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子育てパパ支援「育休」の有給化と企業の本音

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写真出典 [1]
先ずは父親に対する「育休」制度採用企業のニュース [2]からです(以下引用全て同じ)

有給化で取得急増
 育休を取った父親社員が2人から236人に――。旭化成(東京)は2006年1月、社の育児休業制度を見直したことをきっかけに「育休パパ」が急増した。改定のポイントは、1歳未満の子供を持つ社員を対象に、育休の5日間を有給にした点だ。書類による申請をなくすなど、手続きも簡素化した。
 改定以降、感想文を提出するとオムツなどをプレゼントするキャンペーンも実施している。「出産から退院まで妻や子供と一緒にいることができた」「当日会議があったが、快く休暇を取らせてくれて助かった」。感想文には父親社員たちの率直な気持ちが記されている。

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どうやら、これまで、採用した企業はあるものの、利用したパパは殆ど居なかったらしい。
ところが、「有給」にした途端に利用者急増。との事。
それは、まあ、良いとして・・・・この記事の、パパの感想
「当日会議があったが、快く休暇を取らせてくれて助かった」
はいかがなものか?
こんな部下は、御免こうむりたい!!
ぶら下がり社員の典型的な反応と感じてしまうのは私の杞憂か?

 同社人財・労務部EO推進室の田中恭代部長は「子育てに積極的なパパが生き生きと働ける職場をつくるには、短期でも男性の育休取得者を職場に増やすことが必要だ」と話す。

本当か?
こんなぶら下がり社員に生き生きと居てもらっちゃ、先行きの業績怪しいですよ!!部長さん!!!

他にも、帝人(大阪市)、ライオン(東京)、住友林業(東京)、などと同様の制度を採用しはじめているようですが、やはり、利用者はまだまだ少数派。

 「企業の取り組みの“本気度”は未知数」(厚生労働省幹部)という指摘もある。父親の育休促進を掲げる企業でさえ、「競争が激化する中、もっと仕事に専念してくれないと困る」(大手通信企業幹部)と本音を漏らす。
 実際、内閣府の「国民生活白書」(05年版)によると、30、40代の男性正社員5人に1人以上が週60時間以上働くなど、お父さん世代は「子育てどころではない」のが実情だ。

これが企業の本音であり、社会状況の実態である。
この中で、ぶら下がっていられる社員が「子育てパパ」の称号をゲットできる。

当然、対価として、企業内で戦力として期待はされなくなる。
ってか「会議を休ませてもらえて助かった」・・・・って事はそもそも戦力外な訳ですよ。
企業内での、パパの活力はますます下がり、ますます子育てにのめりこむのでしょう?

でもこれって、危険ですよね!!
言いなりになる幼児の頃はまだしも、いずれ物心付くわけで、パパを見て
「ちょっと、情けなくね
「ヨワッチくね
なんて言い始める年頃にすぐになってしまうのが現実なんです。

企業では、逆にこんな取り組みも試行され始めています。

 子供たちに父親の仕事をよく理解してもらい、パパとのコミュニケーションを深めてもらおうと、「職場参観日」を設ける企業も相次いでいる。東京電力は昨年8月、本社で初めて職場参観日を開いた。約40家族が参加し、発電所の見学、食堂でのランチ、職場訪問などを行った。参加者からは「自宅にいる時とは違う、たくましいお父さんの顔に驚いた」などの感想が寄せられたという。アシックス(神戸市)や旭化成でも、ここ数年、同様の試みを実施している。

子供って敏感ですから、職場での父親を知ると、日常でも父親の向こうにある、社会(=外圧)を感じ取ります。
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写真出典 [3]
そういえば、昔、うちの愚息も幼稚園の頃「やっつけてきてね~」とジュウレンジャー(TVの正義のヒーロー)の剣を私のかばんに入れてくれました。(休みに家に居ないことを愚図る息子に母親が「戦ってくれてるんだよ」とでも話したらしい)
子供にとっては、こんなことで、ある意味ワクワクするし、ましてや職場の父親を見ると言うのは、社会(外圧)に直接触れるに近い体験。「職場参観日」ナイスな取り組みだと思います。

子育てパパの皆さん?

「職場参観日」いかがですか?

是非コメントください!!

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