胎教という言葉は皆さんご存知だと思います。生まれてくる子供のために妊娠中の母親がクラシックの音楽を聞かせるというのはよく聴く話です。
今回はこの胎教についてのおはなしです。
http://www.icreo.co.jp/maternity_notebook/index.html [1]画像はこのHPからお借りしました
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■胎教の起源
そもそも胎教の起源はいつごろなのでしょうか?それは紀元前500年の中国までさかのぼることが出来ます。儒教の生みの親である孔子は胎児の環境が出生後のふるまいや品行に影響すると提言しました。
また日本では江戸時代には「胎教」という言葉が存在していたということが確認されています。稲生正治という産科医が書いた『螽斬車』というお産の本など、すでにこうした妊婦の出産に対する心得を説いた本が数多く出され、一般的に広まっていました。
そして現在では超音波のような医療技術の発展により、実際に胎児が外の世界の様子を聞いたり、感じたりしていることも証明されました。
■胎教が効果がある理由
人間の脳細胞の数は約400臆個といわれていますが、その大半は胎児のころに形成されます。しかし生後400臆個ある脳細胞のうち実際に使用するのは、たった100億個で後の300億個は眠ったままになります。この脳細胞に柔軟な胎児期の間に刺激を与えることは、脳の活性化に効果があると考えられています。これが胎教の1週間は生後の10年の教育に匹敵するといわれている所以です。
また胎児と母親はへその緒でつながっていますが、へその緒から送られるのは、栄養分や酸素だけではなくエンドルフィンなどの親和物質やストレス物質も含まれています。よって母親の精神状態は胎児に大きな影響を与えます。
■どういったものが効果があるの?
ここで面白い話があります。昔は嫁が妊娠すると、その子供のためにオムツを縫わせたという話があります。針仕事は指先を使うため、適度な刺激となりそれが赤ん坊の胎教のためにも非常に有効だったといいます。また母親自身もこれから迎える充足可能性へ向けて取り組む課題であるため、非常に充ちたりた精神状態となるのだと思います。
確かにクラシックCDを聞いてリラックスするのもいいのだけれども、胎教のためにこれから迎える充足可能性に向けて、何か課題に取り組んでみるのもいいのでは?そして実はその課題はたくさんあるんです!!その辺についてはまた後日。