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2007年05月12日

保育は量より質!?

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今まで3歳児神話を統計学的にきちんと否定する研究はなかったのが、厚生労働省が初めて、実証する研究を発表したようです。《引用: 5月16日15時付 共同通信》「家族で食事」子供に大事 保育園で5年間追跡調査

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《引用: 5月16日15時付 共同通信》「家族で食事」子供に大事 保育園で5年間追跡調査

 保育園で過ごす時間の長さは子供の発達にほとんど影響せず、家族で食事をしているか、親に育児相談をする相手がいるかなどの要因が発達を左右する。全国の夜間保育園の園児らを5年間追跡した厚生労働省研究班が16日までに、こんな結果をまとめた。
 一定の基準を満たした認可保育園に限った調査で、ベビーホテルなどは含まないが、長時間保育の影響を調べた研究は世界的に珍しいという。
 研究の中心となった浜松医大の安梅勅江教授(発達保健学)は「短時間でも親子が適切に触れ合い、質の良い保育をすれば子供の発達に問題はないことが統計で示された」と話している。
 研究班は1998年から毎年、全国の夜間保育園約80カ所の園児3000人前後の発達調査と親のアンケートを実施。今回は98年と2003年の調査にどちらも回答した185人の発達と保育時間、育児環境などの関連を分析した。
 185人中、1日11時間以上の長時間保育の子供は28人、それ未満の通常保育の子供は157人で、保育時間の長さではコミュニケーションや子供の運動能力の差はなかった。
 一方、家族で食事をする機会がめったにない子供はある子供より、他人の話し掛けに答えるなど対人技術の発達が遅れるリスクが70倍、理解度が遅れるリスクは44倍高かった。
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子育ては三歳神話などもあいまって、子供と密接に関わる母親が良い=専業主婦が’70以降急激に増えてきた背景があります。しかし、そうした密室の中で子育てが、精神欠陥 、虐待 などの問題に繋がっていることも事実で、今までの「 こうするべき 」という子育ての価値観が通用しなくなっている今、母親の子供との関わり、社会との関わりをどうバランスさせるかという事を皆で考える時期に来ているように思います 🙄 。

よくよく考えてみると、 😛 :tikara: 農作業を子育ての傍らしていたお母さんは、専業主婦のお母さんに比べたら圧倒的に子供と関わる時間は少ないです。それでも、食事 や添い寝 といった時間に、子供にしっかりと向き合うことで、子供が真っ当に育っていったわけですから、子育ては「量より質」なのではないでしょうか 😯

投稿者 shijimi : 2007年05月12日 List   

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コメント

>農作業を子育ての傍らしていたお母さんは、専業主婦のお母さんに比べたら圧倒的に子供と関わる時間は少ない

確かに…!一緒にいる時間が長ければいいってものではないってことですよね。かといって、会話や食事の機会を増やしたらいいってものでもない気がします。

…質のいい保育って?

投稿者 カオリ : 2007年5月13日 16:34

保育園で、忘れてはならないのが、1歳児~3歳児、幼稚園に行かない子では、6歳児までの子供たちが一緒にすごす時間だと思います。親子関係だけで考えれば、上記の教授のういとかもしれませんが、上記の別のファクターのほうが、大きいのではないか?と考えています。

実の母親がべったり子供につきっきりになる必要はないと私も思います。その際、母親と同じように親和・信頼関係のもてる人が保育園にいれば、問題ないと思います。

それよりも、同世代の仲間の中で育つことの視点は、わすれてはならないと思います。

しかし、最近、聞きますが、保育園上がりの小学生が、結構、問題を起こしているなんて、こと聴きますが、どうでしょうか?本当なのでしょうか?教えてください。

投稿者 こん : 2007年5月14日 14:43

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