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家庭問題:幹になる認識の固定化(図解化)

たまには、当ブログの課題(テーマ)の前提になっている基本認識を図解化し、課題を整序(整除)することに取り組みたいと思います。それは、課題(テーマ)の優先順位や要不要の判断の基になります。 😮

当ブログのタイトルは、『家庭を聖域にしてはいけない~子どもたちが危ない。自己中の親・過保護な親。密室家庭は、人間をダメにする。』です。そして、「家庭・教育の本質を問う:8つの追求テーマ」を掲げ、様々な現象事実を取り上げ、分析→新認識の発掘を行っています。

しかし、細部に目を向けていったとき、大きな課題を見失ってしまうことはありませんか?私自身、何のために追求しているのか?意識をどこに収束させていけばいいのか?分からなくなることがあります。 😥 みなさんは、どうですか?そうならないためにも、現在獲得している認識の構造化=図解化が不可欠です。 :tikara:

まずは、【幹】になる認識を明らかにする。それに【枝】になる認識を付加する。さらに、【葉】になる認識を付加する。そして、【幹⇔枝⇔葉】という構造の中で、構造認識が理解されていく。その繰り返しにより、構造認識は洗練されていく。その洗練度=切れ味が、確信を与え=実現の意思を与え、自らを律する規範=意識を組み替えていく。そして、現実が変わる。

その認識形成サイクルの中で、現代は、【幹⇔枝⇔葉】という構造認識の洗練(図解化)、特に【幹】になる認識の洗練が、決定的に足りていません。 😡
よって、当ブログの課題の前提になっている基本認識を図解化し、課題を整序(整除)することに取り組みたいと思います。 🙂
手始めに・・・

実現論 序文 ロ.肉体破壊・精神破壊と市場の拡大停止 – るいネット [1] から得られる基本認識を基に、密室家庭の問題構造を図解化しました。

前略>もっと致命的なのは、精神破壊である。市場の拡大によって、闘争の場(職場)と生殖の場(家庭)が分断されてしまったが、これは実は、生物史上かつて無かった極めて異常な状態である。全ての生物集団は、闘争過程と生殖過程を包摂した全的な集団として存在しており、全ての生物はその中で進化してきた。もちろん人類も、原始時代からずっとそれを踏襲し、闘争と生殖を包摂した全的な集団の中で、今日の人類に進化してきたのである。原始時代だけでなく農業生産の時代もそうであって、例えば農家は、今日の家庭の様な単なる生殖と消費だけの場ではなく、それ自体が一個の生産体であり、従ってそこには、自然圧力をはじめ様々な闘争圧力が働いていた。だから子供たちは、働いている両親の背中を見ているだけで(学校など無くても)、健全に育っていったのである。

だが、市場拡大によって職場と家庭が分断され、かつ家庭が絶対不可侵の聖域となった(例えば、よく「企業が悪い」「学校が悪い」と糾弾されるが、「家庭が悪い」と糾弾されることは殆どない)ことによって、家庭には何の圧力も働かなくなり、その結果、家庭は子供を教育する資質をほぼ全面的に喪ってしまった。サラリーマン家庭が孕む教育不能という問題の深刻さは、当分の間は、まだ農家育ちの祖父母や両親が居たお陰で、顕在化してこなかった。しかし、農村から都市への大移動がほぼ終わった’70年以降、その致命的な欠陥が徐々に露呈され始め、とりわけ老人と共に農家時代の諸規範が家庭から消え去った’90年以降、若者たちの間に心の欠陥児が急増し、子供の精神破壊が恐ろしいスピードで進行中である。<後略

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★根底には、市場の問題がありますが、このブログでは、その究明は棚上げしています。
★よく耳にする「貧富の格差」よりも、もっと認識すべき格差(構造問題)があります。『家庭と職場の分断』によって、生じている『圧力の格差』(と『情報の格差』)であり、それによって人々は、本源の充足(分かり合い、一体感)および活力(みんなのために)を削がれ続けているのです。
★それに対する基本回答(収束先)は、『現実の直視』と『事実の共認(情報の共有)』を規範化・システム化した『共同体』を現代に新生することです。

※まだまだ不十分な図解ですが、これをキッカケに洗練させていきたいと思います。みなさんもチャレンジしていただけると助かります。

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