最近、中高生達の間で最も盛り上がるイベントと言えば?
やっぱり
文化祭
ですよね。
と言っても、当然学校や時代により温度差はあるとは思いますが、近年文化祭などの学校行事は年々盛り上がりを見せているようです。
先日まで、仕事で某私立高校に毎週通っていたのですが、そこでも休み時間や放課後は文化祭に向けての練習や準備で校内が熱気を帯びていました。結構偏差値の高い学校なんですが、勉強そっちのけでほぼ全クラス・全生徒が準備に練習に汗を流しているような状態。
私の通っていた高校でも、文化祭はそこそこ盛り上がってはいましたが、ここまで熱くは無かった。
なんでイマドキの学校行事は、ここまで盛り上がっているんでしょう? 🙄
気になる方は、バナーくりっく
その答えの一つが、るいネットにありました。
「高校生が文化祭で教えてくれたこと [1]」
学校ではいまだに古い序列原理が残存していますが広く認められているようにそれだけでは統合不全になっています。ところが文化祭は見事に生徒たちの手によって運営されています。皮肉なことにいち早く統合不全に陥った学校のほうが、共認原理の必要に直面したのです。
社会の生産工程から切り離された学校に通う生徒たちは、学校外ではアルバイトをしたり、消費者としてではありますがいろいろなお店に行って可能性を感じ取っています。ずばり学校は面白くないと感じたことでしょうし、学校外では正社員雇用体系が崩れて、パート、アルバイト、派遣社員といった、序列原理でない構成員が増えています。指揮系統が崩れている代わりに、仕事の境界のあいまい化が進み、新しいルールの可能性の一つとして共認原理が必然的に発生したという感じなのでしょう。
原初の社会から共認社会への移行との類似性を見出すことができます。
なるほど、序列原理から共認原理への移行が顕著に表れるのが、学校という特殊空間ならではの現象なのかもしれませんね。
生徒達と教師達の間には明確な世代差があり、意識潮流にも当然ながら顕著な違いが現れる。
その中で、生徒達が主体となって音頭を取れる最適なイベントが、文化祭という行事なんですね!
そこで、全国で盛り上がってる文化祭ってどんな感じだろう?と少し調べてみました。
文化祭の殿堂 [2]
にてAAAの評価を獲得している学校をいくつか紹介します。
長野県須坂高等学校 りんどう祭 [3]
後夜祭では、高さ10mの龍を倒して燃やすという凄いことをやります!
東京都立国立高校 国高祭 [4]
東京都立戸山高校 戸山祭 [6]
垂れ幕、看板、舞台の全てに力が入ってます。
青森県立弘前高校 弘高祭 [7]
本格的なねぷたが各クラスごとに作られます。そのまま、本物のねぶた祭に飛び出せそう 😯
埼玉県立川越高等学校 くすのき祭 [9]
2ヶ月かけて作られる「門」は超本格的!
男子のシンクロなども人気を集めているそうです。
神奈川学園 中学・高等学校 文化祭 [10]
2007年のテーマは「知りたい気持ち伝えたい」
テーマ設定から、真剣に取り組んでいる姿が目に浮かびますね。
上記以外にも、楽しそうな文化祭は全国各地まだまだ沢山あるでしょう。皆さんも、この学校の文化祭はすごい!という情報があれば、是非教えてください。
ところで、上記にあげたすごい文化祭を毎年開催している学校さん、実はどこも偏差値高いんですよね。
しっかりと勉強もしていて、かつ生徒達主体のイベントは大盛況。
今回紹介した文化祭などは、準備期間を想像するにどれもこれも一朝一夕にはいかないレベルの完成度です。少なくとも、1~2ヵ月はびっしりと準備期間に充てているんだろうな~、というレベル。
後夜祭では生徒達がみんな涙を流して感動を分かち合う、といった紹介文などにも見られるように、みんなが一丸となって一つの仕事に取り組む姿勢が、まさに「活力」を育てている事例だな~、と想いました。
教育改革が叫ばれる中、全く成果を上げられない政治家や教育者の方々には、まずは「生徒達の活力上昇」に目を向けて頂きたいものです。
お祭り大好き男、かわいでした。