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家族を取り巻く環境の変遷~郊外ニュータウンと公共性。

そこは理想都市-千里ニュータウン』(昔のパンフレット)
20060514_1.jpg [1] 
 
 
■05.10.31付朝日朝刊「郊外に住む家族は、60年でどう変わったか」の年表に一部加筆。

※『白夜通信~「底が突き抜けた」時代の歩き方~ [2]』(517-「学芸会」のようになってしまった家族関係-映画『空中庭園』(PDFファイル) [3])より引用。

47年 家制度の廃止をうたった改正民法公布。第一次ベビーブーム始まる
55年 日本住宅公団が設立される。冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビが「三種の神器」に
56年 大阪府堺市に金岡団地が初の公団賃貸住宅として建設され、ダイニングキッチンのある暮らしがあこがれに
58年 すばる360 富士重工 発売 パブリカ 
61年 トヨタ 、サニー 66年日産)などが続き、大衆車ブームに
58年 「パパは何でも知っている 「うちのママは世界一 (59年)など、この頃か」」らアメリカのホームドラマが日本でも次々と放映される
59年 皇太子(現天皇 ・美智子妃結婚)
61年 配偶者控除制度の創設
62年 大阪府で千里ニュータウンが街開き
66年 カラーテレビ、マイカー、クーラーが3Cと呼ばれ、あこがれに
67年 「国民の9割は中流意識」と国民生活白書69年 サザエさん、テレビ放送開始
71年 日本マクドナルドが銀座に第1号店をオープン、外食化が進む 第2次ベビーブーム始まる 多摩ニュータウンが入居開始
77年 「岸辺のアルバム」が放送され、高視聴率に 「ニューファミリー」が流行語になる
80年 金属バット両親殺人事件が発生、家庭内暴力が社会問題化
83年 ワンルームマンションの建設ラッシュ
85年 個人用小型テレビが廉価で販売され、家族向け番組の人気が低下 NTT民営化、多機能電話が普及し、電話の個室化が始まる
86年 コンビニエンスストアが急増、24時間営業店が出現し、深夜族が増える
87年 携帯電話の発売開始
89年 バブル経済による地価高騰で、住宅地の価格も上昇
94年 不登校、引きこもりが社会問題化
96年 携帯電話の普及率が急上昇し、1人1台時代へ
03年 合計特殊出生率が1.29に以上の年表に 
05年 耐震データ偽造問題でマンション建て替え、転居の突然の、事態に住民は直面し、途方に暮れる

■現代社会の矛盾の象徴としての郊外ニュータウン

さて、それについての警鐘記事の紹介。

culturestudies~現代社会の矛盾の象徴としての郊外ニュータウン [4]』より引用。(長くなるので、目次のみ)

トルーマンショー
郊外は少年犯罪の温床
故郷喪失と共同性欠如
職業の不在
均質性
閉鎖性と同調性
「私有」という問題
郊外で育った子どもと公共性の問題
求められる公共性の構築

概念(言葉)は少し違うが、当ブログと同じ切り口。
・故郷の喪失=共同体の喪失
・共同性の欠如=共認機能の欠如
・職業の不在=闘争過程と生殖過程の分断(職場と家庭の分断)
・私有という問題=私権意識の問題

さらに時代は進み、すでに「共同体や共認機能(併せて、主体性)」の再構築の基盤は整い、具体的に「共認」の中身を追求し、実現する時代に入っていることを肝に銘じ、日々取り組みましょう。

☆’70年、貧困の消滅(’90年、バブル崩壊)

☆私権の終焉(私権意識の衰弱)

☆共認意識の活性化(⇒仲間重視、⇒事実重視)

☆私権原理から共認原理へ

 
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