ここ数年の間に、子育て雑誌がどんどんと増えています。その一例を挙げてみると・・・
edu〔エデュー:小学館 2006年3月創刊
「子育てに日々奮闘する小学生のお母さん」のための雑誌と唱われていることでもわかるように、小学生の子どもを抱える母親をメインターゲットとした雑誌。
Biz-mom〔ビズ-マム:ベネッセ 2007年10月創刊
子育てしながら働く女性、いわゆるワーキングマザーのための雑誌。
日経kids+:日経ホーム 2005年10月創刊
本誌は子育て雑誌ではなく、どのように小学生の子供と楽しむか、遊ぶかを提案する雑誌。ターゲットは父親。
プレジデント Family:プレジデント社 2005年11月創刊
対象はズバリ、中学受験世代の子どもを抱える父親。わが子をいかにして「勝ち組」に育て上げるかをテーマにした雑誌。
こうやって見てみるとわかるように、これらの雑誌のメインターゲットは小学生の親たちです。(以前の子育て雑誌のメインターゲットは新生児の親たちでした)
また紹介した4つの雑誌のうち、2つの雑誌は明確にそのターゲットを父親に絞っています。これは一体どういうことでしょうか?
昨今子供たちを取り囲む環境は年々悪化しています。その中において、やはり親自身も収束不全状態であるため、そのあたりの答えを求めているというのが大きな意識潮流としてあるのではないかと思います。
そして日経kids+においてはその答えを遊びといういわゆる解脱に求めており、プレジデント Familyにおいては私権に求めているのではないかと思います。 :confused:
しかし私権原理が崩壊し、解脱も下火になった現代において本当にそれらの雑誌が押し出しているコンセプトが、子供たちのためになるのかというとはなはだ疑問です。 👿
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