体内時計の中心は、人間などの哺乳動物では、脳の中の視交叉上核(しこうさじょうかく)という神経細胞の集まりに存在することがわかっています。
ちょうど、頭蓋骨の真ん中、眉間の奥に相当するあたりにあるらしいです。
続きに行く前にチコっと寄り道お願いします。
いつもありがとうございます
このリズムのことを「概日リズム」と呼んでいる・・・概(がい=おおよそ)+日(じつ=一日)リズム
人間の場合はこれが25時間サイクル
地球の自転の周期(=24時間)なのに何で1時間多いのでしょうか?
1時間長いがゆえに、1時間ずつずれてしまったりするわけで、このズレが不眠症などの原因とも考えられます。
ところがこのタイマーは、毎日リセットすることが出来るんです。
この図を見てください。
出典 [3]
太陽の光によって、メラトニン(ホルモン)の分泌が減少し、覚醒する。このときが体内時計のスタート。その後14~5時間後にメラトニンの分泌が活性化して眠くなるんです。朝7:00にスタートすると夜の9:00頃から眠くなってくる計算になる。
このスタートスイッチは太陽光の中でも青色光(420ナノメートルの波長)に反応するらしく、晴天の日の朝が爽やかなのもこんな仕組みから来ているんでしょうか?
(因みに、確かドラゴンボールの悟空は満月のプルーツ波に反応する)
朝食による食事刺激でもこのスタートスイッチが入ることが知られています。
⇒だから「朝食は大切」等とよく言われるんです。
なんとも、良く出来た仕組みです。このスタートスイッチと25時間という組み合わせで、いろんな状況に適応できるようになっている。
例えば、海外旅行で時差ぼけになっても数日でリセットされるのもこんな仕組みのおかげなんです。
そういえば、子供の頃、遠足の日は特に早起きができた。ってことは、この体内時計のスイッチは色んなもので入るってことになる。
太陽に光は人間に多くの恵みを与えただろうし、朝食もおいしい=満足、遠足の場合は問題なく楽しみ・・・・・・どうも人間の場合の体内時計のスタートスイッチは充足期待にある可能性が高い。
しかも、人間の場合、生後数ヶ月からこの機能が徐々に確立されて行く。
確立して以降も色々な条件によって狂ったときに、その再調整することを学習して行く。
この学習は、現代の家庭の担える重要な機能の一つでしょう。
寝食を共にしている親がこの生活リズムのコントロール方法を教えてやらないで、いったい誰がするのでしょうか?
子供の自主性に任せる、放任などの家庭で育ってしまうとこのコントロールが出来ないままに社会へ出て行くことになってしまう。
おっと待ってください!!
厳しく、「早寝早起き」と叱責するだけでは有りません。(まっ、規則正しく生活させることは基本的な学習には違い有りませんが・・・・)
体内時計のスタートスイッチになる充足期待をどうやって認識するか?
この思考パターンを経験させる事が重要な学習です。
ここまで来ると、現状の家庭がどうなっているのか?
気になって来ました。
次、「わっと」さんよろしくです~!