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学校ってどうなってるの?5

教師はますます子どもに向かえなくなっているのではないでしょうか。

◆教職員の健康調査 アンケート速報によると
労働科学研究所で組織された「教職員の健康調査委員会」が、教職員の心身の健康状態と教育現場をとりまく様々な状況を客観的な立場から明らかにするために、「教職員の健康調査」を実施した。

☆ここ2カ月ぐらいの健康状態について%
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健康状態に不調を訴える教職員の比率は、なんと全職業平均の約3倍です
健康状態について、「やや不調」「非常に不調」と回答した人は45.6%と、
厚生労働省の調査結果(2002年度全職業平均)の約3倍という高率な結果が出ています。
特に小学校の教職員では47.9%と最も高くなっています。
不調の原因としては、身体の疲れ具合86.3%、神経の疲れ具合84.0%、仕事や職業生活に対する
不安・悩み・ストレス67.1%などが高率となっています。

☆最近の教育や教育をとりまく状況について感じること%
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教師が授業の準備がとれないことが問題であると解説されていますが、ここで重要なのは1番比率の高い「生徒に個別に向き合得ことが必要になっている。」という結果です。このことは今まで生徒に向き合ってこなかった教師達の実態が現れていると思います。

文科省の平成3年から平成14年の休職者のデータが公表されています。(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/029/03122401/011.pdf [1])によると

このデータだと平成3年に休職者3800人のうち30%が精神疾患が理由なのに対して平成14年は50%となっている。
さらに平成16年のデータだと総数7000人のうちなんと60%に上っている。

さらにこういう統計に表れるのは氷山の一角で休職と復職を繰り返す「リピーター教員」も増えているようです。
[新教育の森]精神疾患で休職の教員、過去最多 「リピーター」問題に
2004/01/12 毎日新聞朝刊http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/01254/contents/317.htm [2]

まさに税金泥棒ですね・・・

問題はそれでもやっていける→食えていける→許されている学校の組織構造です。
個々の教師の問題もありますが、全く外圧の働かない学校というぬるま湯構造が、根本的問題ではないでしょうか。

続く

とどめになりますが学校現場ではこうした正式な?休職復職の前段階として「研修」という制度もあると聞いています。
生徒と接するのが苦手といってもそのまま学校にいると話題になってしまうので一年間は、研修と称して大学にいかせる。
でもレポートの提出の義務はない。
私が知っている事例では、T大をでたが、研究者では食えないのでとりあえず教員になったという人でした。
この例でももちろん給与は出る。
これはデータにもあがってきません。文科省のデータは全教員0.5%ですが、現場の実感は一割近いと聞いています。
まさにここまでとは誰も思わないとおもいます。 tennsi21

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