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東京都の公立高校に復活の兆しが・・・

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<日比谷高校HP体育大会の模様>

まずは、
平成17年度 都道府県別東大合格者ランキングと公立高校占有率 [1]
を見てみると、

1位 東京都 7%(2005年)  36%(1975年)
東大合格者数1位である東京都の公立高校合格率の低さが目に付きます。
そして、30年前と比較するとかなりの凋落振りが伺えます。

4位の愛知県や6位の福岡県は、6割を越しているので、
全ての都道府県で私立が優位とは言えないみたいです。

東大合格者数の多い高校と言えば、開成高校が筆頭に挙げられますが、かつては、
公立であった、日比谷高校が1968年まで常に1位をキープし、多いときでは200名近い合格者数を出していましが、1967年学校郡制度の導入に伴い1980年には1桁代にまで落ち込みました。

2001年の自校による入学者選抜学力検査の導入を筆頭にいろんな取り組みをし、現在では、28人の合格者を出すまでに復活してきています。

(参考:ウキペディア 日比谷高校 [2]日比谷高校HP [3]

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大きな方針転換は、
東京都教育委員会のHP [4]より

 東京都教育委員会は、平成13年9月に日比谷高校、戸山高校、西高校、八王子東高校の4校を、平成15年11月に青山高校、立川高校、国立高校の3校を、進学指導重点校に指定してきました。

1 指定の意義
 生徒を難関大学に進学させるだけではなく、知・徳・体のバランスのとれた人格の形成を図りながら、高い学力を身に付けさせ、生徒の自己実現を図れるよう進学実績の向上を図る。 指定された学校が、様々な課題を克服する中で、取組の成果を全都立学校で共有化し、都立学校全体の進路指導のレベルアップを図っていく

抽象的で、ピンと来ない言葉も混ざっていますが、結果(実績)を見ると各校の取組状況は、的を得ていると言えるのではないでしょうか。

ますは、進学指導重点校指定の経緯の中でも書かれているように状況把握が出来ている。

平成13年3月に実施した民間教育研究機関の調査結果によると、都立学校では授業の目標設定があいまいであったり、進学指導体制が確立されていなかったりすることから、学力上位層が薄く、難関国公立大学に進学できる生徒が少ない実態などが報告された。

そして、各校の取組状況は、特色を持たせながら、いくつか共通項が見出せる。

はっきりした(解りやすい)数値(合格者数)を示し、教師、学校が一丸となって取り組んでいる。
進学指導重点校指定前と指定後では、
東京大学、東京工業大学、一橋大学、京都大学、国公立大学医学部医学科の現役合格者
数を初め、私立難関校、国公立大学の合格者数は、概ね50%増の伸びを示している。

そして、学力は、もとより、
地域に開かれた学校を目指し、教師、学校が一丸となって、地域、父兄の期待に応えようとしている。

“指定の意義”にも書かれているように、学問だけでなく、部活動や、学校行事に積極的に参加、支援していこうという姿勢が伺える。

偏差値の高い(この言葉自体旧いのかも知れませんが)学校ほど部活や学校行事が盛んで活力に溢れていると聞く。
詳しい状況は、次の方にバトンタッチ。

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