている。

 その結果、テレビを見ながら親が一緒になって歌ったり、内容について語りあったりする家庭では、子どもの視聴時の反応(たとえばテレビの視聴時に「にこっと笑って親の顔を見る」「指さして質問する」など)が活発だったという。しかし、テレビの視聴時に親がかかわっていても、長時間視聴する子どもの場合は、有意語出現が遅れる率が高かった。

 視聴時の親のかかわりが少なく、かつ長時間視聴する子どもの場合は、視聴時に親のかかわりがあり、かつ視聴時間が短い子どもの場合より、有意語出現が遅れる率が2.7倍と著しく高かった。この両群の比較では、言語理解や社会性、運動能力にも遅れが見られたという。リンク [1]

 ではなぜこのようなことになるのでしょうか?そのあたりを端的に説明してくれている投稿がるいネットにありました。

 乳幼児がテレビを見て理解しているか否かを判断する一つに『模倣』がありますが、ある調査によると1歳になるまではテレビからの模倣は見受けられずせいぜい拍手の真似程度、また1歳児以降も簡単な言葉や行動の模倣はあるが、複合的な理解は出来ていないであろうことが明らかになってきています。
また幼児向け番組から流れるお兄さんの体操を毎日見続けているにも拘らず、番組に応募し、いざお兄さんと一緒に踊ろうとすると全然踊れない=理解していない、という現象もその一つの現われです。
テレビは視聴率を得るために日常ではありえないような目まぐるしいシーン展開が流れていますが、乳幼児にとっては殆ど理解できず頭が錯乱し、テレビから目を離すことが出来ない状態になっているようです。

また、テレビから流れる時間や空間を飛び越えた情報内容や、テレビでは伝えられない匂いや触感などを理解する為には、一定の観念能力と過去の経験が必要になってきます。これら能力や経験のない乳幼児段階からテレビを見ると、五感や観念能力の未発達を引き起こす事も明らかになってきつつあります。

乳幼児はまず母親との同化→模倣を原点として様々な言動を獲得していきますが、母親との接触時間の少なさとテレビへの依存度との相関も明らかになっており、母親という同化対象の喪失と、同化機能が十分に働かず脳が錯乱してしまうテレビへの依存によって、二重の被害が出ているといえるかもしれません。リンク [2]

 なんとテレビは乳幼児の脳を錯乱させてしまっていたのです! 👿 だからこそ、言語能力の発達にも遅れが見られたのでしょう。
 テレビを見せるとおとなしくなるからという、安直な理由で乳幼児にテレビを見せるのはかなり危険です。おとなしくなるのは錯乱しているからなのですから! 😡

[3] [4] [5]