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親ってなに?

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家庭ってナンだろう?

親ってナンだろう?

児童養護施設で働く友人からその様子を聞いて、疑問が湧いてきました。
子育てに必要な力ってなに? [1]http://www.katei-x.net/blog/の記事にあるように、児童養護施設のような環境の方がよっぽど子供が健全に育つような気がしてきたからです。

自分の子供だから・・・・・この後につずく言葉は何ですか?

続きは応援の先にお願いします

「責任を持つ」

「人からとやかく言われる筋合いは無い」

「好きにしていい」

こんな感覚、どこかに有りませんか?

虐待問題など良く取り上げられていますが、根本的にはこの様な自己中な「自分の子」と言う固定観念に原因がある様に思えてきました。

以前に記事にしましたが、親権、家族法などによって保護されているのは、実は親の権利なのです。
ひどい話が、子供が芸能人になって多額の収入があったりした場合、その所有権は全て親に属したりするわけで、子供は一人では医療保険も受けられない。
人権擁護派と銘打って活動している方々は、こんな現実をどう考えているのでしょうか?
子供の人権こそ迫害されていると感じてきました。

ちょっと調べてみたら「親業」と言うのを見つけました。
親業訓練協会 [2]からの引用です

親業とは・・・・・

1.聞くこと
子どもが心を開いて本当の気持ちを親に話すように接し、子どもが何か問題を持って悩んでいるときに、子どもが自分で解決できるように手助けをする。

2.話すこと
親が子どもに自分の気持ちや考え方を率直に伝えることです。

3.対立を解く
子どもの欲求と親の気持ちがそのままでは折り合わないような場合、どのように解決するか。

?????
これって、親だからすべき「業」なのでしょうか?
大人であれば、すべからく担う「業」であって「大人業」ではないのか?

これを「親業」と言ってしまうのは、「自分の子」という所有観念があるからです。
子供は将来を担う社会みんなの財産であり、その教育は社会みんなの課題。
企業でも、新人の教育を一人の上司に担わせるよりも、新人同士切磋琢磨、先輩からの指導、トップからの叱咤、、、、、組織的に取り組んだ方が成果が上がるでしょう。

こう考えると、「家庭」と言う密室に親の権利が凝縮されて守られていて、折り合いをつけるように子供の要望に迎合しつつごまかしているのが現在の多くの家庭風景。
こんな家庭必要ですか?そりゃあ、真っ当に育たないはずですね・・・・

寧ろ、先の子育てに必要な力ってなに? [1]の記事に紹介されている様な、施設が増えていって核家族がなくなって行く。
こんな方向に可能性を感じるのは私だけでしょうか?

実は、経済的に考えても可能性があると思います。
この様な施設では、6人の子供たちを2~3人の職員で切り盛りしているとの事。
6人の子供たちに夫々両親がいるとしたら、その親の数は12人。
って事は、職員と合わせて15人の大人が6人の子供たちを養っている計算になる。
子供一人当たり2.5人の親がいる計算になるわけで、可能性有り。

「密室家庭の崩壊」⇒⇒⇒「新しい家族像」って言うのはこんなところに可能性があるのだと思います。

[3] [4] [5]