先日の【図解】家庭が密室化したのはなんで? [1]
に引き続き、密室家庭が誕生して以降、その空間から生まれてきた現象をざっくりと図解化してみます。
【図解】家庭の密室化が生み出したものとは?
1970年~
密室家庭=過保護空間 社会空間=要求主義
∥ ∥・人権、福祉、平等などの
∨ ∨ 社会運動
子どもの囲い込み開始 マスコミの第一権力化
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∨ ∨
密室第一世代が親となる マスコミ・学校による自我教育 😈
∥(80年~) / |
∨ / ∨
子育ての自己流化<― いじめ・学級崩壊 🙁
|(自己中化)\ |
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∨ ―>マスコミの学校叩き=私権序列の完全崩壊
子供のペット化 |
囲い込み(超過保護) ∨
放任主義(自分第一) 教師の権威失墜
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∨ ∨
我が子第一、と見せかけて自分第一の親の台頭
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モンスターペアレンツの誕生 = 要求主義の塊
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自分も周りも自己中=完全な無圧力化―>学校もお手上げ
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過保護な親と表層的な仲間関係の中で、主体性を失った子ども達の増加
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ニート ∨ |
シュガー社員 ∨
子供の軟体動物化
さて、結局密室家庭の過保護空間から生み出された潮流は、世代を追うごとに無活力化する子ども達。
ひどい親は、モン・ペアとなり、我が子に降りかかる様々な圧力を次々と排除し、自己中化を一層増進させている。
この世代の親達は、核家族第二世代以降。密室家庭の中で育った子が親となり、消費者然としたクレーマーとして、社会に飛び出してきた。
村落共同体、あるいは高度経済成長初期段階では、まだ隣近所や周辺からの白い目圧力も働き、体裁を維持するだけの親への圧力=規範形成力も残存していただろう。
しかし、核家族化が完成形となった1970年以降、いよいよ家庭を取り巻く圧力は衰弱の一途を辿り、社会的な私権圧力の衰弱と相俟って、いよいよ密室家庭は聖域と化して行った。圧力の働かない空間で育てば、当然ながら活力、あるいは主体性を失った子ども達ばかりが増えて行くのは必然の流れ。
さて、そこから生まれた無活力な若者達が、親の世代となって行くこれからの社会は、果たしてどうなって行くのだろうか
ぼちぼち、親の認定制度が必要になってくるかもしれませんね。
かわいでした。